北欧生まれ、1冊5千円を超える手作りノート。制作工程を公開

公開日:2017年2月15日  更新日: 2019年11月29日 関連分類:

みなさま、これからご紹介するのは1冊5千円のノートです。5千円超え?なぜ?
と思った方が多いと思います・・・。

 

 

 

最近は100円ショップでも、かわいくて実用的なノートがたくさん売られています。

 

1冊税込108円で買える時代ですから、この価格にビックリするのが自然でしょう。

 

5千円あれば108円のノートを49冊も買えてしまいます。

 

実は、私もフィンランド在住スタッフから商品紹介をされた時、耳を疑いました。その時は「ノートが5千円くらい」という簡単な情報のみだったので、頭の中にクエスチョンマークがいっぱい。

 

でも、後からどんなノートなのか、どのように作られているのか細かな報告を受け、理解しました。

 

これは文房具の域を超えているノートです。

アート作品と紹介した方が良いのかもしれません。

 

 

フィンランドの女性作家 メルヴィ・カルテサロが、古くからある製本技術を使って、一冊一冊ノートを手作りしています。

 

デザインから素材選び、製本に至るまで、すべて一人で担当。

 

人々に喜んでもらいたい」という気持ちを胸に、誠実に取り組む姿が魅力的です。

 

なかなか手が届きづらい価格だと思うのですが、キートスショップは自信を持って、彼女の作品を応援しています。

 

今回は、メルヴィにノートの制作工程を公開する許可をいただきました。なかなか作業の流れを目にする機会はないと思うので、どうぞゆっくりお楽しみください。

 

記事が見つかりません

 

北欧のハンドメイドノート、制作工程

 

 

 

サイズに合わせて紙を裁断し、丁寧に折っていきます。

 

 

 

きれいな模様入り用紙を貼った紙も用意。これは見返し部分になります。

 

 

 

紙に穴を開けます。位置がずれたら全体が歪んでしまうので緊張する作業でしょう。

 

 

表紙・裏表紙にはデザイン性のある布や紙を貼ります。外見となる部分ですね。

 

 

 

糸で全体を綴じて冊子にします。

 

 

 

表紙と冊子を合わせます。段々とノートらしくなって来ましたね。

 

 

 

飾りのリボンをとおします。リボンが加わるとかわいらしくなりますね。

 

 

 

表紙・裏表紙と見返しを合わせていきます。

 

 

 

乾かして美しいノートの完成です。

 

 

最初から最後まで手仕事で、全く同じものはこの世に存在しません。

 

世界にたったひとつのオリジナルノートです。

 

 

 

 

 

似ているようで、中の模様やリボン、ボタンが異なっていて、様々なタイプがあります。

 

下の写真のように、ウッディな雰囲気のノートもステキですね。

 

 

実は、彼女は主婦でお母さん。

 

子育てで忙しい中、本作りへ興味を持ったそうです。そして、フィンランドのネプサ(Näpsä)手工芸学校へ通い、製本技術を習得。

 

さらに独学も進めて技術を深め、試行錯誤の上、現在のスタイルに。でも、ここで留まることはなく、更なる技術の向上に励んでいます。

 

また、材料へのこだわりもあって、可能な限り「リサイクルされたもの」と「フィンランド国内のもの」を使っています。

 

 

印象的なのが彼女のこの言葉。

 

本を作ることはとても楽しく、私の人生を豊かにしてくれた

 

作り手の人生を充実させているノートは、縁起物のようにも感じてきますね。

 

 

フィンランド生まれの世界でたった一冊のノート。興味を持っていただけましたか?
アート性が高いので、インテリアや大切な方への贈り物としてもおすすめします。

 

関連記事

※今回頂いた200gのコーヒーです。   フィンランドはコーヒー消費大国で、一人当たりのコーヒー消費量が世界一位! 年間一人当たり約12キロのコーヒーを飲んでいます。…...続きを読む
ノートの選び方ひとつで「学習意欲・労働意欲」が変わる可能性があることをご存知でしょうか?その理由と共に、キートスショップがおすすめするフィンランド生まれのペーパー製品…...続きを読む
魅力的な北欧デザインからフィンランドのペーパーブランド『ムームル』をクローズアップ。フィンランド在住スタッフがデザイナーへインタビューに成功、その様子をまとめました。…...続きを読む
キュッパ(KUBBE)情報
本日は北欧を代表するキャラクターのひとつ、キュッパ(KUBBE)情報をお届け。キュッパは森に住む丸太の男の子です。主人公が丸太というのがユニーク!そしてチャーミングなんで…...続きを読む
フィンランドの雑貨メーカー「More Joy」は、More Joyとチーフデザイナー兼事業運営責任者であるスザンナの人生について探求していく展示会を開きました。今回はスザンナの生涯に…...続きを読む
※SLURP社のCTOラファエルさんと奥さんの暢子さんです。   「起業」ということに対し、読者の皆様はどのようなイメージをお持ちでしょうか。 「リスク」「勇気」「生活不安定…...続きを読む

お薦めの北欧キッチンタオル

是非使う目的、場所に合わせて自分に合う一枚をお選びください。



記事が見つかりません

ショップコンセプト

1.フィンランド 北欧というと?

フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。

2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい

「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。

「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。

3.運営に「誠実」と「感謝」

「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop

4.キートスショップの名前

Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。

キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。

キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら