フィンランドの図書館で事件発生!笑ってしまうイタズラに責任者は?!

公開日:2020年3月4日  関連分類:

 

フィンランド人の図書館利用率はとても高いことで有名です。

人口に対する貸付の数は世界でもトップと言われるほど。

 

至ってベーシックな図書館から、科学図書館、そして、移動図書館で知られる車両型の図書館まで、ざっと数えて図書館が900はある国!

 

そんな図書館で、なんとも奇妙なイタズラが最近、話題を呼んでいます。

 

それはヤルベンパー(Järvenpää)という街の図書館で起きました。

 

 

 

 

図書館の本、表紙の人物の視線がある意味ホラー

この図書館の従業員は、返却されてきた本を見て「一瞬、鳥肌が立つような」驚きがあったそうです。

 

 

ヤルベンパー図書館のSNSホームページには、、、

 

 

親愛なる私たちのお客さん!本の表紙に目玉を接着しないでください。それらは本の表紙が損傷してしまうだけでなく、従業員に思いもかけない悪夢を引き起こすこともあります。キートス(Kiitos)。

 

 

前置きがあってからのこの表紙を見ると驚きはしませんが、

図書館の従業員の方は沢山ある本からいきなり想像もしない目玉がついた本が出てくるとびっくりしてしまうのも分かります。

 

なので「悪夢のような」「鳥肌が立つような」驚きがあったのでしょう。

 

 

図書館の責任者はこのイタズラに「ジワジワくる」と笑ってしまう

ヤルベンパー図書館の責任者であるカタリーナ・ヤルベライネン氏(KatariinaJärveläinen)は、怒ることなく、むしろ前向きに面白く感じているようで、

 

 

これらは楽しく陽気なイタズラ。表紙の顔を見ると素晴らしいぞ、なんて思ってしまうほど。

そう、これは完全に無害でちょっと楽しみでもあります。

私はこれが「破損行為や図書館への苦痛行為」という項目には署名しません。

 

 

このように述べています。

 

 

幸いにも、図書館の本自体には保護するプラスチック製のカバーがされており、

この目玉シールの接着剤も強力ではないため、取り外しても今のところ本の損傷はないのだそうです。

 

 

もちろん、面白いイタズラと言えども、本当に図書館にある資料や本を破損してしまうことがあれば別問題です。

 

もし、何かそのようなことがあった場合は図書館側も対処が変わってくるとハッキリ言っています。

 

 

 

 

このイタズラをした人は恋愛小説が好きらしい

情報・写真引用:https://www.is.fi

 

このイタズラに目玉シールが貼り付けられた本は、1冊2冊ではありません。

10冊ほどあるそうで、それらの本のジャンルはロマンス系なのだそうです。

 

 

これが、きっとコメディ系の本だったらなんとなく「あーそうねー」となりますが、

 

まさかの!

ロマンス系できたか!

 

というところも責任者ヤルベライネン氏はジワジワきてしまったご様子です。

 

 

調べようと思えば足取りはつくかもしれません。

しかし、このイタズラは特に調査したりなど何もしていないとのことです。

 

結局、「もうこのジョークも飽きてきたころ」なのだそうで、目玉シールのイタズラは早かれ遅かれそのうち終わるだろうと図書館側は信じているもよう。

 

 

 

 

このイタズラにフィンランド世間の反応は、、、

「なんて芸術だ!オリジナルのものより優れているじゃないか!」

「すごいけど、イタズラはイタズラよ。笑」

 

 

「助けて笑!これらの本はまだ図書館にあるの?私の20代の頃に読んだ本の一冊があるわ!」

「目玉シールに気づかずに生徒に勧めた教師がいるかもね」

 

 

「このシールがどこで手に入るのかググったよ。素晴らしいアイデア」

「笑いが止まらない!!!」

「私は40年以上図書館で働いてたけど、一度もこのようなことに遭遇したことがないわ」

 

 

世間の反応も図書館責任者と同じように、ツボにハマったようでポジティブなコメントばかりでした。

 

時々目立ったのが「その目玉シールはどこで売っているのか?」との質問。

 

自分の持っている本に目玉シールを同じように貼りたい人がいるのでしょうか。笑

 

 

今回はフィンランドのちょっと笑える図書館でのイタズラニュースをお届けしました。

なんでも真面目に考えず、ユーモアを持って対処するところがフィンランドのいいところですね。

「イタズラ」はやっぱりダメですけどね。笑

 

 

情報・引用:Ilta-Sanomat -Silmäliimaaja ”aiheuttaa hallitsemattomia painajaisia”..

関連記事

  地球温暖化問題、エネルギー問題、資源問題など様々な問題が起きている現代の社会ではいかに資源を有効に利用し、無駄をなくし、ごみをリサイクルして再利用するかが大き…...続きを読む
フィンランドにおけるコロナウィルスに関連する重要な情報を随時アップデート、時系列の形式でご提供します。確認感染者数、政府が発表した最新の政策や行動制限対策などの情報を…...続きを読む
  もう一つのストリーは筆者のある友人が日本からフィンランドを訪ね、ヘルシンキに滞在する期間中に起きたことです。     その友人に筆者が想像もつかない症状が…...続きを読む
初めて外国人の友人に自作の日本料理を食べてもらうときに、注意すべき一つ大事なことがあります。知っておかないと、せっかくの料理を楽しんでもらえないかもしれません。
フィンランド主要都市の家賃比較、家賃相場価格をまとめましたので、是非ご活用ください!
ツアーガイドとして1年間フィンランドの自然をご案内して、みたこと・感じたことをもとに、5分程度でさらりと読めるよう、フィンランドの自然についてまとめました!ぜひ次のフィ…...続きを読む

お薦めの北欧スポンジワイプ

是非水回り、テーブル拭きなどにご活用頂きたいです。

ショップコンセプト

1.フィンランド 北欧というと?

フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。

2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい

「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。

「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。

3.運営に「誠実」と「感謝」

「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop

4.キートスショップの名前

Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。

キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。

キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら