フィンランド北部ラップランドで北極圏55キロハイキング!Hetta-Pallasルート(4)

公開日:2020年9月26日  関連分類:

 

旅の3日目、ハイキングの2日目。

朝から天気は予報の通り、曇りと雨でした。

 

幸い大雨ではなく、我々は雨が少し止んだ隙間を狙って出発しました。

 

 

昨日のハイキングは8キロだけで終わったので、今日の目標と予定は22キロを歩き、サウナがある「Hannukuru」という谷間で夜を過ごすことです。

地形図を見ると午前中は一つの高原(緩やかな山)を越え、午後は緩やかな高原をひたすら歩くという感じです。

 

 

 

 

初めて目にするラップランド極地高原

高原に向けて登っていくと森林境界線を越え、森が消えて草原になってきました。

 

通常森林境界線を越えるには数千メートルの山を登らないといけないが、ここは北極圏内の極寒地帯なので、森林境界線が標高数百メートルまで下がっています。

 

 

登っていると、小雨が降り出し、風も吹き出し、状況が徐々に厳しくなってきました。

 

周りは本来とても遠くまで見通せる絶景のはずですが、今は300メートル先までしか見れず、霧に覆われている状態でした。

 

 

「まあ、生きてるって毎日いいことばかり起きるわけではないし、こんな日もあるよ」

「霧に覆われたラップランドの高原景色も今しか見れないので、この景色も大事にしよう」

などの言葉を自分に言い聞かせながら前に進めていました(笑)

ポジティブになるのって大事です。

 

 

6人親子世代のフィンランド人グループもほぼ同時に出発したので、大体我々のちょっと前か後ろにいます。

60代前後に見える両親のほうはかなりきつかったようです。(それでも最終的に55キロを踏破したようでう)

 

通るたびにお二人に応援の言葉をかけながら、歩ける時(体力ある時)にいろんなところに行かないと!と思いました。

 

 

 

 

二つ目の宿泊小屋Sioskuru小屋でランチ休憩

昼過ぎ頃、我々はSioskuru小屋に到着しました。

この小屋で昼休憩を取り、ランチをしてからハイキングを続けることに。

 

メンバーの二人はすでに靴と靴下がびしょぬれですぐさま小屋の暖炉で乾かそうとしていました。

幸い筆者は防水靴下を用意していたので、足元は軽く濡れた程度で済み、不快感がなかったです。

(ハイキングの際に防水の靴だけではなく、防水の靴下も必要です!)

 

 

この日のランチはメンバーが用意してくれた「登山食」でした。

 

ベーコンとマッシュポテトやビーフシチューなどの食事で、お湯を注ぐだけで出来上がるというとても便利な食事です。

栄養バランスとカロリーも考慮されているので、ワンパックで完全な食事になる優れものです。

 

もちろん、値段は少し高めで、1食千円程度します。

 

 

Sioskuru小屋周りもとても素敵な場所です。

 

高原の間の谷間にあり、小さな川が横を流れています。

飲用水(煮沸したほうがいい)も生活用水も川から汲み取って使います。

 

横にキャンプファイヤ場とトイレ小屋も設置されています。

フィンランドの国立公園では定番の施設です。

 

 

Sioskuru小屋自体は新しい小屋で、半分は無料の宿泊小屋で半分は有料の予約可能宿泊小屋です。

その半分の無料宿泊小屋でも15人程度寝れるスペースがあり、ガスコンロと木材暖炉も完備。

 

 

ちなみに、この小屋であるフィンランド人姉妹チームに出会いました。この度で彼女らと後2回も会います。

 

 

 

 

天気が好転!初めての青空!初めての極地高原景色!

小屋から出発する際に天気は相変わらず曇り+霧だったが、予報では徐々に良くなるそうなので、その期待を抱えて歩き始めました。

 

午後のルートは高低差が少なかったので、歩きやすかったです。

 

 

そしたら、視野が徐々に広がり、10キロ先まで見えるようになりました。

この時初めてラップランドの壮大な高原景色を目にしたのです。

 

 

「こんなにも広いですね。。。」

「きれい。。。」

 

 

広い草原、広い沼地、広い高原を歩いだり、休んだり、お菓子を食べたりしたら青空が出てきました。

今回ハイキングの中で初めての青空です!!

 

 

 

 

午後は14キロを歩き、目的地Hannukuruの2キロ手前の小屋Pahakuru小屋に到着しました。

 

ここで少し休んだら最終目的地のHannukuruまで行く予定だったが、Pahakuru小屋の中で休んでいる人々の話によると、昼間に行くとサウナはすごく空いているよとの話を受け、さらにメンバーの疲れ及び今晩Hannukuruの小屋の混雑度を考慮し、今日中のHannukuru到着及びサウナ入浴を断念し、目的地2キロ手前の宿泊小屋Pahakuruで今日のハイキングを終わりにすることにしました。

 

午後のハイキングは12キロで、今日歩いたのは合計20キロでした。

 

翌日は昼頃にHannukuruでサウナに入り、ランチを済ましてからハイキングを続行するプランでした。

 

 


 

続く。

 

 

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フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。

2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい

「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。

「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。

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「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop

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