ムーミンが歩いてきた軌跡(一):すべてが1914年から始まる

公開日:2017年9月11日  更新日:2019年11月30日  関連分類:

フィンランドを代表するキャラクター:ムーミン。

 

実はムーミンの話は1914年から始まっています。

 

1914年トーベ・ヤンソン誕生

1914年8月9日にフィンランドのヘルシンキにある父が彫刻家で母が画家の芸術家一家で長女として生まれました。

 

兄弟の二人も芸術関係の道を歩みました。

 

弟のペル・オロヴは写真家になり、もう一人の弟ラルスは作家と漫画家になり、姉のトーベと一緒に13年間もムーミンの漫画を描き続けていました。

 

ラルスは日本で放映されるムーミンのアニメを監修するため、来日したこともあります。

 

ラルスの娘であるソフィアは現在ムーミンキャラクターズ社のクリエーティブディレクターを務めています。

 

参考記事:ムーミンを広める最前線の一人:ソフィア・ヤンソン インタービュー

写真出典:https://www.moomin.com/

 

1935年トーベ・ヤンソンが美術・芸術を勉強

トーベが成人となり、本格的に美術や芸術の勉強を始めました。

 

1930~1933年の間にストックホルムにて芸術、手工芸、デザインを学び、1933~1930年にフィンランドで現在芸術について学びました。

 

彼女が初めてムーミン関連の絵を描いたのは1943年にガルム雑誌に掲載されたイラストでした。

 

1945年ムーミン物語が初出版:「小さなトロールと大きな洪水」

スウェーデン語で書かれた初のムーミン物語「小さなトロールと大きな洪水」が1945年に始めて出版されました。

 

ムーミン谷に洪水が氾濫し、ムーミンとムーミンママがムーミンパパを探し、ムーミン谷に戻る道を探す物語です。

 

 

 

 

1946年二冊目出版:「ムーミン谷の彗星」

「ムーミン谷の彗星」は実にムーミン物語シリーズの第一作目とも思われています。

 

この物語の中でスナフキンやフローレンなどの主要なキャラクターが初めて登場し、物語の主体もムーミン谷にあるからです。

 

 

1948年第三作:「楽しいムーミン一家」

「楽しいムーミン一家」はムーミン物語シリーズの第三作ですが、英語に翻訳され、出版されたものとして第一作になります。

 

そのため、「楽しいムーミン一家」には異なる英語のタイトルがあります:「マジシャンの帽子」。

 

1980年代までに「小さなトロールと大きな洪水」も「ムーミン谷の彗星」も英語版が出版されていないので、1961年以降に「楽しいムーミン一家」にはムーミンママがムーミンのことを簡単に紹介する内容が加えられました。

 

「小さなトロールと大きな洪水」と「ムーミン谷の彗星」を読んだことのない英語圏の子供たちによりムーミンのことを理解してもらうためです。

 

 

1950年第四作:「ムーミンパパの思い出」

最初に出版されたタイトルは「ムーミンパパの輝かしい過去」ですが、トーベによって1968年に内容を大幅に書き換えられ、タイトルも現在の「ムーミンパパの思い出」に変わりました。

 

本作の内容は前作にも言及され、主にムーミンパパの過去のことについて書かれています。

 

今までの作品と異なり、「ムーミンパパの思い出」は書き換えられる前後の2バージョンとも英訳され、英語版が出版されていました。

 

1952年初のムーミン絵本

フィンランド人の作家によってスウェーデン語で出版されたムーミンシリーズの作品で初めての絵本です。

 

また、iPadのアプリにも製作された初めてのムーミン物語作品です。

 

物語の中でムーミンは牛乳をムーミンママに持って行く途中、妹のリトルミィを探すミムラねえさんに出会い、牛乳を届いた後にミムラねえさんと一緒にリトルミィを探し回る中で色々が起こりました。。。

 

参考記事:

北欧の小国フィンランドにいる一人の作家が作ったキャラクターであるムーミンはなぜ世界に広がったのでしょうか。世界にムーミン広まる大きな出来事となったのが1954年のロン…...続きを読む

 

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「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop

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