大国スウェーデンとロシアに挟まれたフィンランドの生き残り

公開日:2018年10月20日  関連分類: 

二つの歴史が長い大国であるスウェーデンロシアの間に挟まれる小国のフィンランド。

歴史を少し読んでみると、フィンランドは常に隣国である大国のスウェーデンとロシアに翻弄されてきました。

 

二つの大国に統治された長い歴史背景がある中で、フィンランドはどのように自分の言語を維持し、自分の歴史と文化を作り出し、自分の道を歩み出せたのでしょうか。

小国であるからこそある知恵がその中にあるように感じます。

 

果たしてフィンランドはスウェーデンとロシアとどのような歴史背景があり、どのような関係になっているかを探っていきましょう。

 

 

13世紀にスウェーデンの属地になったフィンランド

フィンランドには氷河期時代以降に既にフィンランド人やサミ人が定住していました。

現在のスウェーデン、デンマーク、ノルウェーを中心とするヴァイキング勢力はフィンランドを占領、統治していなかったのですが、貿易などの活動でフィンランドを訪ねたことがよくあったそうです。

 

その後、主に現在フィンランドの西南海岸沿岸ですが、スウェーデン人の入植が始まり、フィンランドにおけるスウェーデン人の影響力が徐々に強まっていました。

※現在でもフィンランド南西海岸を中心にスウェーデン語を母国語とする人々が多く住んでいます。

 

 

フィンランドがスウェーデン領になったきっかけにはキリスト教の布教やスウェーデン十字軍の進軍など諸説ありますが、正式にスウェーデン領と認識されたのは13世紀にスウェーデン国王の選出にフィンランドから代表が派遣されたことからだそうです。

 

人口数十万しかなく、厳寒な気候であるフィンランドではスウェーデンによる大きいな開発が行われていませんでした

フィンランド内陸部の農業発展は凡そ16世紀ごろからです。

 

 

フィンランド戦争でスウェーデンの敗戦によってロシアの属地となったフィンランド

1808年フィンランド戦争が勃発する前にすでに数百年に渡ってスウェーデンとロシアの間に数え切れない軍事衝突が起こっていました。

 

1807年にフランスのナポレオンはロシアと条約を交わし、ロシアからスウェーデンにその条約に加入しないと平和は維持できないと脅し、スウェーデンは反キリストのナポレオンと一緒になりたくないため、ロシアとの戦争が始まりました。

結果的にスウェーデンは敗戦し、フィンランドがロシア領となりました。

 

ロシア時代のフィンランドはロシア皇帝の政策によって高度な自治を維持できたものの、様々なロシア化政策からも深く影響されていました。

 

 

フィンランド独立とロシアとの戦争

一次大戦の疲弊によってロシア帝国が崩壊したことをきっかけにフィンランドは1918年に独立を宣言。

 

しかし、第二次世界大戦勃発後、ロシアはフィンランドに侵攻し、冬戦争及びその後の継続戦争でフィンランドは独立維持をかけて国を挙げてロシアと戦っていました。

結果的にフィンランドは多くの死傷者を出しながらも大国ロシアに自国よりも数倍多い死傷者を出させ、停戦に持ち込むことに成功し、独立を維持できました。

 

この時、スウェーデンは中立国の原則を遵守し、大国ロシアと戦うフィンランドを同情しながらもわずかな援助しかしていませんでした。

 

 

 

二次大戦後から現在に渡ってフィンランド、スウェーデンとロシアの関係

フィンランドとスウェーデンは長い歴史から見ても、近年の状況を見ても概ねいい関係を維持しています。

 

特にフィンランドにはスウェーデン語を母国語とする住民が多く、社会文化の多くも深くスウェーデンから影響を受けているため、言語が全く異なるとはいえ文化上の親近感は強いです。

例えば、高税率の高福祉の社会制度や自由オープンの国としては両国はとても似ています。

 

また、スウェーデンの外国人住民にもフィンランド人がアラブ系移民の次に第二位多いため、両国の民間交流も頻繁で深いです。

 

 

相対的にフィンランドとロシアの関係は比較的に不安要素が多いです。

 

二次大戦で戦争もあった関係かもしれませんが、小国フィンランドは常に大国ロシアからの脅威を感じています。

数千キロに渡る長い国境には数千名の国境警備隊を設置し、軍隊も徴兵制でスウェーデン(兵員数万人のみ)よりも多い30万人弱の体制を維持して有事に随時対応できる体制を敷いています。

 

近年ではフィンランドとスウェーデンがNATO(北大西洋条約機構)に加入するかどうかの動向がロシアに強く反応されています。

ロシアと隣接するヨーロッパの国の中で唯一NATOに加入していないのがフィンランドです。

フィンランドがもしNATOに加入すると、より西ヨーロッパに近づくとして、ロシアから強く反発されることになります。

 

ロシアに刺激しないようにNATOに加入しないままでしたら、小国フィンランドによっては安全保障が手薄のままです。

そのため、近年スウェーデンと両国共同防衛の話が進んでいたり、アメリカ、スウェーデンと3ヶ国共同防衛の会議が行われたり、NATOに加入する以外の道を模索しています。

 

 

現在となり、フィンランドとスウェーデンはアイスホッケーの代表チームが対戦しない限り、とても関係が良いです。

フィンランドはロシアとの貿易を続けながら、平和を継続的に維持できるような対策も講じています。

小国フィンランドなりに自国の生き残りと発展を懸命に進めています。

 

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