フィンランドで起業ビザを取得する方法と段取り

公開日:2020年7月27日  関連分類:

 

フィンランドで起業ビザを取得してフィンランドに住むことは可能です。

 

起業ビザの取得は難しいといえば難しいですが、取得する可能性の高いビザと言えば可能性は高いです。

 

なぜそう言えるかというと、起業ビザの取得に最も重要な提出書類は「ビジネスプラン」です。

 

ビジネスプランは自分のビジネスアイディア、書き方によってはいくらでも書けます。

 

 

これは「事実が必要」他の種類のビザと最も大きいな違いです。

 

(例えば、学生ビザの取得には「入学許可取得済み」という「事実」が必要で、配偶者ビザには「フィンランド人の配偶者がいる」という事実が必要で、就労ビザには「雇用契約締結済み」という事実が必要です)

 

 

ビジネスプランを信ぴょう性の高い資料とデータで詰め、ビジネスの成功性が高いというふうに感じてもらえれば、起業ビザを取得する可能性がぐっと高まります。

 

 

 

 

それでは、フィンランドの起業ビザについて、説明していきましょう!

 

 

まず、フィンランドの起業ビザには2種類があります。

 

一つはスタートアップ起業ビザ

もう一つは通常の自営業者用起業ビザ

 

 

スタートアップ起業ビザ(Start-up entrepreneur residential permit)というのは短期間中に高伸長を狙う企業であり、いかに早いスペードで投資家から資金を集め、企業売却もしくは株式上場を目指す企業を指します。

 

スタートアップ起業ビザのメリットは、審査が早いです。

 

ネットで電子申請をすれば、初回申請の審査期間2~4ヶ月。

 

ただし、難しい課題は、「Business Finland」の審査と認可を先に受けないといけません。

ここでBusiness Finlandによって本当に短期間中に高伸長が狙える企業なのかどうかが審査されます。

 

 

※参考:Residence permit application for a start-up entrepreneur

※参考:BUILD YOUR STARTUP IN FINLAND

 

 

 

 

一般の小売業、旅行サービス業、フリーランスなどのビジネスであれば、取得するのは自営業者の起業ビザ(Entrepreneur/Self-employed residential permit)です。

※筆者が取得したのもこちらのビザです。

 

 

誰でも申請できますが、審査期間がとても長いです。

ネットで電子申請をすれば、初回申請の審査期間5~9ヶ月。

 

 

この記事では後者の自営業者用起業ビザ(Entrepreneur/Self-employed residential permit)を中心に説明します。

 

 

まずは起業ビザの申請要件を確認しておこう!

フィンランド移民局のウェブページを読むとわかります(英語です)が、起業ビザの申請要件や書類は下記の通りです。

 

※参考:Residence permit application for an entrepreneur

 

 

一般基本要件

  • 有効なパスポートを所持
  • フィンランドへの入国が禁止されたことがない
  • 公衆の安全へ危害を加えることがない
  • 公衆の健康へ危害を加えることがない
  • フィンランドの国際関係へ危害を加えることがない

 

 

起業ビザ申請要件

  • あなたは自営業者になり、自分の登記した会社の中でフルタイムで働かないといけません(個人の名前だけではなく、会社登記もしくは商号登記などが必要です)
  • あなたの事業は収益を上げることができる。(ビジネスプランは経済発展ELYセンターに審査されます)
  • フィンランドで会社登記をしなければいけません。

 

まあ、フィンランドの起業ビザを取得してフィンランドで起業するつもりであれば、この三つの要件は簡単にクリアできるでしょう。

 

 

 

 

起業ビザ申請時の添付書類

起業ビザはネットで申請できます。

ネットで申請する際に申請書を記入する他、下記の書類も電子ファイル形式で添付しないといけません(基本はPDFファイル形式で)。

 

 

  • 有効なパスポート
  • パスポート用の写真
  • パスポート個人情報及び情報のあるページのカラーコピー
  • 申請書を提出する際に滞在している国に合法的に滞在していることを示す書類(フィンランド国内にいる場合もしくは日本にいる場合に、日本のパスポートが該当するでしょう)
  • フィンランド国内で申請する場合、Form MP_1の提出が必要
  • 会社登記情報(Trade register extract)、もしくは会社がまだ登記されていない理由説明書類
  • ビジネスプラン
  • 本社所在地を説明する書類(会社登記予定地を説明する資料)
  • 従業員人数を説明する書類
  • 学歴、職歴、資格など自分の能力と起業するビジネスとの関係を示す書類
  • 資産と他の収入を示す書類
  • 収益性を示す数字シミュレーション書類(2年先までの売上、諸費用の予想)
  • すでに顧客やパトナー企業との契約書などがあれば、コピーを提出

 

 

起業ビザ申請する段取り

基本的な段取りは三つです。

 

  1. 書類を準備し、揃える
  2. ネットで起業ビザを申請する
  3. フィンランド移民局もしくは大使館にて本人確認及び書類原本確認

後は待つだけです。

 

 

これらのステップを始める前にまず下記の条件を確認しておく必要があります。

  • 全部の書類は用意できるか?英語で準備できるか?(難しいなら英語ができる人に助けてもらえるか)
  • フィンランドでビジネスを行い、最低限1年間の事業資金と生活費を持っているか?
  • フィンランドでやりたいビジネスが具体的になっているか?市場や顧客に関する理解は十分なのか?

