人生に大事なこととは? 『ムーミンパパの思い出』から考えてみる

公開日:2018年2月10日  更新日:2020年1月1日  関連分類:

『ムーミンパパの思い出』一作はムーミンパパの幼少期から成年期にかけて描かれたムーミンパパの人生にまつわる物語です。

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ムーミンパパの自伝のような話を考えることで、どのように「人生の中で何が大事か」がわかるのでしょうか。

 

 

自分の心に耳を傾け、やりたいことを探す

幼少期をムーミン捨て子ホームで過ごしたムーミンパパは生活に何一つ不足がなく、不安も危険も全くありませんでした。

 

しかし、ムーミンパパは楽しくなかったです。

 

ムーミン捨て子ホーム運営者のヘムレンおばさん(ジェンおばさん)は規律に反することが大嫌いで、ムーミン子たちに何でもかんでもルールに従わせようとしました。

 

ムーミンパパは長い間自分の心を感じてきて、このような生活を終わりにしたいと、自由の生活を始めたいと決めました。

ムーミンパパはムーミン捨て子ホームを出て行きました。

 

これはムーミンパパが初めて自分の心に沿って自分の未来のために踏み出しましたね。

 

 

冒険家になりたい?有名人になりたい?

自分の人生、自分の生活、自分の時間を自分で決めれる自由を手に入れた若い時のムーミンパパは色んなことをやりたかったです。

 

冒険家になりたい、有名人になりたい、自分の家を建てたい……

なんでもやってみたいと言っても過言ではないでしょう。

 

彼は自分のやりたいことを実行に移し、試していました。

冒険の旅に出たり、すごいことをやろうとしたり、家を建てようとしたりしていました。

 

その中で矛盾を認識し、できることとできないことを理解して成長しました。

 

例えば、冒険家になることと自分の家を持つことは矛盾しているのです。

冒険する人はずっと家にいるわけにはいかないし、ずっと家にいるなら遠くまで冒険するにも行けないです。

 

有名人になることに関しても友たちのヨクサルからコメントをもらいました。

「有名人になるのは最初面白いかもしれないけど、きっとすぐ飽きてつまらなくなるよ」と。

 

冒険する夢と大切な友人との友情に関しても。

自分はずっと冒険の旅を続けたいが、大切な友人のフレドリクソンはモノづくりに集中したいことで彼と一緒に王様の島に残っていました。

 

※商品ページ:ムーミンエコバッグ:ムーミン原画(ブラック) / Blue House / フィンランド 北欧

 

選択+行動=自分の人生

難しいようで簡単ですが、ムーミンパパの人生は「自分の選択」と「自分の行動」によって築かれたといってもいいでしょう。

 

自分が選んで、決めて、動くことで、捨て子ホームを出ました。自由を手に入れました。冒険しました。大切な友達に出会いました。自分の家を建てました。最愛のムーミンママに出会い、ムーミンを生みました。ムーミン谷で暮らします。

 

若いごろの目標であった冒険家になっていないし(一時期は冒険家でしたが)、有名人にもなっていません。

その代わりに幸せな日々を手に入れました。

 

我々の人生もそうではありませんか?

自分が選んだことや自分のやっていることで今の自分の人生があります。

 

これからどのような人生を望むなら、それに合わせて今の選択と行動を変える必要があります。

 

簡単なようで難しいです。

 

 

大切な友人

最後は親友の重要さですね。

 

ムーミンパパが自由な人生を手に入れた後に初めて出会った友たちも同時に彼の大親友になりました。

フレドリクソンです。

 

二人は常に一緒にいてたくさん話しているわけではないですが、お互いの性格、責任感、判断力などからお互いに厚い信頼を得ています。

 

空飛ぶ船を造るというフレドリクソンの夢をムーミンパパは忘れていませんでした。

王様の島に残ると決めたフレドリクソンもムーミンパパの冒険したい夢を忘れていませんでした。

 

そのため、空飛ぶ船が完成したらフレドリクソンは誰よりも先にムーミンパパに伝えました。

ムーミンパパを連れて空へ飛び、海にも潜って大冒険をしました。

 

物語の最後にフレドリクソンはムーミン谷までも訪ねました。

ムーミンパパに会うために。

 

親友が一人でもいれば、幸せですね。

 

最後に……

いかがでしょうか。

 

もしかしたら『ムーミンパパの思い出』一作の内容は人生を迷っている人にとってすごくいい参考になるかもしれませんよ。

 

ただの童話として読むのはもったいなすぎるくらいです。

 

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