フィンランドの主な死因は?まさかその病気が死因トップ3に入るとは。。。

公開日:2021年2月27日  関連分類:

 

長寿大国日本では平均寿命が女性87歳で男性81歳です。

※厚生労働省2019年データ。

 

 

社会福祉大国のフィンランドでも長寿のイメージがありますよね。

調べてみたら、フィンランドでは平均寿命女性84歳で、男性79歳です。

 

 

日本より約2年ほど短いですが、それほど大きいな差ではなく、長寿な国です。

 

 

では、「死因」に関してはどうでしょうか。

 

 

日本人の主な死因は読者の皆様も多少わかると思いますが、フィンランドだとどうでしょうか?

 

調べて行くと、なんと「その病気」がフィンランドでトップ3に入っています!!

 

 

 

 

日本人の主な死因はがんと血管系病気

もはやニュースではないですが、日本人の主な死因はがんと血管系の病気ですね。

 

  • がん(悪性新生物):27%
  • 心疾患:15%
  • 老衰:9%
  • 脳疾患:8%
  • 肺炎:7%

※厚生労働省令和元年(2019)人口動態統計(確定数)の概況

 

なので、がんと血管系病気の合計だけで全体の死因の50%を占めることになります。

 

 

フィンランド人の主な死因に「認知症」!

フィンランド人の一番の死因は血管系病気です。

フィンランドでは心疾患による死亡と脳血管疾患による死亡を統計上分けていないため、同じ血管系病気としてカウントされています。

 

心臓病や脳卒中などが含まれます。

 

 

血管系病気による死亡は全体の34%を占めています。

日本の23%よりもかなり高い割合ですね。

 

 

フィンランドで2位の死因はがんで、全体の25%を占めています。

日本とあまり変わらないですね。

 

 

3位はなんと「認知症とアルツハイマー型認知症」です!

死因全体の19%も占めているのです。

 

フィンランド統計局のレポートでは、「認知症とアルツハイマー型認知症」による死亡が増えたことは近年人口の老化が関係していると言っています。(日本の平均寿命がフィンランドより長いけどね。。。)

 

 

日本では精神系疾患と神経系疾患による死亡を合計しても全体の6%程度なので、フィンランドは非常に高く感じますね。

 

 

4位が事故で4%、5位が呼吸系疾患(肺炎など)で4%です。

 

 

 

 

そして、なんと!

アルコール疾患やアルコール中毒はフィンランド全死因の第6位で、3%も占めているのです。

特に最近の5年間では、年配者のアルコール関連死因が増え、若い人の死因が減っているそうです。

 

※ちなみに、厚生労働省の報告では、アルコールによる死亡という項目はありませんでした。

 

 

自殺はフィンランドで第7位で1%です。

フィンランドでの自殺は1990年くらいにピークを越え、年々減少しています。(よかった!)

 

 

フィンランド人の主な死因は日本とあまり変わらない部分が多いですが、「認知症」と「アルコール」による死亡が多いということはフィンランド死因の一つの特徴ですね。

 

 

参考:Statistics Finland Causes of death in 2019

 

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