パソコンは要らない?フィンランドのプログラミング教育とは

公開日:2019年5月25日  関連分類:

 

※本記事は「アールエスコンポーネンツ株式会社」とのタイアップ記事です。

 

2020年日本でも小学校でのプログラミング教育が必修化されることが決まり、「AI教育、IT人材育成」というワードは新聞やメディアで聞かない日はないほど話題になっていますね。

 

この記事では、そんなプログラミング教育、未来のIT人材育成について子どもの教育先進国のひとつとして知られるフィンランドにおける取り組みを考えてみましょう。

 

 

フィンランド流プログラミング教育とは?

「北欧式教育」という言葉を耳にしたことがある方も多いかもしれません。

 

日本の従来型教育である「集団育成」型ではなく「個人の個々の能力」をいかに伸ばすかを主眼においた北欧諸国の教育カリキュラムや考え方はずいぶん前から多くの関心を集めるテーマで、日本でも大学の教育学部や教養科目のテーマになるほどです。

 

 

なかでもフィンランドはOECDが行う15歳対象の共通テストPISAで常に上位にランキングしていることから、その教育内容はとりわけ注目されています。

フィンランドでは、すでに2016年8月からプログラミング教育の導入が始まっています。

 

 

実はこのプログラミング学習は驚くべきことに「パソコンを使わず学ぶ」ものなのです。

 

 

 

 

パソコンは使わない?フィンランド流プログラミングの授業

プログラミングなのにパソコンは要らないとはどういうことでしょうか。

 

実は、フィンランドではプログラミング教育は単科ではなく、ロジカルシンキングというかたちで算数や理科、音楽や美術のクラスにまで組み込まれているのです。

 

というのも、「何を学ぶか」よりも「学ぶ目的・学び方」を重視しているため、パソコンの前に座って仕組みを理解せずに丸暗記するようなプログラミング学習には意味がないと考えているからだそうです。

 

 

フィンランドのプログラマー兼作家、そして教育インストラクターでもあるLinda Liukas氏によると、現代の子どもたちはITネイティブだからと言ってもともとテクノロジーに精通しているという考え方は常に正しくない、と言います。(詳細の記事はこちらから)

 

 

つまり、コンピュータがどのような仕組みなのか、人間とはどのように違うのかということを子どもたち自身が体現しながら学んではじめて、子どもたちのテクノロジー思考が育ち、本当の意味での「プログラミング学習」になるというわけなのです。

 

 

 

 

日本でもできる!?子どもの学びを最大化できるヒント

日本の教育はこれから転換期を迎えるところなので、学校教育の場ですぐにフィンランド式学習をすることは難しいかもしれません。

しかし、子どもの好奇心を育てるために家庭でできることは多くあります。

 

 

例えば、IoTロボットを使った電子工作やRaspberry Piでゲームを自作するなど子供たち自身の手で仕組みを体感しながら学べる体験は豊富です。

 

失敗も成功もあるかもしれませんが、子ども自身の興味に合わせてこのようなかたちでプログラミング学習に触れてみることもおすすめです。

パソコンの前に座るだけではないプログラミング学習の進め方、関心のある方は是非チャレンジしてみてください。

 

 

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ショップコンセプト

1.フィンランド 北欧というと?

フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。

2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい

「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。

「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。

3.運営に「誠実」と「感謝」

「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop

4.キートスショップの名前

Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。

キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。

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