ヘルシンキお薦めのすしレストラン:ZEN SUSHI

公開日:2018年7月23日  関連分類:  

今日ご紹介したいのはヘルシンキにあるとても特別な寿司レストランZEN SUSHI」です。

 

お店は10席しかなく、とてもコンパクトなサイズですが、その裏にあるストーリーはとても特別で紹介しなくてはいられないくらいです。

 

 

ヘルシンキZEN Sushiレストランは2005年から

ZEN Sushiレストランが開業されたのはすでに2005年に遡ります。

当初はフィンランド人の方と沖縄出身の日本の方のご夫婦がオーナー兼シェフで、ヘルシンキ市中心から近く、現在のムーミンカフェの向こう側という場所で開業されたそうです。

 

10年以上渡って寿司レストランを運営されてきたご夫婦は定年ということでレストランを譲ろうとしていました。

それで2018年に経営を引き継ぎ、寿司レストランを受け継いだ(買い取り)のが現在の日本人女性オーナー兼シェフ(下記Aさんと言います)です。

筆者はたまたまこの女性オーナー兼シェフの旦那さん(下記Bさんと言います)とは友人関係で、ZEN Sushiレストランにお邪魔させて頂き、お話を聞かせて頂きました。

 

 

 

30代の女性で単身フィンランド移住

フィンランドに住む日本人の方々の多くは結婚されて移住されてきた方々です。

その他は留学で卒業してフィンランドに残る方々などです。

 

いきなり一人で移住してくる方というのはとても珍しいです。

Aさんは正にそんな一人で日本からフィンランドへ移住されてきた方です。

 

筆者の友人のBさんの話によると、Aさんはもともとフィンランド語を勉強され、日本の調理師免許も持っていたので、フィンランドの短期夏季語学学校に通った後に、A さんはあるフィンランド語サイトでZEN Sushiレストランの求人情報を自分で探し出し、日本国内から申し込みました。

日本からの申し込みに元オーナーは驚きましたが、とても快く受け入れて頂きました。

元オーナー自ら移民申請用の書類にも協力して貰い、晴れてビザ(就労許可)が降りました

 

そんな彼女が当時からZEN Sushiレストランで長く勤められ、今回元オーナーがレストランを譲りたい話が出た時に、彼女が名乗り出し、現在のオーナーになったそうです。

 

 

フィンランド移民局から言われた厳しい言葉

Bさんの話に変わりますが、フィンランドに住み着く奥さんと一緒に生活したく、旦那さんのBさんはフィンランドのあるレストランから仕事のオファーをもらった上、日本の仕事を辞めたにも関わらず、フィンランドの在留許可がなかなか降りてきません。

 

当時Bさんはフィンランド移民局に在留許可の催促をしましたが、移民局から在日本フィンランド大使件経由で届いたメッセージはとても厳しかったです。

 

あなたはフィンランドのレストランから仕事のオファーをもらったが、あなたは今までその仕事に関連する学歴も職歴もありません。そんな背景のあなたがフィンランドに来たとして、もし仕事を失ってしまい、税金払えなくなり、フィンランドの社会問題を起こしたりするとどうするんですか?自分がフィンランドに来る理由があればいいのではなく、フィンランド社会がなぜあなたを受け入れる必要があるかを考えてみてください」だそうです。

 

 

当時のBさんはフィンランド大使館でこの話を聞かされ、ショックを隠せないながらもどうすればいいかと聞いてみました。

大使館の職員からもらったヒントは「今後フィンランドでやる仕事と関連する資格を取ること」だそうです。

それで、Bさんは半年間寿司学校に通い、関連する資格を取得した上、在留資格(就労ビザ)の申請に再チャレンジし、妻に4年遅れてフィンランドに移住してきました。

 

ちなみに、当時Bさんの娘さんはすでに社会人となり、日本で独立して生活しています。

 

※ランチメニューです。

 

努力は欠かせないが、夢のあるフィンランド人生

実に、もうすぐ50代に入るBさんは現在住居管理人の学校に在籍し、2018年秋か冬から住居管理人としてフィンランドで再就職する予定です。

 

本来住居管理の専門に専念するBさんはAさんのすしレストランには関与しない方針ですが、ZEN Sushi の都合により、急遽Bさんが寿司レストランを手伝うことになりました。

 

正にそのおかげで筆者が禅寿司レストランを伺うチャンスが得られ、様々な話を聞くことができました。

夫婦ともに「努力を惜しまず夢と自由のある人生」を過ごしているのではないかと思います。

 

(しかも、AさんもBさんも筆者と違って、フィンランド語ペラペラです)

 

 

ZEN Sushiレストラン店内の雰囲気

何も知らずに入ると恐らく一般的なコンパクトな寿司レストランだなと感じます。

 

しかし、お二人の話を知っていると、映画にあるかもめ食堂のような雰囲気をとても強く感じます

 

『映画かもめ食堂』にあるかもめ食堂は日本の味、日本の定食を自由を求める日本人女性がフィンランド人へ提供する場所です。

そのような雰囲気を正に筆者がZen Sushiレストランで感じました。

そのまま、目の前に。

 

もし、映画かもめ食堂が伝えたいメッセージが現実になったら、こんな場所なのではないかと思いました。

 

今は近所の住民、近くのヘルシンキ大学の職員、会社員などがよく訪ねてくるそうです。

ヘルシンキ中央駅から徒歩12分、ムーミンカフェのすぐ向こう側ですので、是非訪ねてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

営業情報

 

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ショップコンセプト

1.フィンランド 北欧というと?

フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。

2.フィンランド・北欧のデザイン

北欧にあるフィンランドは毎年冬が寒くて暗いです。家の中で生活する時間が非常に長いフィンランド人はちゃんと室内の生活を楽しもうと発展してきたのは生活製品のデザインです。そんなフィンランドデザインの特徴は「シンプル」「スタイリッシュ」「温もり」「ナチュラル」「鮮やか」。デザイン性の高さに加え、機能性にも優れているのが更なる魅力です。また、フィンランド出身の原作者トーベ・ヤンソンが作り出した「ムーミン」の背後にある原作者の思いや哲学もフィンランド代表の一つです。

3.「隠れ」デザインの魅力

人気ブランドのマリメッコやイッタラ、アラビアなどは知られており、キートスショップは日本の方々に届かない製品を届けるサービスを提供しております。また、優れたものを作りながら知られていない小さなメーカーやデザイナーがフィンランドもしくは北欧に多数存在しています。良い製品・作品が埋もれてしまうのは、とてももったいないこと。

キートスショップは、そのようなメーカーやデザイナーの製品・作品を発掘しながら応援活動も行っております。まだ知られていない北欧雑貨を日本の方々へ届け、より幸せな生活を送って頂きたいという思いです。

4.運営に「誠実」と「感謝」

「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop。

5.キートスショップの名前

Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。

キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。

キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら