湖に飛び込むフィンランド夏の楽しみができなくなる！？藍藻増殖

 

フィンランドの夏の楽しみの一つは「サウナに入り、湖に飛び込む」ことです。

 

それが毎年の夏に行われる当たり前のようなことですが、最近はできなくなりつつあります。

 

 

「なんで！？」

 

 

という質問や驚きに地球温暖化が背景にあります。

 

 

今はもはや肌でもはっきりわかるように地球の気温が上がっています。

 

とにかく暑いです。

 

 

北欧のフィンランドでも同じ影響を受け、毎年気温が上昇し、毎年最高気温記録を更新しています。

もはや最高気温の記録更新はニュースでもなくなりつつあるでしょう。

 

 

気温の上昇を受け、フィンランドのバルト海沿岸や内陸の湖の水温が上昇し、藍藻が夏に渡って大量増殖しています。

 

 

藍藻は地球のどこにでもいる微生物です。

しかし、一部の藍藻は人間にとって毒性物質を排出します。

 

 

そのため、藍藻が大量発生した海辺、沖や湖では泳ぐことは大変危険です。

 

 

 

 

ヘルシンキ市の市内には１５カ所の公衆海水浴場があり、ヘルシンキ市はできるだけそれぞれのビーチにある藍藻の量を毎日測定し、危険なビーチを告示しています。

 

参考：Helsinki outdoor exercise map

 

 

しかし、藍藻は目では確認しにくいので、多くのフィンランド人は気にせず泳いでしまいます。

 

※海や湖の水をガラス瓶に入れ、水に藍藻がいたら、徐々に表面に浮き上がって目で確認できるそうです。これで藍藻の存在を簡単に確認できます。

 

 

一般的に体の皮膚に傷がなく、海や湖の水を飲みこまなければ、体への影響は少ないとされています。

 

それでも、泳いだ後に必ずシャワー浴びたりし、気をつけましょう！

 

 

過去にフィンランドの夏はこれほど暑くなかった（もしくは暑い期間が短かった）ので、藍藻の増殖期間が短く、あまり問題視されていませんでした。

 

しかし、去年や今年のように暑い状況が続くと、藍藻の増殖量も増え続けます。

 

 

このままいくと、もしかしたらフィンランドで湖に飛び込むアクティビティができなくなってしまうかもしれませんね。

 

 

地球温暖化でフィンランドでも「夕立」が発生！

地球温暖化の影響が実にもう一つあります。

 

 

それが「夕立」です。

 

本来夕立は熱帯地方で高温によって気流の変化から生まれる現象ですが、北欧のフィンランドでもついにその現象が出てきました。

 

 

昼間は快晴で暑いが、午後や夕方になると急に曇りが発生し、急に激しい雨が降ってきます。

 

 

藍藻の大量発生や夕立現象は、気候変動はすでにフィンランドでも起きていることを示していますね。

 

 

参考：YLE Coronavirus and blue-green algae—is swimming safe in the capital?

 

関連記事

外出・旅行がより楽しくなるアクセサリー

外出や旅行をする時に「サイズが小さい」「色んなシーンに似合う」「フィンランドデザイン」「自然木材」のピアスアクセサリーはいかがでしょうか。

ショップコンセプト