アーティストが100年前に住んでいた家がミュージアムなっている場所、湖があることから自然も満喫できるという、文化面と自然アクティビティの両方を楽しむことができるのがこのトゥースラ湖周辺です!
ヘルシンキ近郊日帰り・プチ旅行のオススメ場所(3)でもご紹介しましたが、さらに詳しく見所についてご紹介したいと思います。
Lake Tuusula(トゥースラ湖)周辺について
1990年初期にアーティスト達がトゥースラ湖周辺にコミュニティを作りました。
このトゥースラ湖周辺に住み、仕事をしていた人たちのアートはフィンランド社会、文化においてフィンランドとしてのアイデンティティ育成に多大なる影響を与えました。
そのアーティスト達というのは作家 Juhani Aho、詩人 J. H. Erkko、画家 Pekka Halonen、Eero Järnefelt、Venny Soldan-Brofeldt、そして音楽家・作曲家であるJean Sibeliusです。
このアーティスト達の家が今となってはミュージアムとなっています。
またトゥースラ湖周辺は約24キロの道が広がっており、サイクリングを楽しむのに最適です。
次に、トゥースラ湖周辺のおすすめの場所を3つご紹介します。
Ainola(アイノラ)
建築家のLars Sonckによって建設された、音楽家・作曲家であるJean Sibeliusが家族と一緒に1904年から住んでいた家です。
ジャン・シベリウスは1957年に、そして妻のアイノは1969年にこのAinolaでなくなり、その後1972年に娘さんによってフィンランド政府に売却されました。
カフェも併設されているので、素敵な庭を見ながらコーヒーを楽しみ、少し休憩するのもいいですね。
5月から9月の夏の間のみ一般公開されているので、シベリウス愛好家の方で夏に旅行される方は必ず訪れたい場所です。
ちなみに、ヘルシンキにはシベリウスを記念するシベリウス公園も観光名所です。
※写真出典:Ainolaより引用
詳細
- 火曜日から日曜日、月曜閉館
- 2018年5月2日から9月30日 10時〜17時
- 料金:
大人:10ユーロ
学生:4ユーロ
子供(7〜16歳):2ユーロ - ウェブサイト
- 地図
Halosenniemi(ハロセンニエミ)
黄金期のフィンランドアートの中でも人々に愛された画家であるPekka Halonenのスタジオであった場所がミュージアムとして1950年代から一般公開されています。
Halonenは1865年に誕生、父は農家だっため当時は農家の息子がアーティストになるということは珍しいことでしたがHalonenは才能に恵まれていました。
Halonenは1933年にこのHalosenniemiで亡くなり、トゥースラ教会に埋葬されました。
ミュージアムでは4から5つほどのテーマの違う展覧会が毎年行われており、Halonenの作品のみならず次の世代から現代までのアーティストの作品が展示されてます。
※写真出典:Helsinkiより引用
詳細
- 火曜日から日曜日開館、月曜閉館
- 5月1日から8月31日:11時〜18時
9月1日から4月30日:12時〜17時 - 料金:
大人:8ユーロ
年金受給者:6ユーロ
子供(7から17歳):2ユーロ - ウェブサイト
- 地図
Sarvikallio(サルヴィカッリオ)
トゥースラ湖を一望することのできるビューイングポイントです。
一番高い位置で湖から25メートルほどあり、トゥースラ湖周辺を拠点に活動していたアーティストがよく訪れたとされています。
※写真出典:Helsinkiより引用
- 地図
お薦めのカフェ
Lotta Canteen
※写真出典:Lotta Museoより引用
Lotta Museumに併設されているカフェです。10ユーロ以下でランチが提供されており、ミュージアムの開館時間と同じ営業時間になっています。
- 営業時間:月曜休館、火曜から日曜開館
10月から4月:10:00〜17:00、5月から9月:9:00〜18:00 - 入場料
大人:6ユーロ、子供(7〜18歳):1ユーロ
Hotelli Krapi(クラピホテル)
ホテルの敷地にいくつかのカフェやレストランがあります。
RESTAURANT MANKELI & BEER GARDENは全体的に値段は10ユーロ以上しますがランチやハンバーガーやサラダ、ステーキ、そしてデザートなどの豊富なメニューがあります。
Restaurant KRAPIHOVIのランチではコース料理が提供されています。
- 地図
トゥースラ湖へのアクセス
ヘルシンキからは、バスでおよそ1時間と電車であれば最寄りの駅まで30分程度とアクセスも良いので人気の日帰り目的地でもあります。
チケットの購入の際のウェブサイトなどは下記のフィンランド国内長距離移動手段をご参考ください。
- バス:ヘルシンキ「Kamppi」駅、バスターミナルから「Hyrylä–Järvenpää–(Mäntsälä)」行きのバスに乗車。「Gustavelund, Krapi, Onnela, Halosenniemi, Ainola, Ahola」目的地に合わせて下車
- 電車:DまたはRに乗車、「 Järvenpää」で下車。徒歩または自転車で湖へ
- 湖周辺Hop on Hop off Bus:時刻表はこちら
5月15日から8月31日の夏限定ではありますが、1日5ユーロでバスに乗り放題です。電車で行く方はこのバスに乗れば湖まで駅から行けます。 - 地図:
フィンランド国内長距離移動手段
電車:VR
- 価格:高め。主要都市まではSaver Ticketキャンペーンがあり、取れればかなり安い。
- 座席間隔が広めで非常に快適。Intercityの列車であれば無料Wifi付き。
- ヘルシンキは中央駅もしくはPasila駅から出発します。
- 予約サイト:vr.fi
バス:Onnibus
- 価格:早く予約すれば安くなるシステムを持つ格安バス。
- 主要都市間のみ運行。椅子間隔は狭い。無料Wifi付き。
- ヘルシンキはKamppiショッピングセンター地下一階の長距離バスターミナルから出発します。
- 予約サイト:Onnibus.com
バス:Matkahuolto
- 価格:高め。たまに格安チケットもあります。主要都市以外に小さい町にも運行します。
- ヘルシンキはKamppiショッピングセンター地下一階の長距離バスターミナルから出発します。
- 予約サイト:Matkahuolto.fi
飛行機:Norwegian
- 価格:安め。ヘルシンキーロヴァニエミは片道25ユーロから、ヘルシンキーイヴァロ(イナリ)は片道40ユーロから。
- ノルウェー系の格安航空です。ノルウェー外でもヨーロッパ内でよく利用される航空会社の一つです。
- 予約サイト:Norwegian.com
飛行機:Finnair
- 価格:高め。たまに安いチケットもあります。フィンランド国内の運航都市が多いです。
- 予約サイト:Finnair.com
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ショップコンセプト
1.フィンランド 北欧というと?
フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。
2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい
「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。
3.運営に「誠実」と「感謝」
「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop
4.キートスショップの名前
「Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。
キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。
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