北欧フィンランドデザイン:キッチン雑貨のMore Joyがヘルシンキで展覧会!(一)

公開日:2017年9月30日  更新日: 2019年11月30日 関連分類:  

シンプルな模様に鮮やかな色を可愛く組み合わせるフィンランドキッチン雑貨マーカーの「More Joy」はヘルシンキ市中心に独自の展示会を開きました。

 

2017年9月いっぱいの展示会なので、既に終了しました。

 

北欧雑貨好きの方々ならば様々な北欧デザインの模様や色使いにかなり詳しいかと思います。

しかし、北欧雑貨のデザイナーがどのようにこのようなデザインに辿り着いたか、どのようにデザイナーの人生を始めたかについてはもしかしたらはてなが浮き上がるかもしれません。

 

今回展示会のテーマは「More Joyテキスタイル20年」ということで、More Joyとチーフデザイナー兼事業運営責任者であるスザンナの人生について、探求していく内容です。

 

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スザンナの幼少期

スザンナはパパとママの3人家族に生まれ、小さいごろから絵を描くことが好きです。

ある日、お母さんの料理レシピの本を見てお母さんに「ママ、ママが描いた絵を描き直してみるね」と言い出しました。

それで絵を描き直したり、色を塗ったりしてレシピ本をより綺麗にしました。

これはスザンナが幼少期から絵を描くのが好きということの一例です。

 

 

絵画への没頭

12歳になったスザンナはコツコツ貯めてきたお小遣いをいとこのお小遣いと合わせて人生初めての布印刷用のインクを買いました。

 

彼女のお母さんは家が汚くなるので家でやることに反対していましたが、幸い隣に住んでいるおばあちゃんはおばあちゃんの家の地下室をスザンナに貸してくれました。

 

小さなスザンナは大喜びでいとこと一緒に二人でおばあちゃんうちの地下室を綺麗に掃除し、画室兼工作室に作り変えました。

 

その日からスザンナは学校から帰ってくるといつも画室に引きこもり、毎晩絵を描くこと没頭していました。

 

 

 

プロへの道

スザンナのおばあちゃんは自分の孫の絵を自慢したくて友達にスザンナの絵を見せました。

 

そしたら、おばあちゃんの数人の友達は小さい女の子に応援したいので購入しました。

 

スザンナのおばあちゃんは得られたお金の半分をスザンナに渡し、半分を絵を描く材料や道具に充てるようにしました。

 

 

このような出来事はスザンナが初めて絵を描くことを「仕事」と感じる初めてのきっかけでした。

 

その後、スザンナはフィンランドのKuopio Academy of Designとラウレア応用技術大学に入学し、テキスタイルデザイン、製織、布地の捺染を学び、1997年春にデザイナーとして卒業。

 

また、学生のごろには既にアーティストや職人の作品を販売したり、展示会を開いたりする組織である「ヤルヴェンパー手工芸協会」に入会しました。その後、理事や会長まで務めていました。

 

 

 

独立

スザンナは卒業して間もなく独立を図り、1997年にKuitukuu株式会社を設立し、テキスタイルアートやカードのデザイン、製作、販売を始めました。

 

夏の間、彼女はヘルシンキの露店に出店し、自分で顧客と対面し、初めて自分の作った製品を外国人を含めて様々なお客様に販売しました。

 

 

 

人生のパトナー

独立から2年が経ち、1999年にスザンナはヘルシンキで開催するあるギフト展に出展しました。

 

その三日間で通路向こう側にいたMikko Myllymäki というキャビネットメーカーの方と知り合い、楽しい時間を過ごしました。

 

その後、お二人の関係は順調に発展し、スザンナはミッコの住む町パルカノ(ヘルシンキから車3時間ほどの町)に引っ越し、二人は一緒に暮らし始めました。

 

 

その後、スザンナはどうなったのでしょうか?是非続きを下記の記事でご覧ください。

 

記事の続きはこちら:

前回の記事でMore Joyチーフデザイナーのスザンナの生涯について途中まで見てきましたが、その後のスザンナはどうなったでしょうか?事業の成長や海外進出、現在の「More Joy」の…...続きを読む

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ショップコンセプト

1.フィンランド 北欧というと?

フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。

2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい

「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。

「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。

3.運営に「誠実」と「感謝」

「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop

4.キートスショップの名前

Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。

キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。

キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら