フィンランドのサウナ用語集とサウナ用品の豆知識

公開日:2020年7月15日  関連分類:

写真引用:https://www.lapland.fi

 

サウナ」という単語は世界共通の言葉です。

 

他の言語に翻訳されることなく世界中に広まった唯一のフィンランド語

 

フィンランドでサウナは、生活、幸福、文化全般において非常に重要な部分であるため、サウナに関係するモノにも独自の用語(単語)があります。

 

今回は、最も一般的に使用されるフィンランドのサウナ用語とそれらの豆知識をご紹介しましょう。

 

単語のアクセントは全て単語の頭につけて読んでみてくださいね。

 

 

 

 

アヴァント Avanto

 

フィンランドには数多くの湖が存在します。

 

その綺麗な湖の真水を楽しむためにフィンランド人は寒い冬、凍った湖にアイスホール(アヴァント)をあけ、凍るような冷水に浸かります。

 

特に多いのはサウナ付近にある湖や海のアイスホールで、サウナで温まった身体をそこでクールダウンさせるのが大好きなフィンランド人。

 

アヴァントに浸かったり泳いだりしたあとは冷たさが嘘だったかのように身体がポカポカしてくるものです。

 

 

日本人にはちょっと水が冷たすぎて勇気がいる行為ですが、フィンランドにはサウナが近くになくともアヴァントだけを冬に楽しむ人もいるんですよ。

 

新聞には毎年、どこでアヴァントを楽しむことができるかというご案内記事まで出るほど。

 

 

カウハ Kauha

サウナには欠かせない道具の一つ、サウナストーブの石に水をかけるためのひしゃくのことです。

 

最近ではとてもお洒落で種類豊富なものが増えました。

 

木でできたものからステンレス製の軽いものまで。

 

たっぷりお水をストーブにかけたい場合は、桶のような大きなカウハをあえて使う人もいますが

 

一度にたくさんのお水をストーブヘ投げてしまうと石がすぐに冷めてしまうので注意が必要です。

 

実はその投げる水も多くの場合、真水を投げるよりも少し温かめのお湯を投げる人が多いフィンランド。

 

少しでも早く蒸発して欲しい、ストーブが冷めて欲しくないという意味でもあります。

 

 

キウアス Kiuas

これがなくてはサウナになりません。キウアスとはサウナストーブのことです。

 

遥かむかし、サウナは地面下に作られ熱された焼け石のみでしたが、そのうちストーブ状の上に石が置かれ熱されるようになりました。

 

この時に生まれた単語です。

 

フィンランドのキウアスは色々なタイプがありますが、どれもこれもキウアスという名前で呼びます。

 

一番大きなキウアスのメーカーはHarviaという会社です。

 

 

 

 

キウアスキヴェッ(ト) Kiuaskivet

キウアスがストーブならば、、、感の良い方なら分かりますね。

これはサウナストーブの上にある石のことです。そう、サウナストーンのこと。

 

ストーブの上に置かれた熱い石に水が投げられ、それが蒸発すると「サウナ」という魔法を生み出します。

 

フィンランドには色々なサウナストーンが売っており違いはそれぞれありますが、第一に大切なのはサウナストーブのサイズにあった石の量。

 

そしてその次に石の品質と石のサイズが重要です。

 

「耐熱性・熱伝導率・蓄熱容量・サイズ・設計・臭いがない」のこれら。

 

その昔、フィンランドでこのサウナストーンは海底と川底から発掘されていたのですが、現在でこれらの石はおすすめできないとされています。

 

 

キウル Kiulu

 

これは、サウナストーブに投げる水が入っているバケツのことです。

 

もちろん、フィンランド語には「バケツ」という単語「アンパリ(ämpäri)」がちゃんとありますが、サウナで使うバケツは専用の単語があります。

 

このキウルですが、その昔は牛などの乳を手で搾乳していた時に使われていた木製の桶が元となっており、現在ではそれはそれはお洒落でデザイン製の高いものが売られています。

 

 

ラウタ Lauta

サウナ室に入ったらさぁーてどこに座ろうか・・・なんて目を配るサウナベンチのことです。

 

ラウタ(Lauta)は単数ですが、多くの場面では複数形でいうことが多いのでラウテーッ(ト)Lauteetの方がよく耳にします。

 

サウナのベンチ材料として非樹脂広葉樹が好まれることが多く、例えば熱処理されたヤマナラシ、ハンノキなど。

 

 

ロウリュ  Löyly

これはサウナ好きの人は知っている単語ですね。

 

そう、サウナストーブに投げるとシュワーっと舞い上がる蒸気のこと。

 

ですが、意外にも知られていないのはこの単語の意味がサウナ内では幅が広いことです。

 

その他にも、サウナストーブに投げる水のことも意味し、更にはサウナストーブに水を投げること自体も意味します。

 

そしてフィンランド人はサウナを褒める時にもこの言葉を使うんですよ。

 

 

Olipas hyvät löylyt!

オリパス ヒュヴァッ(ト) ロウリュッ(ト)!

 

「めっちゃええサウナ(セッション)やったわぁ!」

(感情移入してもらいやすいように関西弁で翻訳)

 

 

*ここで違いをハッキリさせよう!

サウナのロウリュとアウフグース、フィンランド式サウナとドイツ式サウナの違い

 

 

サヴサウナ(サブサウナ) Savusauna

サヴ(Savu)とはスモークのことです。

煙サウナという意味のサヴサウナ。

 

スモークサウナはフィンランドでは最初に作られたサウナと考えられており、最も伝統的なサウナです。

 

このサウナは、煙突がないという点で他のサウナとは異なります。

 

薪を燃やして石とサウナ室内が熱します。

そして天井の小さな穴や入り口の扉などから煙を出し、サウナの中に心地よい薪の香りとスモークの香りが充満する格別なサウナ。

 

一度このスモークサウナに入ってみるとわかるでしょう。

 

「あ、サウナのパンドラの箱を開けてしまった」

 

この極上のサウナを味わってしまったら他のサウナがなんだか物足りなく感じてしまうほどいいサウナです。

 

*フィンランドの3代サウナを体験入り比べ!

フィンランドの電気サウナ・薪サウナ・スモークサウナを比較評価

 

 

ヴィヒタ Vihta

 

フィンランドのサウナ画像でよくみる、葉のついた枝の束のことをヴィヒタと言います。

 

フィンランドの夏には自作のヴィヒタを用意するのが一般的で、使用する前にはサウナに投げる水が入ったバケツで一旦湿らせてから身体にベシベシと叩き込むのが王道。

 

一番多くのフィンランド人がヴィヒタを使うのが夏至祭のユハンヌスの時です。

 

しかし、真冬にも使いたい!夏っぽさを感じたい!!というならば、

 

実はフィンランドのスーパーの冷凍コーナーでこのヴィヒタを見つけることができてしまいます。

 

解凍して加熱するだけで、作りたてのものと同じくらいのヴィヒタになるんですよ。

 

*ヴィヒタをもっと詳しく!

フィンランドのサウナで使う天然マッサージ器白樺のヴィヒタ(Vihta)とは?

 

 

 

 

フィンランドのサウナは先史時代にもさかのぼります。

 

年齢、職業、趣味に関係なく、フィンランドの全ての人々を結びつける場所、サウナ。

 

フィンランド人にサウナが好きかと尋ねると、120%「はい」という返事が返ってくるほど。

 

 

もし、フィンランドのサウナに入られたら最後には

 

「Olipas hyvät löylyt!」ということを忘れないでくださいね!

 

 

情報・引用:Central Finland sauna

 

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フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。

2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい

「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。

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Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。

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