【フィンランドのニュース】フィンランド初、男性国会議員が長期育児休暇取得を取得

公開日:2023年1月10日  関連分類: 

写真引用:https://www.helsinkitimes.fi/finland/finland-news/politics/22675-stt-kaikkonen-to-make-history-by-taking-long-paternity-leave.html

 

2022年12月13日、クリスマスを目前にヘルシンキで開かれた、国防情報諮問委員会 (MTS) による外交・安全保障政策セミナー。

 

なんだか難しそうな漢字がずらりですが、メインのトピックはというと、、、

 

出席した国防大臣Antti Kaikkonen(アンッティ カイッコネン)が、フィンランドでは初となる、「父親の長期育児休暇」を取得すると発表しました。

 

その期間は、2023年1月5日〜2月28日までの2ヶ月弱。つい先日から今まさに育児休暇中のAnttiさん。

 

福祉の国、幸せの国フィンランド。しかしながらまだ、法律では国会議員の長期育児休暇取得が認められていないフィンランド。

 

その法律を変えようと、今1人の父親国会議員が立ち上がりました。

 

この経緯と内容をみていきましょう。

 

 

 

 

フィンランド国会議員の長期育児休暇取得の実態

 

当事者の国防大臣Antti Kaikkonen(アンッティ カイッコネン)には、2歳の息子と、生まれてから6ヶ月目の息子がいます。

 

上でも述べた通り、フィンランドの国内法では国会議や閣僚の育児休暇は認められていません。

 

そのため、今回のAntti Kaikkonen(アンッティ カイッコネン)の長期育児休暇取得は、一度退職する扱いになります。

 

しかしながら、「私にとって大臣の職務はとても大切であるが、それと同時に、家族を一番に行動できなくてはならない。また、そうしたいという私の意思です。」

 

また、国防大臣という仕事は、実に長い労働時間と多くの出張を要します。そのため、「子供というのは本当に成長が早い。その一瞬一瞬を写真の中だけでなくこの目で見て、できるだけ覚えていられるようにしたい。」と述べました。

 

彼の育児休暇中は、Mikko Savolaが防衛大臣として一人二役をこなすとのこと。

 

そして、国会議員の財務大臣 Annika Saarikko(アンニッカ サアリッコ)もニュースに対して、「政治は日々進行するしその進行役には替えが効くが、彼の子供達にとって父親は彼だけなのです。」と、Anttiさんの考えを支持しています。

 

また、フィンランド政府のツイッターも彼らの決定を支持するツイートをしています。(参考:https://twitter.com/valtioneuvosto/status/1610992884005720064

 

彼と政府の挑戦により、フィンランドに、そして世界に、新たな風が起こることに期待したいですね。

 

参考:https://www.helsinkitimes.fi/finland/finland-news/politics/22675-stt-kaikkonen-to-make-history-by-taking-long-paternity-leave.html

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