『ムーミンのちいさな相棒』ソフス: ムーミンキャラクター紹介

公開日:2019年7月2日  関連分類:

 

ムーミンの物語には、ちいさなちいさなねずみ達が登場しているのをご存知ですか?

 

中でもコミックス版では、ムーミンの傍らにいるちいさな真っ黒いねずみをご覧になったことがある方もいらっしゃるかもしれません。

 

 

今回ご紹介するのは、その真っ黒ねずみのソフスです。

 

 

 

 

ねずみのソフス

ムーミンの物語には不思議な名前を持つ種族がたくさん登場します。

 

ムーミン族、スノーク族、ミムラ族に、ムムリク族。

 

彼らは動物に似ていたり人間に似ていたりしますが、いずれも妖精のような存在であるとされています。

 

 

でも、その中でソフスは妖精でも何かの種族でもなく、「ねずみ」として描かれています。

(ムーミンの世界にも動物は存在するのですね!)

 

 

ちいさなねずみはたくさん出てくるのですが、真っ黒な姿をしているのは一匹だけ

ムーミンの傍にいる真っ黒いねずみを見つけたら、それはソフスであると思って間違いないでしょう。

 

 

ねずみたちは存在するだけでなく、言葉を話したりもします。

が、名前を持っているのはソフスだけです。

 

 

ソフスはコミックス版にしか登場しないキャラクターですが、ムーミンの世界のねずみ達の中でも一番特別な存在であると言えるかもしれません。

 

 

Moomin.comより引用。

 

 

ムーミンとソフスの関係

ムーミン公式サイトでは、ソフスをこのように紹介しています。

 

ソフスはいつもムーミンのかたわらにいて、ときにはムーミンを助けるために奔走します。

 

この紹介からもうかがえるように、ソフスはムーミンの相棒的な立ち位置で描かれています。

 

 

ムーミンの相棒といえばスナフキンの存在がイメージとして強くありますが、コミックス版では、ソフスがちいさな相棒のひとりとして頑張る姿を見ることができます。

 

そのためか、時々グッズでもムーミンの傍らに描かれているのを発見することも。

 

ソフスファンの方は、グッズをご覧になる際もぜひ注意深く探してみてくださいね。

 

 

 

 

ムーミンの相棒はソフスが2代目?!

ここでソフスのちいさなトリビアエピソードについてお話ししましょう。

 

実はソフスは、ムーミンの相棒を務めるねずみの2代目なのです。

 

 

一代目は彼のいとこが務めていて、ソフスと同じようにムーミンの傍らにいつも寄り添っていました。

彼も黒い身体を持っていましたが、ソフスとは違い、おなかだけが白いねずみです。

 

 

一代目の相棒ねずみも時々グッズに描かれていることがありますよ!

 

ソフスと見分ける方法はおなかの色。

 

こちらもよく見てみると新しい発見があるかもしれませんね。

 

 

ちなみに、ムーミンの相棒ねずみが代替わりしたきっかけは、一代目の結婚でした。

結婚を機に引退することになったので、いとこであるソフスにバトンタッチしたのです。

 

 

 

 

まとめ・ソフスは物語を支える影の立役者

ソフスは英語版では「シャドー(shadow)」という名前で描かれています。

 

彼の身体が真っ黒であることからつけられた名前なのでしょうか。

 

でもこの名前って、見た目だけじゃなく、ソフス自身の役割にもよく通じていたりします。

 

 

日本では、黒子(くろこ)という言葉・役がありますね。

メインである俳優や舞台進行の手助けをする役目を持つ人のことを指します。

 

 

ソフスを見ていると、まさにこの黒子的立ち位置として描かれているような印象を受けます。

 

彼がの活躍があるからこそムーミンがより動くことができ、物語が進行していく。

 

そんな黒子的立ち位置であるソフスは、影の立役者と言えます。

 

 

決して目立ちはしませんし、名前もあまり知られていないキャラクターであるソフス。

 

それでも、コミックス版のムーミンの物語において、ソフスの役割はとても大きなものです。

(なんてったってムーミンの相棒は、代替わりするほど重要な役なのですから!)

 

 

ムーミンの物語には個性豊かで強烈なキャラクターがたくさん登場しますが、時々はソフスのように、ひそかに活躍しているキャラクターに目を向けてみるのも楽しいですよ!

 

 

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