フィンランドの首都ヘルシンキでは綺麗な街並みでスッキリしています。どうしてだか分かりますか?
ヘルシンキの街では高い建物はあまり見かけません。フィンランドでは色々な街に景観を守るために都市計画の中で厳しい制限があるからです。
しかし、それだけが理由ではありません。
その他の理由を今回は日本と比べてお答えしましょう。
フィンランドの街には電信柱はない。コストをかける意識の理由
最近ではフィンランド人のシンプルライフが注目を浴びていますが、街並みや環境もシンプルだということはあまり注目されていません。
フィンランドの一番都会、首都ヘルシンキの街並みをみても日本と比べてとてもシンプルなのは観光旅行に来られたことがある人ならお気づきでしょう。
その理由はいくつもありますが、第一に電信柱がないということ。
フィンランドの電気配線の全ては地中に埋められているからです。
フィンランドだけでなく、多くの欧州国では「無電柱化」が進んでおり、アジアの方ではシンガポール、台北では90%以上。
打って変わって日本の首都では8%だけ、大阪は6%と、どこもかしこも電柱(電信柱)を目にする環境です。
日本の電柱の本数は3552万本もあるにもかかわらず、更に毎年7万本も増えているのだとか!
もちろん、自然災害が多い日本では復旧や工事のしやすさが理由として挙げられますが、何もりもそこにかかる莫大な費用の問題が大きくのしかかっているからです。
自然災害の少ないフィンランドではもしもの時の復旧や工事の問題は少ないですが、無電柱化によるコストへの考え方は日本とは別です。
景観をスッキリ綺麗に保つためならばそこに莫大なコストをかけたって当たり前と考える意識を持っているためです。
面白いことに、フィンランド人からすると日本の電柱がたくさんある街並みは珍しく、そして面白く目に移り、日本旅行へ行くとその電柱がいっぱいの写真を撮る人が多いのですよ。
フィンランドの広告と日本の広告は全く逆のデザインと感覚
フィンランドのデザインは世界でも多くの人を魅了します。家具や建築、キッチン用品からテキスタイルまで。
でも、フィンランドの広告デザインのことはご存知ですか?
例えば、電車やバスの中で目にする広告を想像してみてください。
日本の広告は一面ぎっしりと絵や文字が書かれていることが多くあります。
しかしフィンランドの広告は実にシンプル。
日本の多くの広告では、
「少しでも見てもらう人へ少しでも多くの情報を広告だけでいかに伝えるか?」
そう、情報量を重視するのに対し、
フィンランドでは「広告のデザインにこだわりを持っていかに見る人への注目を集めるか?」
に重点をおきます。
先ほど例にあげた公共の交通機関であるバスや電車内ではもちろん、日本ではお店には大きな看板や商店街のチラシなど、無数に目にすることがありますね。
では、フィンランドはどうでしょう?
広告を貼り付ける場所はほんの数カ所、決まったところにだけしか載せることができませんので、電車の中はもちろん、地下鉄のホームでは広告が劇的に少ないのです。
しかも、デザインはシンプルで最近では街の看板にはデジタル広告が増えてきているのでスッキリです。
フィンランドの信号はぶら下がっていない
どれだけ都会の交通量が多くて店が周りに多い場所でも「この標識、分かりにくいところにあるなぁ」と感じることは決してありません。
それは、先ほどの項目でもお話しした「広告が少ないから」。
他に邪魔になるものがなく、気が散ってしまうこともないからです。
それに加え、日本の信号機とフィンランドの信号機には大きな違いがあります。
日本では上からぶら下がっている信号機、道路の真上に信号機が取り付けられているところが多くあります。
道の脇に信号が設置されているのは歩行用の信号機以外ではほぼ稀ではないでしょうか?
フィンランドは逆で、車用の信号機でも道の脇にあるのが普通。
これは電信柱についで街がスッキリと感じる理由としてはかなり大きなことでしょう。
フィンランドの街にはゴミ箱がびっくりするほど多い
一見、ゴミ箱が街に溢れると逆にゴチャゴチャしてしまうのでは?と思う方も多いでしょう。
しかし、街の道中にゴミが落ちているのとゴミ箱がどこにでもあってみんながゴミをそこへ捨てるのとはまた別問題。
日本の街中でゴミ箱を探そうと思えばコンビニぐらいしか思い当たらないという方は多いはず。
今でこそ、都会でも道に落ちでいるゴミは日本人の素晴らしい性格と習慣から見かけることは少ないですが、観光地では小さなゴミ箱はゴミで溢れかえっています。
そこしか捨てるところがありませんからね。
フィンランドでは、例え首都ヘルシンキを歩いていてもゴミを捨て場所を探すのにストレスを感じることはありません。
そしてゴミ箱がゴミで溢れかえっているということもないのです。
いかがでしたか?
フィンランドの街並みがゴチャゴチャしていない理由はまだまだ他にも理由がありますが、日本との大きな違いはこの4つ。
生活習慣がシンプルなだけでなく、生活環境である街並みもシンプルなフィンランド。
もし、旅行に来られたなら写真を撮るところがたくさんありますよ!
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1.フィンランド 北欧というと?
フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。
2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい
「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。
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「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop
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「Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。
キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。
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