写真引用:stadinsilakkamarkkinat(from: facebook page)
フィンランドの美味しい食べ物、代表するもののなかでニシンがよく挙げられます。
外はカリッっと中はジューシーなニシンの唐揚げ、
ニシンの酢漬けも有名ですがこれも色々な味のバリエーションがあったり、
みなさんがまだまだ知らないニシンの「美味しい」を感じれる食べ物は多いのです。
フィンランドでは昔から親しまれている魚ニシン、実は毎年開催されるニシン市場またの名をニシンフェアとも言われるイベントがあるってご存知でしたか?
伝統的なニシンフェア開催は秋の終わり頃・毎年10月上旬
写真引用:stadinsilakkamarkkinat(from: facebook page)
実は、1743年から毎年欠かさず開催されてきたこのニシン市場。
フィンランドでは最も古い伝統的なイベントの一つです。
開催されるのは決まって10月の第一日曜日から一週間ほどの期間限定。
2022年は10月2(日)〜8日(土)に開催予定。※時間は発表され次第記載します!
マーケット広場の前にはたくさんの船、伝統的な帆船、がこの日到着し、新鮮なニシン、そして様々な魚製品を多数の漁師さんから直接買うことができる特別な期間です。
2019年には32漁船や漁師が直接販売をしました。
全て「直売」という形で売られるので普段、スーパーマーケットなどでは手に入らないものが売ってあったりと、見て回るだけでもとても楽しめるイベントです。
もちろん、マーケット広場では色々なニシン料理がその場で食べれる屋台レストランも出てきます。
この時期のニシンは旬も旬で一年を通して一番美味しくいただける時。
ニシン以外も!ことのきならではのものが買えるチャンス
写真引用:stadinsilakkamarkkinat(from: facebook page)
ニシンのフェスティバルなのでメインはニシン関連が多く出回りますが、
その他にもこの時ならではの群島パンやジャム、様々なピクルスなど品揃え豊富に出回ります。
中には、試食もしているところがあるので買わなくとも味見ができるチャンスも。
更には、島の羊毛から作られた衣類や工芸品も出回り可愛い雑貨も売ってあります。
この期間のニシン市場ではフィンランド本土だけでなく様々な島からこのフェアへの参加する販売者(漁師)がいるので、チャンスはこの時だけ。
オーランドからも参加があったりスウェーデン近くの島からも参加があったりとこの日にニシンを専門にしている人たちが集結するので大賑わいです。
大賑わいで混み合うので行くなら狙い目は午前中
写真引用:stadinsilakkamarkkinat(from: facebook page)
普通のフェスティバルとは違い、やっぱり魚市場を思い出させる早朝からお店が開店し始めます。
日曜日〜金曜日は9:00から19:00まで
土曜日は7:00〜15:00まで
だからといって開店ちょうどの時間に到着しても賑わい感がなく、のんびりな国ではまだ開店しきっていないお店もありますので、開店予定時間の30分から1時間後を目安に行かれる事をおすすめします。
入場はもちろん無料。
購入する際の支払いは現金のみという店もありますので用意しておきましょう。
カウッパトリと言われる青空市場(マーケット広場)で開催されているのでアクセスはとても分かりやすいです。
海の近くとあり、街中よりも風が冷たいので暖い服装で行きましょう。
フィンランドのニシンは日本のものと違うの?!
ここでちょっとフィンランドのニシンについて知識を得ておきましょう。
実はニシン、フィンランドのものは日本のものとちょっとした違いがあります。
なぜなら塩分濃度の低いバルト海で採れるニシンは日本のものよりもちょと小ぶり。
生物学的には同じなのですが、フィンランドでは公式規制にしたがって区別されているので魚自体の重量の脂肪分が10%を超えるものだけが「ニシン」と言われます。
フィンランド語でニシンとはSilakka(シラッカ)。日本ではバルトニシンと言われることもあります。
漁獲量の点でフィンランドでは最も重要な魚です。
フィンランドでは主にボスニア海とフィンランド多島海域で漁獲され、フィンランド湾で採れるニシンはそれに比べ思いのほか少ない漁獲量。
ですので、今回のニシン市場には遠くから船で参加しにくる漁師たちが多いことに納得できますね。
ニシンは栄養価が高い割りに値段は他の魚に比べて安く、フィンランドで最も口にされる多様な魚です。
例えば、
普段の食卓では、塩漬け・スモーク・焼き・揚げ・酢漬け、、、など。
知る人ぞ知る、フィンランドのお隣スウェーデンでは鼻がまがりそうなくらいの激臭何すると有名な缶詰シュールストレミングですが、これはバルト海で漁れたニシンを発酵させたもの。
このトラウマになりそうなくらいの激臭缶詰シュールストレミングもニシン市場に出回ることがあるかもしれません。
これはさすがに好んで食べるフィンランド人は、、、劇的に稀です。
もし、10月頭にフィンランドへ来られる機会がありましたら是非とも足を運んでいただきたいニシン市場。
せっかくのチャンスですからニシンも雰囲気も一緒に味わってみてください!
*ニシンの漁れるバルト海、どうして塩分濃度が低いのか知っていますか?
参考:バルト海の塩分濃度・フィンランド人はマットを海で洗う?!
情報・引用:
公式サイト:https://silakkamarkkinat.fi/
公式Instagram:https://www.instagram.com/stadinsilakkamarkkinat/
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