ヘルシンキ市内交通:合理性と理不尽な状況

公開日:2026年10月28日  関連分類:

 

ヘルシンキに旅行するとき、多くの旅行者はヘルシンキ市の市内交通を利用するでしょう。

市内の電車、トラム、バスやスオメンリンナ行きのフェリーなどですね。

 

そういう時に一つ不合理なことが起きる可能性があります。

 

※ヘルシンキ市内交通の利用方法について、詳細はこちら:

ヘルシンキ市内交通手段をわかりやすく解説!まずは運賃とチケット購入方法!

 

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チケットの購入は主にカードとアプリ

この記事『ヘルシンキ市内交通手段をわかりやすく解説!まずは運賃とチケット購入方法!』を読んで頂けるとわかるのですが、ヘルシンキの市内交通を利用する際、最も便利なチケット購入方法はアプリかカードです。

 

アプリはアプリに自分のクレジットカードを登録し、アプリの中で支払いをします。

カードはHSL専用カード(スイカカードのようなもの)や自分のクレジットカードでチケットを購入することができます。

 

アプリでチケットを購入する場合はアプリの中でチケット購入を操作して行います。

そのため、ネットにさえ接続していれば、どこでもいつでもチケットの購入ができます。

 

しかし、カード(HSLカードも自分のクレジットカードも)でチケットを購入する場合、HSLの専用端末を見つけることが必要です。

 

 

このHSLの専用端末は、バスや電車やトラムの場合はドアの近くにあります。

メトロの場合は駅の入り口にあります。

乗車する際、この端末に近付き、利用するゾーンのボタンを押し、カードを端末にかざして支払いとチケットの購入を行います。

 

これは一見、チケットの購入はアプリもカードも同じプロセスのように見えますね。

 

ただし、実に不合理なことが存在していて、ニュースでも出ていたくらいです。

 

 

チケット購入のタイミング?

それでは、ヘルシンキ市交通を利用するとき、いつチケットを購入すればいいでしょうか。

乗車前?乗車後?

 

カードを利用する場合、HSLの専用端末にカードをかざさない限り、チケットを購入できないので、必然的に乗車後になりますよね(バス、電車、トラムの場合)

 

バスの場合、基本的に前のドアから乗車し、アプリを運転手さんに見せてチケット購入済みのことを確認してもらうか、運転者さんの横にあるHSL端末でチケットを購入するか、のどちらかになるので、チケット購入の確認に問題はないです。

電車やトラムの場合、検査員が来てからHSL端末に近付いてチケットを購入することは検査員にバレるので、無賃乗車が防がれることが多いです。

 

しかし、アプリの場合、『乗車前にチケットを購入する』とルールにされています。

なぜなら、チケットを買わずに乗車し、検査員が近付いてきたことを見てからアプリでチケットを購入すると、リスクなしで無賃乗車ができるようになるからです。

リスクなしで無賃乗車をすることを防ぐため、アプリでチケットを購入する場合、必ず『乗車前』に購入することがルールとされており、乗車してからアプリでチケットを購入しても無賃乗車と見なされるとのことです。

 

 

 

 

理不尽な状況も多々あります

このアプリでチケットを購入するタイミングに関するルールは一見合理的ですが、実にそうでもありません。

 

一つの状況を想像してみてください。

あなたはスーパーで買い物を済まし、両手にビニール袋を持ってスーパーを出た時に、到着したトラムを目にします。

あなたは慌てて走ってトラムに乗車します。

 

無事間に合い、乗車し、携帯を取り出してアプリを開き、チケットを購入します。

たまたま隣に検査員がいて、あなたが乗車してからアプリでチケットを購入することを見ました。

はい、ルール違反です、アプリでチケットを購入する場合、乗車前に行うべきで、乗車後のチケット購入は無賃乗車と見なされます。

これで罰金100ユーロです。

 

けど、

同じ状況で、両手にビニール袋で慌てて乗車し、乗車してから「カード」を取り出し、トラムのドアの近くにあるHSL端末でチケットを購入します。

となりにいる検査員がすべてを見ました。

はい、ルール通りで問題ありません。

罰金なしです。

 

どこかがおかしいと思いませんか?

どこかが理不尽と思いませんか?

 

この二つの状況、どの状況においても、乗車する人は乗車後にすぐにチケットを購入します。

どちらも無賃乗車の意図はありません。

しかし、無賃乗車を防ぐためのルールとして、前者のケースは無賃乗車と見なされ、後者は問題ないと見られます。

 

 

 

 

更なる技術の活用でふさげるはず

実にこのセンサーが安い時代、AIがどこでも利用される時代だからこそ、このような理不尽も解決できるはずです。

うまく解決され、合理性を重視するフィンランドで、このような不合理なこと、理不尽なことがなくなるように、祈りたいですね。

 

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