急に始まる!?自宅のトイレ工事 in フィンランド

公開日:2017年10月6日  更新日: 2019年11月30日 関連分類:

普段聞くことはまずないフィンランドでの自宅トイレ工事について話してみたいと思います。

筆者はフィンランドのヘルシンキで普通の団地にある1DK賃貸物件に住んでいます。

26平米で広くはないですが、小さいキッチンとバストイレがあり、一人暮らしにしては非常に便利で快適です。

経過

ある日朝の8時に突然ドアが「どん!どん!どん!」と叩かれました。

開けてみると、3人の作業員が「君の部屋のバスルームから水が下の部屋に漏れています。今すぐ直さないといけません。」と言って工事が始まりました。

何も事前通知もなくて突然だったので、たぶん今日はとりあえずの防水工事をやる形で、今後また詳細の工事スケジュールや説明が来るだろうと勝手に思っていました。

しかし、2時間も経てば、トイレが外され、バストイレルームの地面20~30センチほど取り壊され、外されました。

※すでに新しいセメントが入れられた現状です。

気が付けば部屋中はほこりだらけでトイレもシャワーも地下室にあるサウナ室にある設備を使うことしかなくなりました。

その後ハウスマネジャーが来て説明してくれました。

※ハウスマネジャーは住宅エリアのハードウェアと公用エリアを保守管理する人で、日本のマンション管理人みたいな感じですが、より多くの仕事をこなします。お花の水やり、鍵の忘れから突然のトイレルーム水漏れまで対応します。団地各部屋のマスターキーをハウスマネジャーが持っています。

「水漏れしているので、しょうがないですが事前に通知することができませんでした。この工事は凡そ数週間かかります。いつ終わるか確実にわかりません。」とのことでした。

結果的にバスルーム地面の取り壊しで3日間、乾燥に3週間かかり、セメント入れと固めで3日間、あと1週間ははタイルを貼ってトイレを戻すそうです。

ちなみに、トイレが使用できないことで大家さんと家賃を交渉し、最後に工事期間中の家賃は半額ということで交渉成立しました。

※トイレやキッチンなどが壊れて使用できない場合、家賃の全額若しくは一部を免除することができるとフィンランドの法律に定められています。

ちなみに、工事作業者の若者は最近声をかけてくれるようになりました。

工事作業という仕事ですので、基本的に英語は必要としないわけです。それでも彼は頑張って英語で工事の状況と今後の予定を説明してくれます。

金曜日にも「よい週末を」と言ってくれます。なんか心が温まりますね。

まとめ

この記事でお伝えしたいことは下記の幾つです。是非少しでもお役に立てば幸いです。

  • 自分の家でも工事が突然に開始し、数週間や数か月に渡って続く可能性はいつでもあります。
  • 自己都合ではない理由で、賃貸の家の一部が使用不可能若しくは住めない時に、忘れずに早めに大家さんに家賃交渉しましょう。
  • 何か損害が生じたら、家財保険に保険金償還を申し込みましょう。(家財保険=House Insuranceは日本と同じで賃貸物件を借りる時に加入が必須になっています)
  • 事前通知なしで対策も取ることなく急に家中がほこりだらけになるのは本当に気持ちは落ち込みます。

関連記事

半袖になる時期がやっときたフィンランド。散歩中の写真やこの時期に購入した物、無性に食べたくなる朝食。何気ないフィンランド生活の日常をゆるくお送りします。
フィンランド在住店長と言いながら日本に6ヶ月弱も滞在していたキートスショップ店長ですが、とうとうフィンランドに帰る時期がやってきました今日この頃について、少しお話しし…...続きを読む
凍結した湖が雪に覆われ、太陽の日差しによって輝く絶景
なかなか行かないフィンランドの冬森ハイキングですが、ヘルシンキ近郊の森に行ってみると意外と絶景がこんな身近にあります。防寒が充実していれば是非チャレンジしてみてくださ…...続きを読む
フィンランドの夏至祭って実際どんなことをしてるのか気になる方が多いようです。一例ですがベタな夏至祭の過ごし方の流れをご紹介します。さぁ今年はどんな夏至祭を過ごそうかなぁ。
なんてことないフィンランド暮らしの一部を。今回は夏至祭の事をもろもろ。そしてどうしてヨーロッパ女性にとって日焼け小麦肌はトレンドなのかを書いています。皆さんは夏至祭い…...続きを読む
筆者はフィンランドに住んでいるのですが、仕事柄日本とフィンランドを数ヶ月単位でよく行き来しています。今回はフィンランドから日本へ引っ越す時と、日本からフィンランドへ引…...続きを読む

お薦めの北欧スポンジワイプ

是非水回り、テーブル拭きなどにご活用頂きたいです。


ショップコンセプト

1.フィンランド 北欧というと?

フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。

2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい

「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。

「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。

3.運営に「誠実」と「感謝」

「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop

4.キートスショップの名前

Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。

キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。

キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら