みなさんは、スナフキンのお父さんである「ヨクサル」のことをご存知でしょうか。
グッズもほとんどなく、アニメなどに登場することもほぼない、いわゆるレアキャラなのですが、ヨクサルのことを知る人からすると、なんともたまらない魅力がある!とひそかに人気なんですよ。
今回は、あまり知られていないヨクサルの性格や、彼とスナフキンの共通点や関係性などについてお話ししたいと思います。
※右がヨクサルです。
※写真引用書籍:『ムーミンパパの思い出』講談社、トーベ・ヤンソン/作・絵、小野寺百合子/訳、1990年発行
ヨクサルってどんなひと?
ヨクサルは、一言でいうと自由人です。
人に言われたからそれを守るだとか、そういったことが苦手なようで、自分がどうしたいか、がいつも彼の最優先事項です。
ただ、こう紹介すると「スナフキンはお父さん似なんだ!」と思われる方がいそうですが、ムムリク族の自由っぷりはスナフキンの比になりません。
息子であるスナフキンは自由人ではあるものの、ある程度は他人のことも大事にしますが、父であるヨクサルは、他人のことなんてお構いなしです。
例えば、他の人と同じグループの中に入って行動しているときでもヨクサルは寝たいときに寝るし、くつろぎたいときには勝手にくつろぎます。
とはいえ、ムーミンパパの親友フレドリックソンはヨクサルを知っています。
フレドリックソンから見ると、ヨクサルは一見自由で他人の事お構いなしですが、実際のところ誰よりもみんなのことを見ており、すべての物事の本質を見抜いた言葉が自由やわがままのように聞こえるだけだそうです。
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スナフキンはアニメで「物心がついた時からひとり旅をしていた」と語っていますが、「その時ヨクサルはどこに……?」という疑問が浮かびます。
スナフキンは幼いころからひとり自立して生きてきたのかもしれません。
そう考えると、スナフキンの達観した性格にも納得できるような気がします。
さて、こんな風に育児放棄疑惑すらあるヨクサルですが、なかなかの人でなしなのにどうして愛されているのか考えてみると、彼の自由奔放っぷりは突き抜けていて、いっそのことすがすがしく見えてしまうからかもしれませんね。
ヨクサルとスナフキンは似ている?だいぶ違う?
ヨクサルは、「入るな」と書かれた立て看板を見つけては、わざと入り込んで昼寝をしたりするほど、枠にとらわれることを嫌います。
まあ、ここまでいってしまうと、自由人というよりも天邪鬼と言っていいような感じもするのですが。笑
このエピソードを聞くと、さすが自由人ヨクサル!と思うところですが、実はこの性質はスナフキンにもしっかり遺伝しています。
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スナフキンも、こういった立て看板が大嫌い。
いつもクールなスナフキンですが、大嫌いな立て看板を目にすると、周りが驚くほど取り乱すこともあるようですよ。
例えば、ある公園にたくさんの立て看板があり、いろいろな禁止事項が書かれているとします。
スナフキンは迷いなくすぐにすべての看板を抜き捨てるでしょう。
なんだか意外な一面ですね。
そんな似ているヨクサルとスナフキンですが、幼いころから別々に生きているふたり。
親子らしい再会もするのか気になりますよね。
調べてみると、原作である「ムーミンパパの思い出」の中にはふたりの再会についてのエピソードがあるようです。
※写真引用書籍:『ムーミンパパの思い出』講談社、トーベ・ヤンソン/作・絵、小野寺百合子/訳、1990年発行
じゃあアニメは……と気になって調べてみたら、なんと、この二人は再会しないどころか、なぜだかアニメの中でヨクサルは「スナフキンのそっくりさん」扱いをされていました。
親子の設定そのものがなくなっているのでしょうか?
※アニメでは制作会社によってストリー内容や人物関係が調整されていることがよくあります。
ヨクサルとミムラ夫人の不倫関係の末に生まれた子がスナフキンなので、そういったところにも関係しているのかもしれません。
ヨクサルとスナフキンのムムリク親子についてのエピソードを期待していたファンたちは、がっかりすると共に、そっくりさん扱いなんて突拍子もない設定を抱えて登場したヨクサルに、思わず笑ってしまった方もいらっしゃるようです。
アニメしか知らなければ、「あぁそうなんだ」で済んでいたかもしれないヨクサルの扱いですが、原作を知ったうえで見てみると、面白いですね。
ムーミンたちについて知れば知るほど、ほかにも面白い発見ができるかもしれませんよ!
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