 

 

この3つの条件がすべてOKでしたら、起業ビザの申請はすぐにでも始められます。

 

 

 

 

ビジネスプランが一番重要!緻密に作成しよう!

いうまでもないですが、「書類の準備が最重要」です!!

 

その中で最も重要なのはビジネスプランです。

(収益性を示す数字シミュレーションの資料をビジネスプランの中に入れてもOK)

 

 

ビジネスプランの書き方について、ネットで検索するとたくさん出てくると思います。

参考にしながら自分のビジネスプランを作っていけばある程度形になると思います。

 

 

ビジネスプランを作る際に、心掛けるポイントは「自分のビジネスが成功することをいかに審査官に説得するか」「その理由と根拠の信ぴょう性をいかに高めるか」だと思います。(もちろん、審査の基準は公表されていませんが)

 

 

下記の要素をビジネスプランに納めておけば最低限は足りるかと思います。

  • 背景:業界状況
  • 顧客のニーズが既存のサービスや製品に満たされていないギャップの提示(ビジネスチャンス)
  • そのギャップを埋めることができる自分のビジネスアイディア(顧客ベネフィット)
  • 市場規模
  • 競合他社
  • 自社が競合に勝てる、顧客を獲得できる強み(競争戦略、差別化)
  • 顧客を獲得する方法(販売戦略)
  • 他に信ぴょう性を高めれる情報:関連学歴所持、関連職歴所持、関連実務経験あり、強いビジネスパトナーがいること、すでに契約済みの顧客がいることなど
  • 財務予想:概ね3年間分(最低2年間分)の売り上げ、費用、利益推移予測(空想ではなく、できるだけ根拠を持って推測する)

 

 

もちろん、ビジネスプランの事業は1軸にすべきです。

これもできるからこれもやる、あれもできるからあれもやるという内容のビジネスプランはよくありません。

「あれこれできるけど、どれも強くないのではないか」というイメージが与えられます。

 

 

そして、もちろんのことですが、ビジネスプランは英語、フィンランド語もしくはスウェーデン語のどれかで作成しなければいけません。

 

 

筆者は作った時にワードよりパワーポイントでスライド形式で作り、そのPDFファイルをアップロードして提出しました。

どの書類も形式より内容が重視されます。

 

 

書類が用意できたらネットで申請し、アポを取る

書類をすべて電子ファイル形式(基本はPDF形式)で用意できたら起業ビザのオンライン申請を始めましょう!

 

 

ビザの申請は下記リンク内のサイトよりできます。

EnterFinland

 

 

申請書に一通り記入し、書類をアップロードすれば、次は本人確認と書類原本確認のアポを取ることです。

 

フィンランド国外にいる場合、各地のフィンランド大使館にアポを取りましょう。

 

フィンランド国内にいる場合、下記サイトからアポを予約できます。

Finnish Immigration Service’s appointment system

 

書類の原本確認について、できるだけ原本書類をすべて持っていきましょう。

 

 

アポも済ましたら、あとはひたすら長い間審査を待つだけです。5~9ヶ月時間かかります。

 

 

 

 

フィンランド国内で申請する場合、審査期間中はフィンランドに滞在できる

ちなみに、ビザを申請するのもアポを行ったのもフィンランド国内であれば、審査待ち期間中もフィンランド国内に滞在することができます。

 

 

アポを済ました時点で「現在ビザ申請中」という書類がもらえます。

その書類(紙一枚ですが)を持っていれば、合法的にフィンランドに滞在できます。

 

 

もちろん、審査待ちのフィンランド滞在はフィンランド国内で働いてはいけないので、生活費を事前に用意しておかないといけません。

 

 

審査はフィンランドの経済部門と移民局両方行うので時間がかかります。

また、質問が来る場合もあるので、質問には正確に迅速に対応しましょう。

 

後はビザが無事おりることを祈るしかないですね。

 

 

ビザがおりたら、在留カードが大使館もしくはフィンランド移民局(フィンランド国内申請の場合)に届きます。

取りに行き、在留カードを持ってフィンランドに入国します。

 

 

 

フィンランドで起業したい人がすべて無事ビザを取得できるように。

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ショップコンセプト

1.フィンランド 北欧というと?

フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。

2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい

「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。

「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。

3.運営に「誠実」と「感謝」

「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop

4.キートスショップの名前

Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。

キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。

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