ヘルシンキの穴場大自然観光スポットランマスサーリ(Lammassaari) 海も沼も森も島もある!

公開日:2018年8月25日  更新日: 2019年12月12日 関連分類:

※とても歩きやすい歩道。

 

恐らく観光ガイドブックやインターネットにも情報が少ないですが、ヘルシンキには知られざる大自然豊かな観光スポット、散策ルートがあります。

 

ランマスサーリLammassaari)」です。

 

 

ランマスサーリはフィンランド語で「羊島」という意味ですが、現在ランマスサーリ島に羊がなく、隣のクーシルオト島に羊が3頭残るほどしかありません。

ランマスサーリ島はどちらかというと大自然コテージの島ですね。

 

 

ランマスサーリ散策ルートの入り口まではヘルシンキ中央駅からバスで約20分+徒歩5分のアクセスがとても便利な場所にありますが、果たしてどのような風景を目に収められるのでしょうか。

 

 

 

 

ランマスサーリに関する動画もあるので是非ご覧ください!

 

 

ヘルシンキ市内でも屈指な大自然

ランマスサーリの散策エリアは主に3つの部分に構成されています。

 

岸辺の公園エリア(Pornaistenniemi)ランマスサーリ島(Lammassaari)クーシルオト島(Kuusiluoto)です。

島と島の間は沼地で木で作られた歩道で繋げられています。

 

 

ランマスサーリエリアは「Viikin Vanhankaupunginlahden Luonnonsuojeualue」(ヘルシンキ市の自然保護区)に入っており、自然保護区は周りの岸辺エリア、島及び海を含みます。

 

保護区の中では工業開発はもちろん禁止されているし、歩道から踏み出して歩くことも許されません。

 

 

※自然保護区全体を示す看板です。

 

 

岸辺の公園には森が広がり、他に犬専用公園、ピックニック用のテーブルとベンチ、森の中に隠れた生態系が豊富な沼地などがあります。

 

 

ランマスサーリ島には多くのコテージがあります。

どのコテージも小さくてとてもかわいいです。フィンランド人はよく自分のコテージでのんびりして夏を過ごします。

 

 

クーシルオト島は最も離れた島で、陸地には数軒のコテージがあるほか、羊が3頭います。(増えているようですが)

また、西側と南側の海を一望できるので、アラビアランタエリアを眺望できます。

 

 

※島にある小さなコテージ。

 

 

 

 

 

 

※売り出されたコテージもありますよ!買いませんか?

 

 

夏でも冬でも行ける整備された散策ルート

それでは、筆者が歩いたルートをご紹介します。

 

 

※岸辺公園部分のルートを示す看板です。

 

 

筆者は自転車で行き、自転車を入り口の駐車場に止めてから歩いて入ります。

 

 

岸辺の公園からすぐに森に入り、大自然をとても身近に感じます。

ただし、フィンランド内陸の森と少し違って、落葉樹が多くて気候の暖かいエリアの森というふうにまた少し雰囲気が違います。

 

 

 

 

 

 

数分歩けば岸辺の森から出て沼地を渡る景色が広がる歩道に入ります。

 

沼地の草は四季によって姿を変えるので、もう一度冬に来てみたいですね。

ランマスサーリ島までの中間地点に野鳥を鑑賞する展望台もあります。

 

 

ランマスサーリ島に着いたらルートが三つに分かれます。

左は野鳥展望台行き、真ん中はコテージエリア行き、右がクーシルオト島行きです。

コテージエリアは基本的にプライベートエリアなので、行かないように。

 

 

右のルートを選び、少し森をくくると、もう一回沼地を渡る歩道を歩きます。

 

 

 

 

※羊が逃げるのでちゃんとドアを閉めましょう!

 

 

クーシルオト島全体は大きいな岩で森も若干少なく、海辺に行くと遠方を眺望できるので景色も最高です。

 

何人かの人が岩の上に座って食事したり、何もせずにぼーっとしたりしていました。

天気が良くて気温もいい時には座るだけでとても気持ちいいです。

 

 

島には羊がいますが、くれぐれも食べ物を与えないように

 

 

ルート全体に森があり、島があり、沼地があり、羊と鳥がいて、とても自然が豊かな場所で、且つヘルシンキ市中心からアクセスしやすいので、是非長めに滞在されるなら来てみてはいかがでしょうか。

 

 

※島の中心が大きいな岩場のクーシルオト島。

 

 

 

 

※海の向こうにアラビアランタエリアが見えます。

 

 

アクセス情報

  • ヘルシンキ中央駅横のバス乗り場からバス71番、55番より乗車し、約20分ほどでAnnalantieバス停より下車。徒歩7分ほどでランマスサーリエリアの入り口に到着。

 

 

 

 

 

※秋を感じさせてくれる黄色。

 

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1.フィンランド 北欧というと?

フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。

2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい

「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。

「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。

3.運営に「誠実」と「感謝」

「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop

4.キートスショップの名前

Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。

キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。

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