電子社会フィンランドの電子サービスを利用する2つの方法

公開日:2021年2月22日  関連分類: 

 

電子社会のフィンランドでは国民や長期在住外国人すべての人にマイナンバーを発行しています。

 

※マイナンバーは人口情報システムに自分の情報を登録することで発行されます。

参考:フィンランドに3ヶ月以上滞在するなら、人口情報登録が必要!マイナンバーが発行される

 

 

このマイナンバーはほとんどの公的サービスや一部の金融サービスに紐付けされており、様々なサービスを利用する際にネットに通じて簡便にできるようになります。

もしフィンランドの電子サービスを利用しないなら、すべてが紙作業・郵便や窓口送付となり、おそらく挫折感を強く感じる日々になるでしょう。

 

 

フィンランドの電子サービスを使うには、マイナンバーが発行された後にフィンランドのシステムにアクセスする(ログイン)手段が必要です。

その手段は2種類あります。

  1. 銀行のインターネットバンキングサービス(アプリ含む)を利用
  2. フィンランドのIDカード、カードリーダーとパソコンを利用

 

※フィンランドに住む期間が1年未満の方は利用できません。(Permanent addressの登録ができないため、IDカードの発行ができません。そのため、インターネットバンキングサービスへの申し込みができません)

 

 

ちなみに、このフィンランドのシステムにログインする方法は「electronic identity」もしくは「E-identification」(電子認証)と言います。

 

 

 

 

インターネットバンキングを利用する電子認証が一番便利

フィンランドの銀行各社が提供するインターネットバンキングサービスは「ネット上の本人確認方法」として利用されています。

 

銀行のインターネットバンキングサービスを利用することで、マイナンバーが紐付けされた各種類の公的サービスへのアクセスができるようになります

 

 

マイナンバーが紐付けされているインターネットバンキングサービスを提供する銀行は下記の通りです。

  • OP Bank Group
  • Nordea
  • Danske Bank
  • Handelsbanken
  • Ålandsbanken
  • S-Pankki
  • Aktia
  • POP Pankki
  • Säästöpankki
  • Oma säästöpankki

 

 

銀行に行ってアポを取ってインターネットバンキングサービスの利用に申し込む際には下記の書類を持参する必要があります。

  • パスポート
  • フィンランドもしくはEEAの国が発行したIDカード(有効期間内且つICチップ搭載)
  • 在留カード

銀行によって求められる書類が若干異なるかもしれません。

 

参考:Identity documents accepted by Nordea

 

 

数年前までにフィンランドの銀行のインターネットバンキングサービスは「ID番号」と紙形式の「パスワードリスト」という形でしたが、近年は各銀行がアプリを開発し、アプリでログインしたり、携帯についている指紋認証を利用したりして、アプリを活用した電子認証はさらに便利になりました。

 

 

もちろん、インターネットバンキングサービスを使えば、通常の口座残高確認や振り込み、ネット上での支払いなどが簡単にできるので、フィンランドで生活するには必要不可欠なサービスと言っていいでしょう。

 

 

ちなみに、フィンランド携帯回線大手3社であるElisa、TeliaとDNAは契約携帯回線を利用して電子認証を行うサービス(モバイル認証と言います)を提供しています。

しかし、契約携帯回線を利用して電子認証を行う際にやはりインターネットバンキングによる認証が最初に必要ですので、どっちみちインターネットバンキングサービスが必要となります。

 

 

 

 

フィンランドのIDカード、カードリーダーとパソコンを利用して電子認証を行う

もう一つの方法は「フィンランドのIDカード、カードリーダーとパソコンを利用して電子認証を行う」ことです。

 

フィンランドの人口情報システムに「permanent address」と登録されている人にはIDカードを申し込むことができます。

IDカードの申し込みと発行は警察署で行われ、費用は55ユーロです。

 

参考:Apply for an identity card

 

 

このフィンランドのIDカードを手に入れ、カードリーダーを用意し、パソコンに必要なソフトを入れれば、フィンランドの公的サービスに電子認証してログインすることができます。(筆者はやったことないですが)

 

詳細は下記リンク内ページよりご確認ください。

参考:Citizen Certificate and electronic identity

 

 

ただし、パソコン、カードリーダー、ソフトのインストールなどが必要で、アプリも携帯も活用できないため、個人的にあまりお薦めできませんね。

 

 

まとめ:フィンランドの銀行のインターネットバンキングサービスはいち早く申し込もう!

上記にてフィンランドの公的サービスにアクセス電子認証方法を紹介しました。

 

やはり銀行のインターネットバンキングサービスをいち早く申し込んだほうがいいと筆者は思います。

 

 

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1.フィンランド 北欧というと?

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2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい

「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。

「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。

3.運営に「誠実」と「感謝」

「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop

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Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。

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