フィンランド医師の年収は?女性医師が多いフィンランド!フィンランド医療の問題点とは?

公開日:2020年5月13日  関連分類:

 

医師は人の命を救う職業であり、世界中の多くの国では尊敬され、一般的に高い年収が得られる職業です。

 

日本でもそうでしょう。

日本の医師の平均年収は約1200万円だそうです。

 

 

一方で、フィンランドはどうでしょう

今回はフィンランド医師会が発表したデータをもとにフィンランドの医師状況を紹介したいと思います。

 

 

 

 

フィンランドの医師の年収も高い!

まずやっぱり一番気になるのは医師の年収ですね。

 

 

まず結論から申し上げます。

フィンランドの医師の年収は2016年時点で、残業代を除き、平均月収は6500ユーロです。

(月収約85万円、年収約1千万円。ユーロ=130円)

 

 

もちろん医師の年収は経歴と職位によって大きく変わります。

 

大学を卒業し、医師として働き始める時の平均月収は約3000ユーロです(約40万円)

そして経歴を積んでいくとメディカルディレクターになると月1万ユーロ(約130万円)を稼ぐことができるようになります。

 

 

また医師の収入は働く場所によっても変わってきます。

 

例えば、公立の病院もしくは施設で働く医師の平均月収は6300ユーロ(約82万円)に対し、私立の施設もしくは病院で働く医師の平均月収は8000ユーロ(約104万円)です。

 

そして大学で働く医師の平均月収が最も低く、約5300ユーロ(約69万円)です。

 

 

ちなみに、フィンランドでは7割の医師は公立もしくは国立の病院や施設で働いています。

私立病院や施設で働ける医師は全体の約3割にとどまります。

 

 

ヘルシンキの急診病院・医療センターHaartmanin Sairaala

ヘルシンキの急診病院・医療センターHaartmanin Sairaala

 

 

収入が高い分、やはり税金もとても高い!

医師の平均月収は約6000ユーロですが、そんな中で手取りはわずか6割程度の3600ユーロ(約47万円)です。

 

税金や保険金で取られる部分が約4割の2400ユーロで、住民税に18%の1000ユーロ、所得税に約11%の700ユーロが取られます。

他には厚生年金に約6%の350ユーロが引かれます。

 

それでも医師はフィンランドでは手取りが非常に高く収入の高い職業です。

 

 

 

 

フィンランド医師の中で女性の医師の割合が高い!

女性医師の割合のトレンドについて、日本とフィンランドは似ています。

 

 

日本では年々女性医師の数と割合は増えています。

それでも、2016年時点で女性医師が全国医師を占める割合は21%にとどまっています。

 

日本の状況が対照に、フィンランドの女性医師が全国医師を占める割合は2000年以降半分を超え、現在は全国医師の中約55%は女性です。

 

男女平等の意味においては非常に良いことだと思います。

 

 

フィンランドの医療においても様々な問題点がある

その問題点は医師不足患者の長い待ち時間です。

 

フィンランドでは過去から常に医師が足りていない状況が続いています。

 

フィンランド国内では医学部が設置されているのが五つの大学しかありません。

医学部の学生を増やし、近年海外で医学を学ぶフィンランド人学生も増えていますが、それでも人がまだ足りていないです。

 

 

そのため、フィンランドで公的な医療サービスを受けるには長い期間を待たなきゃいけないことがよくあります。

 

 

この部分はフィンランド健康福祉局が2016年に発表したデータを参考に見てみましょう。

 

フィンランド国内で病院に連絡を取り、予約を取ってから実際に医師に病気を診てもらうまでの待ち時間について、すぐに先生に診てもらえるのが約2割の患者しかありません。

約1割の患者は1日から3日間を待ちます。

約一週間を待たなきゃいけないのも患者の一割です。

一か月以上も待たなければいけない患者さんは全体の17%に上ります。

 

 

 

 

病気になって症状が出てきて体が苦しいにもかかわらず、短くて2日間、長くて2週間もしくは2ヶ月間を待たなきゃいけないというのは国民にとっても大きな問題でになりますね。

 

 

この状態の理由を考えると、もしかしたらフィンランド政府は医療コストを抑えようとしているのではないかというところに着きますね。

 

フィンランドの一人当たりの医療コストは西欧もしくは北欧諸国よりも低いです。

 

2014年のデータでは、フィンランド一人当たりの医療コストは約3500ユーロ(約46万円)に対し、同じ北欧のスウェーデンやデンマークは4000ユーロを超えています。

ノルウェーはさらに高く5000ユーロを超えているのです。

 

西欧のフランスやドイツもフィンランドより国民一人当たりの医療コストが高いです。

 

 

医療サービスでの待ち時間は確かひとつ大きな問題点ではありますが、国の永続発展を財政という観点から、全国の医療コストをいかに抑えるのも一つ大きな課題であり、どうバランスをとるかが難しいところですね。

 

 

 

今回はフィンランドの医療業界を医師中心に紹介しましたが、いかがだったでしょうか。

なかなか興味深い部分もあったのではないでしょうか。

 

フィンランドの医療事情も様々ありますが、完璧なシステムはありません。

あくまでももう一つの国のシステムとしてご参考いただければと思います。

 

 

情報引用:Physicians in Finland, Statistics on physicians and the health care system 2016

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