フィンランド語1~12月の名前にそれぞれ意味がある!?

公開日:2020年11月20日  更新日:2022年9月22日  関連分類:

 

一年には12ヶ月があり、それぞれ1月、2月、3月から12月と呼ばれています。

 

数字で名付けされたので覚えやすくてわかりやすいですよね。

 

 

しかし、他の言語では月が数字で名付けされているとは限りません。

 

 

英語はまさにそうです。

一月がJanuary、2月がFebruary、3月がMarchなど数字ではなく、1~12月それぞれ自分の名前があります。

 

名前を覚えるだけで大変ですよね。

それだけ12個の単語を覚えないといけないわけですから。

 

 

フィンランド語もそうです。

1~12月の名前はそれぞれ違います。

 

 

しかし、面白いことに、それぞれの月の名前に意味があるのです。

面白い意味もあるので見て行きましょう!

 

 

 

 

1月はフィンランド語で「Tammikuu」です。

tammiは現在のフィンランド語ではオークの木の名前ですが、昔の言葉では「核」「軸」を意味します。

 

そういう意味で1月はフィンランド語で「核心」月という意味にもなるそうです。

 

 

2月は「Helmikuu」です。

helmiは真珠、宝石の意味を指しています。

 

2月にフィンランドではまだまだ雪が深く、世界中が真っ白で輝いているように見えるので、「輝く月」というイメージだそうです。

 

 

ちなみに「kuu」は月です。

 

 

3月は「Maaliskuu」です。

maaは大地を指します。

 

3月になると日が伸びて雪が融けていきます。

そのため、真っ白の世界から大地が再び見えるようになるわけなので、maaliskuuです。

 

 

4月は「Huhtikuu」です。

huhtiはフィンランドの昔の農業方式に関係します。

 

昔フィンランド内陸部の農業方式としては広く使われてきたのは「焼畑農業」というやり方で、森や雑草を焼き払い、焼かれた木や草がそのまま肥料になるという方法です。

それで焼かれた土地を指す言葉が「huhta」です。

 

まさに4月は夏が来る前、焼畑を行う時期であり、huhtikuuなわけです。

 

 

 

 

5月が「Toukokuu」です。

その意味は農地を整備し、種蒔く月ということだそうです。

 

 

6月は「Kesäkuu」です。

意味もとてもシンプルで、Kesäが「夏」という意味で、夏の月ということですね。

季節の名前がそのまま月の名前になっています。

 

 

7月は「Heinäkuu」です。

heinäは「牧草の草」を意味しているので、7月は牧草を収穫する時期ということを指します。

 

 

8月は「Elokuu」です。

Eloは生命の意味で、生命力ある農作物のつき、つまり「収穫の月」という意味です。

 

 

9月は「Syyskuu」です。

フィンランド語で「秋」がSyksyで、Syyskuuはそのまま秋の月です。

夏の月と同じく季節の名前が月の名前になっています。

 

 

10月は「Lokakuu」で、その意味は「泥の月」です。

まさにフィンランドではよく曇り、よく雨が降る時期です。

 

森や森林公園に行くとまるで沼地の中で歩いているような感じです。

 

 

11月は「Marraskuu」です。

その意味はなんと「死の月」です。

 

 

冬が来る直前で日照時間がどんどん縮んで行き、落葉樹の木々たちの葉っぱも全部落ちきり、お花や草も全部死んでしまう時期です。

そんな雰囲気を感じるまさに今この時期、つらい!(記事の公開日)

 

 

 

 

12月は「Joulukuu」です。

Jouluはクリスマスという意味ですので、クリスマスの月ということですね。

 

 

いかがだったでしょうか。

 

フィンランドの1~12月それぞれの名前に意味があり、多くの意味は季節や農業に関係しますね。

意味を理解しているとより覚えやすいかもしれません。

 

 

参考:How to remember the Finnish months

 

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