フィンランドで仕事を探したい?求人情報サイト、応募の段取り、心構えなど知っておいたほうがいいこと

公開日:2021年11月22日  関連分類:

 

フィンランドで仕事を探し、フィンランドで就職したいあなたにとって重要な情報を提供したいと思います。

 

 

日本の就職文化と大きく異なり、フィンランドで就職する段取りや求職応募者を見る条件が日本とかなり違うので、事前に知っておいたほうがいいことがたくさんあります。

 

 

 

 

 

重要なのは学歴よりも経験と能力

日本にある「新卒採用」「一斉入社」「終身雇用」などの文化や制度はフィンランドに存在していません。もちろん、そういう概念もないです。

※ただし、雇用契約の形式は固定期間(Fixed-term)と永久雇用(Permanent)があります。日本でいうと契約社員と終身雇用の正社員のような違いがあります。

 

新卒でも中途採用でもすべて個別でやります。グループや一斉ということは基本的にありません。

 

 

そのため、一般的にキャリアの形成としては下記の順番となります。

 

  1. 学校卒業
  2. インターンやトレニーとして入社(無給な場合もある)
  3. アシスタントに昇進
    (例えば、エンジンニアアシスタント、セールスアシスタント、人事アシスタントなど)
  4. 正担当になる。「アシスタント」がタイトルからなくなる
    (例えば、エンジンニア、セールス担当、人事担当など)
  5. マネジャーになる
  6. シニアマネジャーになる
  7. バイスプレジデントへなど

 

 

このキャリア形成の初期段階で重要なのは、「いかに早い段階に経験や実績を積み、能力を身に付ける」かです。

 

 

インターンで無給でもいいので、働かせてもらい、早く経験を積めば積むほど正社員の職が手に入りやすくなり、給料ももらえるようになったり、上がったりしていきます。

 

なので、社会人になって10年か20年であろう、年齢が30歳か40歳であろう、未経験の業界であれば、インターンやアシスタントなど1からやり直す覚悟が必要です。

 

 

フィンランドでも学歴は重要ですが、重要なのは「学校の名前ではなく」、学士号、修士号を持っているかどうかが重要です。

 

なぜなら、フィンランド全ての大学は国立で、その差も少ないので、大学の名前で能力を判断されるより、学士学位、修士学位の有無で能力が判断されることが多いです。

 

そのため、東京大学卒業であろう、京都大学卒業であろう、早稲田大学卒業であろう、フィンランドではそれほど高く評価されません。

 

 

 

 

フィンランドの就職・選考プロセス

もちろん、求める仕事の内容とレベルによって変わります。

 

一般的に下記のとおりです。

 

  1. 履歴書(CV)とカバーレター(モチベーションレター、Työhakemus)を送付
  2. 一次面接(人事担当)
  3. 二次面接(現場マネジャー)
  4. 最終面接(上級マネジャー)
  5. 内定
  6. 入社

 

求められる経験やスキルが少ない仕事は一次面接で内定が出ます。

求められる経験やスキルが高い仕事や専門職、高度専門職になると、選考プロセスがだいぶ複雑になります。

 

 

例えば、寿司シェフ(スーパーのチェン店など)の仕事は無経験でもすぐにできるので、通常は一次面接で仕事が決まり、数日内に内定が出ます。

 

通常大手会社のビジネスマネジメントや上級エンジンニアの仕事だとプロセスが多くて長いです。

一次面接は人事担当とオンラインで行い、二次面接は現場マネジャーと行い、三次面接が副社長と実施し、他にSPIテストや適性試験、推薦者(前職の上司や同僚など)への連絡確認などを経らないと内定が出ません。

 

 

もちろん、会社の規模にもよります。

 

歴史の長い大手企業だと選考プロセスが長いですが、急成長中のスタートアップやベンチャー企業であれば短くて早いです。

 

 

 

 

フィンランドでよく使われる求人情報サイト

フィンランドでよく使われる求人サイトはいくつかあります。

簡単にご紹介します。

 

 

Linkedin

おそらく西洋の世界で最も使われる求人・求職情報サイトはLinkedinでしょう。

フィンランドでもそうです。

 

最新な求人情報は毎日Linkedinに掲載されています。

「Job」+「地域」+「職種」で検索すると求人情報一覧も簡単に出せますので、便利です。

 

英語でもフィンランド語でも利用できます。

 

Linkedin

 

自分のプロフィールを最大限充実させておくことが重要です。

 

 

TE Toimisto

フィンランド経済産業省は雇用促進の一環として、求人情報サイトも運営しています。

機能性は簡単ですが、情報量は豊富です。

 

言語はフィンランド語のみとなります。

 

TE toimisto

 

 

Duunitori

フィンランドの大手求人情報サイトです。

 

情報量が多いですが、基本的にフィンランド語中心となります。

 

Duunitori

 

 

indeed

indeedは様々な求人情報サイトの中で、少ない経験でもできる仕事が多いのが特徴です。

例えば、キッチンアシスタント、倉庫管理、工場作業員、清掃員などの仕事が多いです。

 

情報は英語中心ですが、フィンランド語で掲載される仕事も多いです。

 

indeed

 

 

thehub

情報量が比較的に少ないですが、マーケティング、エンジンニアなど専門職の求人が多く、英語でもできる仕事が多く掲載されています。

 

thehub

 

 

 

 

職業関連の専門ライセンスが必要な場合も

職業の種類によって異なりますが、その仕事に就くために事前に取得しないといけないライセンスがある場合もあります。

 

もちろん、ライセンスによって非常に簡単で、1日で取れるものもあれば、数日間の講習を受けないと取れないものもあります。

 

 

例えば、下記のものがあります。

 

  • 飲食業界
    Hygieniapassi(衛生ライセンス):シェフやウェーターに必要
    anniskelupassit(アルコールライセンス):バーテンダーやウェーターに必要
    Salmonella certificate(サルモネラ未感染証明):シェフ、食品関連
  • 建築業界
    Occupational safety card(職業安全カード):建築現場、道路舗装などの仕事に必要
  • 警備業界
    Guard license(警備ライセンス):警備員

 

関連する仕事に就きたい場合、事前に調べておき、関連ライセンスを入手しておいたほうがいいでしょう。

 

 

言語能力と人種について

グルーバル本社が多く置かれるニューヨーク、ロンドンなどの国際大都会と異なり、フィンランドにグローバル本社が置かれた会社が少ないです。

 

そのため、フィンランドの仕事の多くは「国内市場向け」になります。

それで多くの仕事はフィンランド語が必要となります。

 

レストランのウェーター、スーパーのレジ打ちからフィンランド企業のマネジャーまでです。

 

 

しかも、多くの仕事はフィンランド語と英語「両方」を必要としています。

もはや英語ができて当たり前というような環境です。

 

 

なので、英語しかできないなら、できる仕事が非常に限られます。

グローバル向けの管理職なのか、エンジンニア職しかないように感じますね。

 

 

 

人種や肌色に関しても考えないといけません。

 

もちろん、フィンランドの法律では人種や肌色に関するいかなる差別も禁止すると言っていますが、実際の状況もそうなるとは限りません。

 

考えればわかりますが、もし日本にいる雇用主のあなたが日本人のお客様を相手とする営業担当を雇いたいなら、日本語がペラペラでも外見が日本人とだいぶ違う中東系の人を好んで雇いますか?

しかも、日本語がネイティブではない外国人なら、なおさら雇わないでしょう。

 

 

お客様の信頼を勝ち取らないといけない仕事に関しては、お客様の感じる不安を最低限に抑えるため、わざわざ違う人種の人を雇う理由はどこにもありません。

 

そのため、人種の異なる外国人がフィンランドで就職したい場合、営業職よりもエンジンニア職の方が断然就職しやすい一つ大きいな、根本的な理由がこれです。

 

 

もちろん、求職するあなたが「非常に優秀」であれば、人種や肌色の障碍を超えることができないとは言いません。

 

お客様が感じる不安を飛び越えることができ、ローカルのフィンランド人よりもはるかに高い成績を出すことができれば、外国人どころか、おそらく宇宙人でも雇いたいでしょう。

 

そうです。あなたが非常に優秀であればです。

 

 

 

 

まとめ:フィンランドで就職したいなら、しっかりした準備が必要

外国人としてフィンランドで就職するのは決して簡単なことではありません。

 

そのために、事前に時間をかけて情報を集め、状況を理解しておくことが重要です。

 

理解した内容に合わせ、しっかり時間をかけて準備していかないといけません。

 

これからフィンランドで就職したいあなたの健闘を祈ります。

 

 

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ショップコンセプト

1.フィンランド 北欧というと?

フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。

2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい

「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。

「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。

3.運営に「誠実」と「感謝」

「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop

4.キートスショップの名前

Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。

キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。

キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら