親族や友人、知人の結婚。
既に何度か招待された方も多いことでしょう。
とてもめでたい席ですが、招待された側が必ず悩むのがご祝儀。
一般的に日本で言われているのは割れる数字(偶数)の金額を包むのは「分かれる=別れる」となるので縁起がよくないなど、色々な風習があったり地域によってご祝儀の金額の相場が違ったりと大変です。
一度は「いくらぐらい包んだらいいのか」というのを聞いたり調べたりしたことがあるのではないでしょうか。
さて今回は、日本ではなくフィンランドの結婚式の場合のお話です。
ご祝儀ってフィンランドにもあるの?
日本と同じ?
フィンランドのウエディングギフトはお金か物か??
フィンランドの結婚式は日本と当然ながら違うところが色々とあります。
その中でも「ご祝儀」というのは本来ならばありません。
では、代わりに何を新郎新婦へ送るのか。
実は新郎新婦は結婚式がある何日も前に「欲しい物リスト」を作ります。
そこには新生活に必要な物、例えば台所用品だったりベッドカバーだったり壁掛け時計だったりと様々。
ちゃんと、どのブランドでどんな物か詳しく書かれています。
それらのリストを結婚式に招待する人へ送るんです!
招待された人たちはそれぞれ「私はこれを購入します」とみんなに伝えます。
なので、ウエディングギフト(欲しい物リスト)が他の参加者と被らないようなシステム。
とっても合理的なので誰も嫌な気持ちにならないのがいいですね。
時代と共にご祝儀化してきているのも確か
しかし、最近では「欲しい物リスト形式」の方法が変わりつつあります。
結婚式を挙げるカップルは新婚旅行の費用にお金をまわしたいと考える人が増えてきているため、物の代わりに現金を求めることが多くなってきました。
しかも、現金主義の日本では「ご祝儀を包む」という言葉がありますが、
カード主義のフィンランド。。。
銀行振り込みを望むカップルも珍しくはありません。
結婚式への招待状に添えられた言葉の最後に振込先が書いてあるということも珍しくはない時代になってきました。
ウエディングギフト(現金)としての金額について、
「これは確かな答えがない永遠の課題です。金額はカップルとどれだけ親しいか、そして贈り主の年齢や裕福さにも多く左右されます。」
と、
フィンランドのウエディング情報誌Mennään naimisiinの編集長であり、ウエディングフェアのプロデューサーでもあるパウラ・キルヴェスマキ氏(Paula Kirvesmäki)は言います。
招待状を受け取ったのがまだ学生の場合は、その金額が低いことが予想されます。
代わりに裕福な方はもっと多くの金額を添えることができるでしょう。
では、実際フィンランドではどれくらいの金額をウエディングギフトとしてみんな送っているのか??
フィンランドの国営放送で有名なYleニュースのサイトでアンケートが取られていたのでちょっと見てみることにしましょう。
結婚式のゲストとして一人で参加する場合
総投票数3696の結果
1位:50ユーロ(6000円)
2位:0〜20ユーロ(0〜2400円)
3位:100ユーロ(12000円)
4位:100ユーロ以上(12000円以上)
という結果に。
70%以上の方が1位の50ユーロ(6000円)と答えました。
日本のご祝儀では万単位が多い中、フィンランドの100ユーロ(12000円)を超える金額と答えた人は10%ほどしかいないことに驚きます。
パートナーを連れて参加の場合は二人でいくら?
総投票数3430の結果
1位:100ユーロ(12000円)
2位:50ユーロ(6000円)
3位:150ユーロ(18000円)
4位:0〜20ユーロ(0〜2400円)
5位:150ユーロ以上(18000円以上)
一人で参加する時よりも少しばかり金額は増えましたが、それでも日本での一般的な平均ご祝儀額よりも低めです。
1位の100ユーロ(12000円)と答えた方は50%、150ユーロ以上(18000円以上)と答えた人は10%にも及びませんでした。
4位の一番低い金額では4%とこちらも低数字。
ちなみに、
子供も連れて参加した場合は金額を増やすかどうか?
と言う問には、79%の方が「増やさない」と答えていました。
フィンランドの結婚式は夏に増す
結婚式に招待されたのはいいけれど、どうして今月だけでみんな結婚式あげるの!!
めでたいけどご祝儀で財布の中身は火の車。。。
こんな経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、日本では特定の時期に皆がみんな結婚式を挙げることはそれほどまでにないことでしょう。
世間ではジューンブライドとも言われますが、6月は梅雨真っ只中。
季節の良い時期は春にも秋にもあります。
しかし、フィンランドでは冬に結婚式を挙げるカップルは滅多にいません。
その代わりに結婚式が集中するのは夏です。
6月7月がフィンランドの結婚式シーズンのピーク。
ですので今年の夏はすごい人だと5件ぐらい結婚式だったわ、、、と言う方もいらっしゃるほどです。
フィンランドの結婚ご祝儀?ギフト??どちらの方法でもおめでたい事に変わりはありませんが、
突然の招待に焦らないようにはしておきたいですね。
情報・引用:Yle-uutiset -50 euroa sinkulta, satanen pariskunnalta – mikä on sopiva summa häälahjaksi?
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ショップコンセプト
1.フィンランド 北欧というと?
フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。
2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい
「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。
3.運営に「誠実」と「感謝」
「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop
4.キートスショップの名前
「Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。
キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。
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