フィンランド人が大好きなサウナ。フィンランド文化から引き離せないサウナ。
そんなサウナにもいくつか種類あります。
※キートスショップ主催ヘルシンキ現地ツアー
フィンランドではサウナが3種類もある
フィンランドのサウナはスモークサウナ、木材加熱式サウナと電気式サウナの3種類があります。
スモークサウナ
スモークサウナはフィンランドで最も伝統的なサウナ方式です。
木材を燃やして加熱するストーブですが、煙突がないため、煙はサウナ室中に広がります。
多くのフィンランド人は伝統的なスモークサウナが最も良質なサウナと考えています。
作られた水蒸気がスムーズで気持ち良いからです。
スモークサウナ室の壁には煙によって黒くなっているので、壁によりかからないように気を付けてください。
通常は5時間ほど木材を燃やしてサウナ室を温めます。入室前に天井にある通気孔を開放し、煙を排出してから入室します。
煙はサウナ室に残っていないですが、入室した瞬間にその香りを感じます。その香りはまるで、森に入ったような香りで心を静めてくれます。
スモークサウナは80~160度加熱でき、現在は田舎以外でお目にかかることが少ないです。
木材加熱式サウナ
スモークサウナと同じく木材を燃やして温めますが、ストーブに煙突が付いていますので、煙はサウナ室に入ることなく、直接排出されます。
村やサマーコテージによくあるサウナ加熱方式です。
いい香りと燃焼時間が長いため、乾いた白樺の木材を燃料として使用することが好まれています。
加熱範囲は約70~130度です。
電気式サウナ
現在最も普及しているのは電気式サウナです。
電力を使用して加熱しますので、木材が要りませんし、煙も出ないため、都会やマンションでよく使用されるタイプです。
また、火を使わないため、火災や一酸化炭素中毒のリスクが低く、安全性が高いです。
更に、温度の設定ができ、加熱が早く、時間予約できるシステムもありますので、非常に便利です。
温泉と同じでサウナで裸は当たり前
温泉に入るのと同じで、体は清潔に洗い、何も着ずにサウナに入ります。
男性と女性は基本的に別々でサウナに入りますが、同じ家族であれば一緒に入ることが多いです。
もちろん、子供が青少年になったら、徐々に別々で入るようになります。
裸で入りますが、フィンランド式サウナはセックスと全く関係ありません。
1970年代か80年代のドイツにあるサウナはセックスと関係があったようですが、フィンランドでは全く関係ないです。
ヘルシンキの公衆サウナ
1920年代のヘルシンキには100箇所以上の公衆サウナがありました。
自分の家がない若しくは自分のバスルームがない多くの工場労働者はよく公衆サウナでシャワーを浴び、サウナに入って一日の疲れを取るようにしていました。
しかし、1950年代以降人々は自分の家を持ち始め、自分の家にサウナを作ることで公衆サウナを利用する人は激減しました。
現在となってヘルシンキの公衆サウナは数か所しか残っていません。
昔の労働者階級が多く住んでいたヘルシンキのカッリオエリアに1920年代から営業している公衆サウナがあります。
現在カッリオエリアの住民は学生、アーティストや短期観光客に変わっていますが、人々がサウナに入り、外のベンチに座ってビールを飲みながら体を冷やすことを今でも見ることができます。
すべてのフィンランド人に自分のお気に入りのサウナがある
ある30代後半のフィンランド人女性のお気に入りのサウナはフィンランド北東部にあります。
それは彼女のおじいさんが作ったサウナで、森と湖のすぐ横にあります。
既に古くなったサウナには独特な香りがします。それは使い込んだ木からであり、溜まってきた煙からです。
「電気もなくろうそくを使う必要がある非常に伝統的なサウナです。ロウリュが柔らかく、サウナ部屋の木もすごく柔らかく感じます。」
おばあさんと一緒にサウナに入るのもすごくいい経験です。
様々な体、胸、お尻を見るのは非常に健康的なことだと彼女は思います。雑誌では見れない実際に存在しているものですから。
「サウナがなければフィンランドは存在しません。サウナは我々のDNAに組み込まれています」
フィンランドサウナ協会の方が言います。
「もしフィンランドを知りたいならまずサウナを知る必要があります。もしサウナを体験したことがなければ、それはフィンランドを体験したことがないことと同じです。」
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ショップコンセプト
1.フィンランド 北欧というと?
フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。
2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい
「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。
3.運営に「誠実」と「感謝」
「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop
4.キートスショップの名前
「Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。
キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。
キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら)