孤独感:フィンランドと日本共に抱える社会問題。3人(2人)に1人孤独を感じる

公開日:2021年3月19日  関連分類:

 

「寂しく感じる」

その感覚は今社会問題になっています。

 

 

昔の農村社会では、人々が共に暮らしていたため、孤独を感じることはあまりなかったが、現代社会では都市化が進むが人々の距離は遠くなったように感じます。

 

周りにいる人が少なければ、全員のことを知り、全員と話すことができますが、周りにいる人が多すぎると、ごく一部の人と話し、知ることしかできなくなります。

 

都市化がどんどん進んでいくと、人々の孤独感がどんどん強まるのかもしれません。

 

 

人々が抱える「孤独感」はすでに日本で多くの人々が直面する問題です。

 

そして、大陸の向こう側にあるフィンランドでもその「孤独感」徐々に大きいな問題になってきています。

 

 

 

 

日本では二人に一人が孤独を感じる

Kaspersky社のレポートによると、日本人の約半数は孤独を感じています。

 

 

新型コロナウィルスが流行している今はその孤独感がさらに強まると思う方もいますが、実に新型コロナウィルスが流行する前から多くの人々はすでに孤独を感じています。

 

 

500人の日本人を対象に行った調査では、55.6%の人は新型コロナウィルス流行前と自粛期間中に同じくらい孤独を感じています

 

つまり半数以上の日本人は常に孤独を感じていることを意味しています。

 

 

ちなみに、新型コロナの流行により、昔より孤独を感じるようになったのは21.8%です。

5人に1人という割合です。

 

 

幸福度ランキング1位のフィンランドでも孤独感は珍しいものではない

フィンランド健康福祉局(THL)が2020年に行った調査では、労働年齢にあるフィンランド人の約3人に1人は孤独を感じているそうです。(一般的に高齢者のほうがより孤独を感じやすい)

 

 

コロナウィルス流行前の2018年にフィンランド統計局が集計したデータによると、フィンランド人の約5人に1人は孤独を感じているそうです。

 

 

「孤独感」は個人的な問題に思われることが多く、孤独感を感じても人に助けを求める人は少ないです。

また、社会問題として特定しにくく、社会のセフティネットから漏れやすいのは事実です。

 

 

孤独感自信が直接人々に危害を与えることはないですが、様々な問題につながります。

 

例えば、自殺とアルコール中毒です。

 

 

孤独感が直接自殺やアルコール中毒につながるデータはありませんが、そうなった人は少なくないです。

 

 

特に高齢者の孤独問題は大きいです。

一人暮らしの方が多く、いまだに有効な解決法がありません。

 

 

幸福度世界一位のフィンランドでも孤独問題は大きくなる一方です。

 

 

参考:<Kasperskyレポート:コロナ禍の孤独感に関する意識調査> 2人に1人が孤独感を感じる日本人、約7割が「テクノロジーの利用は、孤独感を和らげるのに役立つ」と回答

参考:YLE People battle loneliness during pandemic, study finds

参考:Statistics Finland 890,000 people were at risk of poverty or social exclusion in 2017

参考:Helsinki Times Nearly one in three Finns suffering from loneliness

 

関連記事

フィンランドのサーモン、それはサーモンのようで実は違うかもしれません。その他、フィンランドの食卓に並ぶ魚の今の現状をお伝えします。国産だ!いや外国産だ!!結局どっちだ…...続きを読む
フィンランドの未来にどのようなチャレンジが待っているのでしょうか。実に一部は日本と変わらないです。それは地球温暖化問題(二酸化炭素排出量の削減)、少子高齢化による財政…...続きを読む
世界幸福度ランキング1位のフィンランドですが、実に自殺率は低くないです。暗くて長い冬が関係するのではないかと言われるが、気候の要素はすでにデータによって否定されていま…...続きを読む
2020年4月からフィンエアー(フィンランド航空)はフライトを90%も削減すると発表しました。限られた都市へだけの運航、そのリストの中に日本は入っているか?そしてフィ…...続きを読む
社会福祉が充実し、待機児童問題がなく、仕事と子育てが両立しやすいフィンランドでも実に急激的に少子化が進んでいます。それでも人口を維持しています。その理由とは?子供一人…...続きを読む
一人の子供を18年以上育てる費用を考えると、外国人移民の受け入れは本当にフィンランド社会にとって経済の負担になるでしょうか?

お薦めの北欧スポンジワイプ

是非水回り、テーブル拭きなどにご活用頂きたいです。


ショップコンセプト

1.フィンランド 北欧というと?

フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。

2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい

「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。

「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。

3.運営に「誠実」と「感謝」

「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop

4.キートスショップの名前

Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。

キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。

キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら