フィンランド式残酷ショッピングツアー:映画

公開日:2020年10月20日  関連分類:

写真引用:https://www.is.fi/ kuva:FOX

 

フィンランドが舞台となる国外映画、日本では「かもめ食堂」が有名ですが、今回はロシア映画をご紹介。

 

ジャンルとしてはホラー映画になりますが、フィンランドではホラーコメディのジャンルで分けられています。

 

日本では「フィンランド式残酷ツアー」とすごい映画名が付けられていてインパクト大!

フィンランドでは「ショッピングツアー(Shopping Tour)」という至って普通の映画名です。

 

  • どんなところがコメディなのか?
  • 映画舞台は実際にある
  • まさかの映画がびっくりな短期間でできた?!

 

などなどご紹介。

 

 

 

 

映画の舞台であるお店はフィンランドに実際にある

写真引用:https://www.is.fi/ kuva:FOX

 

この映画の公開、ロシアでは2013年公開でしたが、日本とフィンランドでは共に2014年に上映公開された映画です。

 

ロシアの人たちが行くフィンランドのショッピングツアーで訪れる場所、映画の舞台はギガンッティ(GIGANTTI)と言う電化ショッピングセンター。

 

この舞台はフィンランドで実際にあり、店舗も多数あるフィンランド人には馴染みの電化製品店です。

 

このフィンランドの電化製品店が映画舞台として使用することを承諾したのは、やっぱり宣伝できるという点が大きいでしょう。

 

でもホラー映画だとイメージダウンになるのではないか?

 

しかしですね、本気の怖いホラーではなくフィンランドではホラーコメディとなっているのでそこまでのイメージダウンにはなりません。

 

しかも、2014年映画公開となったときには、珍しいことなので多くのメディアでも取り上げられ、実際良い宣伝になったことは確かです。

 

 

 

 

フィンランド式残酷ショッピングツアーのあらすじ

ロシア人が隣国のフィンランドへショッピング旅行へいくのですが、あると10代の少年とその母親が観光客と一緒にバスツアーに参加します。

 

目的地は新しくオープンしたギガンッティ(GIGANTTI)。

 

少年は新しい携帯電話で旅行の出来事をドキュメンタリーのように収めるのだとワクワクしています。

 

思春期の少年と母親が喧嘩しながらも買い物を楽しんでいると、いきなりお店のシャッターが閉まり、エイラ事が怒ってしまうと言う映画です。

 

映画の映像自体が、10代の少年が携帯電話で撮ったもののように手ブレありで流される場面もあるので、画面酔いしてしまう人にはちょっとクラクラしてしまいそうな場面もあるかもしれないので注意が必要です。

 

ホラー映画好きの方だとブレアウィッチを思わせるような映画でしょう。

 

 

ホラーなのに、どこがコメディーなのか?

現実的によく考えてみるとちょっとおかしな場面や無理矢理的なエピソードがあります。

 

鑑賞途中でツッコミたくなるような人も中にはいることでしょう。

 

「まぁ、映画だからそこも楽しむ」と言うことはよくある話。

 

しかし、まだコメディ要素はあります。

 

 

この映画はロシアの映画ですが、フィンランド側には嫌な気持ちにさせないディスり方(皮肉)が所々あります。

 

それがちょっとクスっとさせるところ。

 

映画の内容からすると、どうやらフィンランドでは夏至祭の翌日に外国人を食べないとダメなんだそうです。

 

夏至祭はフィンランド人にとってとても大切な行事。クリスマスと夏至祭がなければ一年を越せません。笑

 

参考:夏至祭 ~フィンランド最大の夏祭りの秘密を探ろう~

 

まさかの事実に少年は悲壮な表情を浮かべますが、フィンランドでは「なんだその設定」と爆笑。

 

 

更に、

「ロシア人と違ってフィンランド人は教養ある人たち」

「フィンランドみたいな社会保障が整っている国が〜」

 

などのセリフがあるにもかかわらず、人食いと化するフィンランド人。

 

 

驚き!映画制作期間は小学生の冬休みより短かった!

驚くことなかれ、この映画の制作期間はなんと11日です!

 

1週間ちょっとで作ってしまったこの映画、小学校の冬休みでも大体は2週間ぐらいありますが、(東北の寒い地域では3週間以上と言うところも)その期間中に余裕で作れてしまうと言う、びっくりな事実。

 

 

映画製作費の方も660万円とかなぁーり安くついています。(55,000ユーロ)

*1ユーロ=120円で計算

 

ちなみに、日本の邦画の映画製作費用は

「モテキ」で6000万円

「世界の中心で愛を叫ぶ」では10億円かかっています。

 

ハリウッド映画になると計算も難しくなるような制作費で作られることがほとんど。

 

この映画の制作費のコストにはびっくりです。

 

 

 

 

実際のところ、映画の総評価はあまり良いとは言えませんが、フィンランドでは有名な俳優さんも登場しますので興味がある方はちょっと見てみると面白いかもしれません。

 

 

情報・参考:Ilta-Sanomat -Illalla tv:ssä: Pelkoa ja inhoa Gigantissa – kantasuomalaiset kannibaalit iskevät venäläisturisteihin

 

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2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい

「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。

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Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。

キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。

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