フィンランドの若手デザイナーのプロフィール紹介:エリナ・ワット(Elina Wättö)(一)

公開日:2017年12月1日  更新日: 2019年12月04日 関連分類:

フィンランドと日本の架け橋として、キートスショップは日々フィンランドの文化や製品を日本の方々にご紹介することを中心にしてきました。

キートスショップ自身ではフィンランド全ての素晴らしい製品や人々を網羅してご紹介することが不可能ですので、キートスショップのページスペースをフィンランドの若手デザイナー、起業家や芸術家などにご自由に活用頂けるよう『北欧若手応援コーナー』を設けさせて頂きました。

その第一弾として、フィンランドの非常に高いポテンシャルを持つ若手デザイナーである『エリナ・ワット』さんをご紹介します。

※右がエリナさんで、左は彼女の秘書さんです。エリナさんはすごく無邪気な方です。

20世紀に生まれ、とても元気で陽気な女の子

エリナの学生時代は決してバラの花のような華やかなものではなく、専門学校に通うまでは茨の中でもがいていました。幼少の頃から自分自身に何か大きなものが存在することを知っていたエリナは、自分の夢を強く信じました。

そう信じてきた力が、今日もエリナを導き、周りの人間が「不可能だ」と言って信じなくても、激しい逆風に屈することなく前進し、答えを見つけようとしています。しかし、エリナにとって「不可能」という言葉は、他の誰もが超えようとしない障壁に過ぎません。

個性的な創造力

エリナは人とは違った世界観を持ち、強く、独創的で、ユニークな、そしてパワーを汲み出す強い心を持っています。フィンランド語ではそのような心を「シス」と呼び、それは様々な意味を表すが、特に、物事を実行する勇気、力強さ、そして気長であることを意味します。

エリナのモットーである「インスピレーションは空から」は彼女の考えをまさに物語っています。洋服のデザインのアイディアを探し求め、自分自身で新しいデザインを考えだす。それがとてつもなく速いです。座って絵を描き始めて3時間で、100点以上のドレスをデザインすることができるのです。

幼少期のデザイン

エリナがまだとても小さいごろ、は幼稚園に通う以前に既にフィギュアスケーターに衣装を描いていました。

小学生時代、エリナは世界中の子供たちが参加する「世界こども図画コンテスト」に参加しました。テーマは「コミュニティ」です。エリナは世界各地をカラフルな色で反映する大きな絵を描きました。その後パッケージが学校に届き、エリナの手に渡りました。エリナはコンテストで11歳部門の3位だったのです。「参加者がとても多かったので、とても興奮した。」とエリナは振り返りました。

日本と深い関係

エリナの幼少の頃には日本文化に興味をもち、カタカナとひらがなの書き方を世界の国について書かれた本から学びました。エリナは古いアニメが大好きです。新しいものも見るが、 聖闘士星矢  , キャシャーン , 銀河鉄道999などの古いものが好きです。

エリナはまた、日本で行われたデザインコンテストに参加しました。それは福島県にある北塩原村でのクリスマスエルフの仕事の時でした。エリナ、サンタクロース、サンタクロースの奥さん、そして通訳のエルフである荒木正喜氏とともに子ども達にクリスマスのメッセージを届けました。

子ども達は大喜びでした。北塩原村の方々は、エリナがデザイナーであることを知り、村が60周年記念を迎えることを伝えました。エリナはフィンランドに戻り、荒木氏の助けを借り、スカーフとネクタイのデザイン画を村に送りました。

日本のデザインコンテストにも参加

荒木氏は何度か日本を訪れ、12月の旅行の後、北塩原村のコンテストの審査員と話す機会を持ちました。審査員は「エリナは色の使い方に非常に才能が高く、日本人のデザインでは見たことがない。」と言いました。Fade out Fade inとムーミンがテーマであり、エリナはそこに見たものを描きました。

そして春が訪れ、エリナは荒木氏と共に村長と審査員に会いに行きました。

審査員たちは、日本人デザイナー計60名の作品を評価し、そしてエリナの作品を見ました。「これを採用します。」エリナの作品は彼らのパーティーで紹介され、村は法被と旗のデザインを依頼し、エリナは快く引き受けました。

エリナのネコ

ついでにの話ですが、エリナにはチロという猫がいます。チロという言葉はフィンランド語で「シロ(小さくてかわいいの意味)」というように聞こえます。黒い毛の猫は、黄茶色の目をして、頬にひげがあり、まるで白いリボンのよう。お腹と足は白く、足の裏は黒いです。

関連記事

魅力的な北欧デザインからフィンランドのペーパーブランド『ムームル』をクローズアップ。フィンランド在住スタッフがデザイナーへインタビューに成功、その様子をまとめました。…...続きを読む
文房具の域を超えてアート作品ともいえるノートのご紹介です。制作工程を細かく写真と共にご紹介しているので、どのようにしてこのノートが作られているのか一度ご覧いただきたいです。
※今回頂いた200gのコーヒーです。   フィンランドはコーヒー消費大国で、一人当たりのコーヒー消費量が世界一位! 年間一人当たり約12キロのコーヒーを飲んでいます。…...続きを読む
デザイナーの「Alex Pått」は地球や環境に優しいことをコンセプトにデザインを行われています。古くなったもの、もう使われなくなったもの、壊れたものを「再回収」し、彼のデザ…...続きを読む
北欧、フィンランドから洗練されたデザインで、地球環境へ配慮ある材料を使ったノートのご紹介です。携帯するのに便利なA5とA6サイズで手作り手帳や旅ノートなどにピッタリなんで…...続きを読む
【MUUMURU】スタイリッシュノート Stadi(A5)
「MUUMURU」(ムームル)というブランドのノートとギフトタグを入荷しました。2007年に2人のデザイナーが立ち上げたブランドです。使う方を楽しませたい!という思いの表れ…...続きを読む

お薦め3D木製蝶ネクタイ

ちょっとしたオシャレをしたい時に是非参考にご覧ください。

ショップコンセプト

1.フィンランド 北欧というと?

フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。

2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい

「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。

「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。

3.運営に「誠実」と「感謝」

「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop

4.キートスショップの名前

Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。

キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。

キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら