筆者にとって、自転車に乗ることはその町を知る最もいい方法だと思います。
公共交通機関や車を使って町を回ることもいいですが、窓越しではない風景を直接目に納め、雰囲気や空気を直接肌で感じ、ゆっくり走ることで町の隅々まで観察することができるのはやはり自転車です。
しかも、自転車を使うことで道路や様々な場所の位置をより覚えやすく、町全体の位置を認識していくのもとてもいい方法だと思います。
筆者はその自転車愛用者の一人です。
特に夏に自転車でフィンランドの町を走りぬき、郊外の大自然の中で自転車でゆっくり前に進めるのはとても楽しいです。
今回の記事にてヘルシンキで自転車を入手する方法をご紹介します。
シェア自転車のシティバイクがいいのか、新品で買ったほうがいいのか、中古の自転車でいいのかを比較してみますので、ご参考頂ければと思います。
ヘルシンキで自転車で移動するメリットがたくさん!
そもそもなぜ自転車を使うかという質問について、読者の皆さんも想像がつくと思いますが、様々なメリットがあるからです。
例えば、下記のようなメリットがあります。
- コンパクトな町なので、自転車移動が便利
- 自転車専用道が多くて安全で速い
- 交通費を節約できる
- 健康に良い
- 町の風景と雰囲気が楽しめる
日本の都会に比べ、ヘルシンキはとてもコンパクトな町です。
そのため、自転車で移動すると、ドアツードアの時間がバスや電車に乗るよりも早いことが多いです。
しかも、自転車をそのまま地下鉄や電車に載せることが普通にできるので、自転車を活用すると、移動の効率がはるかに高まります。
ヘルシンキでの定期はABゾーンで月に約60ユーロ(約8000円)かかります。自転車を使えば、この費用を1年間で10万円も節約できますね。
ヘルシンキの共用自転車:シティバイク
シティバイクはヘルシンキ市内の多くの場所に設置されている共用自転車のことです。
1日乗り放題、1週間乗り放題、シーズン乗り放題などのオプションを選ぶことができ、基礎費用を払ったら、30分以内の利用は何回乗っても追加料金なしです。
初めてヘルシンキで自転車乗るなら、シティバイクから試してみるといいでしょう。
初期コストがとても安いし、自転車を選ぶ手間もなく、すぐにヘルシンキの町を自転車で回ることができます。
シティバイクの問題点は、(1)車体が重い、(2)乗りたいときに近くにないという2点があります。
シティバイクは共用なので、車体は一般的な自転車よりも頑丈に作られており、それでとても重いです。慣れていないうちに漕ぐのは少し大変かもしれません。
また、乗りたいときに近くのバイクステーションに空き自転車がないことがたまにあります。
そういう時には少しストレスたまりますね。
シティバイクの詳細は下記の記事をご参照ください。
参考:ヘルシンキの観光スポットをシティバイク(チャリ)で回る!
自転車を買う?新品?中古?
ある程度ヘルシンキでチャリに乗ることを経験し、これから中長期的に自転車を継続して乗っていきたくなってきたら、自分の自転車を購入したほうがいいですね。
やはり自分の自転車だといろんなことを調整することができ、自分に最も適した状態にすることができます。
サドルの高さ、ブレーキの効き目などの調整ができ、車体重量、自転車の種類やギアの数も買う時に選べるので、より自分にとって乗りやすい自転車になります。
それで、自転車を買うとなると、新品のを買うか、中古のを買うかという質問が出てきますね。
筆者は原則的に中古をお薦めします。
例えば、半年や1年間しか滞在しない学生であれば、中古の自転車で十分です。
長期的にフィンランドに滞在する予定の方でも、フィンランドで自転車に乗る経験がまだ少ない方はまず中古の自転車で十分だと思います。
乗ってみてやはり自転車に乗るのは好きじゃない、もしくは継続的に乗る予定だったが、その予定が変わってしまい、自転車に乗らなくなったという可能性もあるので、最初は中古でも十分だと思います。
新品で買うなら、すでにフィンランドで自転車に乗って1年とか以上の経験があり、フィンランドで自転車に乗ることに慣れてて、自分にどういう自転車が必要かもよくわかってる方ならば新品を購入したほうがいいと思います。
自転車を買う場合、どこから買えばいいの?
フィンランドで自転車を買う方法はたくさんあります。
スポーツショップ、量販店、ネット通販、セカンドハンドショップ、中古品の個人売買グループなどたくさんあります。
筆者が実際に経験したのはセカンドハンドショップとネット通販です。
まず、ひと通りリンクを貼っておきますね。
- スポーツショップ(新品)
XXL
Intersport
Budgetsport - 量販店(新品)
Prisma - ネット通販(新品)
verkkokauppa.com
pyorakeskus.fi
bestbikes.fi - セカンドハンドショップ(中古)
Kierrätyskeskus - 中古品の個人売買グループ(中古)
tori.fi
Helsinki Buying,Selling,Giving Away
どの店や場所で買うかは本当に自分の条件によります。
安くてある程度保証されるのはセカンドハンドショップ「Kierrätyskeskus」ですね。
セカンドハンドですが、ちゃんと調整されて問題なく乗れる状態で販売されるので、比較的に安心です。
自分でタイヤ交換したり、ブレークパッド交換したり、ギア調整したりできる方は中古品の個人売買グループから買うのもいいでしょう。
ただ、買う場合は現品を実際に確認してから支払う方が安心です。
筆者が実際に買ったのはネット通販の「bestbikes.fi」からでした。
タンペレにある自転車屋さんですが、ヘルシンキのカンッピまで郵送してくれるので、カンッピからピックアップして乗って帰れるのは便利です。
新品とはいえ、7ギアの27インチ男性用自転車は270ユーロ程度で買えたので、かなりお得な価格だと思います。
すでに2年間乗っているが、故障が今までなくて問題ありません。
以上、ヘルシンキで自転車に乗りたい時に自転車の調達方法をまとめてみました。
夏に自転車に乗るのは非常に気持ちいいので、是非試してみてほしいですね。
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ショップコンセプト
1.フィンランド 北欧というと?
フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。
2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい
「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。
3.運営に「誠実」と「感謝」
「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop
4.キートスショップの名前
「Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。
キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。
キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら)