なぜ日本から8000キロも離れたフィンランドに住んでいる女子大学生が日本を好きになったでしょうか。
話のはじめは筆者と彼女がヘルシンキ大学での出会いでした。
出会い
その日、筆者はヘルシンキに引っ越して間もなくのごろ、ヘルシンキでも日本語の話す知り合いを増やしたと思い、来たのはヘルシンキ大学言語センターが主催するカルチャークラブです。
週一回開催するカルチャークラブには様々な言語や文化に興味ある人がテーブルに分かれ、言語の練習や文化の交流を行っています。
彼女は彼氏と一緒に来ると、「お!すごい可愛いらしい方だ」と気付きました。
その後、別の場所で定期的に言語の練習を行うイベントに参加し、そこで彼女と話すようになり、友人となりました。
彼女を一言でいうと「わずか21歳で日本語ペラペラの性格ストレートフィンランド女子大学生」ですね。
彼女の名は「ヘレナ」で身長159センチです。
それではインタビュー形式で彼女と日本の物語を探っていきましょう。
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なぜ日本に興味?
筆者:ご出身とご専門はどこ、何でしょうか?
ヘレナ:出身はヘルシンキ隣町のエスポーです。専門は大学でメディア学と政治学です。今年大学二年生になります。
筆者:これからの目標は何でしょうか?
ヘレナ:卒業したら、海外で働いて生活してみたいです。日本は一番興味がありますね。
筆者:なぜ日本に興味を持つようになったのでしょうか?
ヘレナ:11歳くらい子供のごろからアニメに興味があり、セーラームーンを見てました♪ その後、音楽とファッションに興味が湧いてきました。今はジャニーズが大好きです。
筆者:日本語はどういうふうに勉強されましたか?
ヘレナ:15歳から成人学校(一般人向けに有料で様々な授業が行われる場所)に通い、勉強していましたが、話せるようになったのは18歳のごろ(2014年)に日本の千葉にホームスティーに行き、3週間日本語学校に行きながらホームスティをしていたころからです。
ホームスティのお父さんとお母さんはすごく優しくて今でも日本に行く旅に会いに行っています。
日本語学校は原宿にあったので片道2時間で通っていましたよ。
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筆者:日本には何回行っていましたか?
ヘレナ:3回くらいで、1回はホームスティ、他は彼氏のおばあちゃんの家に行きました。(彼氏はフィンランド在住の日本人とフィンランド人のハーフです)
筆者:フィンランドに戻ってきてからも日本語の勉強を続けていましたか?
ヘレナ:続けました。彼氏と話したり、友達と話したり、成人学校を続けたりしていました。それから日本語を話すことにも慣れてきました。
筆者:興味を持っているのは日本のどういうファッションですか?
ヘレナ:ギャルファッションです。自分の性格に似合うと思ったからです。私はできるだけ自分に正直に、素直に生きていきたいと思うので、目立ちたい自分にはギャルファッションがいいと思いました。
フィンランドにはギャルファッションをする人はほぼいないのですごく目立ちます。でも怖くも恥ずかしくも感じないので、大丈夫です。
筆者:(さすが。。若いフィンランド人女子。。。メンタルが強い。。。)
ヘレナ:また、フィンランドでは学校も職場も服装に厳しい規定がないので、自分の好きな服を着て学校に行ったりできるので、嬉しいです。
フィンランド人の性格
筆者:フィンランド人はどこが日本人に似ていると思いますか?
ヘレナ:恥ずかしがりというところは似ているのかな。アメリカ人のようにたくさん話すような人がフィンランドに少ないですね。
また、思いやりの心も似ていると思います。困った人に声かけたり助けたりすることとかですね。
あとは控えめな性格ですね。自分の長所を表に出さず、控えめな性格はフィンランド人も日本人も似ていますね。
筆者:ここで一番気になる質問を聞きたいですね。今まで3人のフィンランド人に聞いたが、フィンランド人って「好きだ!付き合ってください」って言わないですよね。どうも物事が進んで「付き合っている状態」になってから「付き合っている」ことが正式になるそうです。この点についてどう思いますか?
ヘレナ:日本では中学や高校でいきなり告白することがあるが、フィンランドではまずありません。まずは知り合って友達になってから「好き」って言います。
私の場合は「好き」を言います。何も言わないもしくは言われないまま付き合うことはないでしょうね。
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筆者:では、今の彼氏とはどのように進んで来ましたか?
ヘレナ:最初は知り合って、その後メールが頻繁になり、お互いにその気があるとメールから読み取れました。そして一回目のデートで酔っぱらった勢いでキスしました。
それから付き合わないかと話し合って付き合うことになりました。3年前くらいですね。
筆者:(実はこの質問を3人のフィンランド人男性に聞いたことがあります。三人とも告白はしないと言ってました。じゃどうやって付き合ってるってわかるの?って聞いたら、「親に会わせるときに『彼女です』と紹介する時に正式に付き合うことがわかってくる」という答えが一つ。もう一つは「二人の間に『一緒に暮らそう』と言った時」だそうです。)
筆者:もう一つ気になるところは、フィンランドでは家庭内でも夫と妻が別々の銀行口座を持ってそれぞれ自分の資産を管理するのが普通みたいけど、ヘレナの家はどうですか?
ヘレナ:うちは親二人共働きなので、お父さんもお母さんも自分の口座を持っていますよ。家庭の出費に関しては、小さい出費は自分の口座から払うし、大きい出費はお互いに相談して半々に出したりしていました。
うちは母が子供の服の費用を負担し、父がスーパーなどで食費を払ってくれます。家の建物は二人の名義で半々出しています。
うん、両親はお互いの貯金をあまり知らないかもしれませんね。
筆者:(日本ではなかなか考えにくい事情ですが、フィンランドではこれが普通だそうだね)
筆者:なるほど、色々教えてくれてどうも有り難う御座います。色々フィンランドのことを勉強させて頂きました!!
まとめ
いかがでしょうか。
フィンランドにもこんな日本のことが大好きな子がいます。
日本語がペラペラで日本の文化にも憧れを持っています。
日本の方々から見れば面白いフィンランド事情もありますね。
それが告白するかしないかとか、家庭内の家計管理とか、結構日本では考えられないこともあったりします。
これからもこういう日本ではびっくりする文化社会事情を探していきたいと思います!
お楽しみに!
インタビューでもでてきたフィンランドの恋愛事情について詳しくはこちらの記事をどうぞ
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ショップコンセプト
1.フィンランド 北欧というと?
フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。
2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい
「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。
3.運営に「誠実」と「感謝」
「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop
4.キートスショップの名前
「Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。
キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。
キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら)