フィンランドのスーパー、お菓子の量り売り・規模がおかしい!

公開日:2020年3月13日  関連分類:

 

フィンランドのスーパーでは量り売りが多いので有名です。

 

それは野菜であっても果物であっても同様。

 

物の値段が安いのか高いのか見比べる時は、値札に書いてあるグラム料金を見て比べるのが当たり前です。

 

 

そんなグラム売りが当たり前のスーパーですが、

 

驚くことに、キャンディやグミ、チョコレートなども量り売りがあるフィンランド。

 

 

この売り場を初めて見た人はその大きさにびっくりすることでしょう。

 

 

 

 

お菓子売り場は子供の天国!しかし、お小遣いがない場合はどうする子供達!

 

スーパーマーケットの規模が大きければ大きいほど、このお菓子のコーナーは大きくなります。

 

この数ある中から自分の好きなお菓子をスコップで取って袋に入れ、

秤に乗せたらボタンを押し、出てきたバーコードシールを袋にペタリ。

 

あとはレジへ持って行き、お金を払うだけ。

 

至ってシンプルなシステムですが、これがフィンランドの子供にとっては大切な一連の流れなのです。

 

 

参考:フィンランドのスーパーに行ってみよう!買い方、払い方、値札の見方をご紹介

 

 

お小遣いをもらった子供や大人と一緒に買い物へ来たのならば、まず第一の難関は省略できます。

 

しかし、そうではない場合。

 

子供はどうするかというと、、、

 

フィンランドでは空き缶ボトルや空きビンなどをリサイクルできるシステムが、どこのスーパーにもあり、これらをリサイクル専用の機械に入れるといくらか少しのお金が返ってくるシステムです。

 

 

参考:フィンランドでアルミ缶とペットボトルをリサイクルするとお金が返ってくる!

 

 

こうやって、お菓子を買う資金を集めている子供はチラホラいます。

 

 

 

 

子供だけじゃなく大人も大好きなお菓子が謎

さて、フィンランド語のお話です。

 

 

不思議なことに、フィンランドでは

 

キャンディもグミもジェリービーンズも、全てカルッキ(Karkki)と言われます!

 

下手すると場合によってはキャラメルもチョコボールも含まれることもあり。

 

 

じゃ、のど飴はなんていうの?!

困るでしょ?!

 

思いましたね?笑

 

 

それは、また全く違う言葉でクルックパスティッリ(Kurkkupastilli)と言いますのでご安心を。。。笑

 

 

さぁ、さてこのカルッキ、実は子供だけでなく大人も大好きで、日本人からすると

 

「そんなにグミとかが好きって変だわな」

 

と思ってしまうほど。

 

 

売り場の規模やその多さからもわかることなのですが、、、

 

みなさんが思ってる以上に好きだと思っていただいて良いでしょう。笑

 

 

キャンディ・デーという言葉があるフィンランド、問題もなくはない

カルッキパイヴァ(Karkkipäivä)というのが「お菓子/キャンディ・デー」という意味なのですが、

 

時折、耳にする

 

「今日はカルッキパイヴァだから食べていいよ」

 

と言ったようなことです。

 

 

先ほども言ったように、

カルッキとは、キャンディなどのお菓子類を、

パイヴァとは、のことを意味する言葉です。

 

 

土曜日のことを指すご家庭が多いようですが、

「この日」というのは国としては特に決まっていません。

 

 

みんなが好きなカルッキですが、

大人の場合は

 

「身体に悪いからこれくらいでやめておこう」

 

と自分でセーブできます。

 

 

しかし、子供は一般的に12歳ぐらいまでは

 

「好きな物は好き・嫌いな物は食べない」

 

といった概念で食生活を送るため、

 

どうしても保護者が管理しないと、大切な食事を疎かにしてまで食べてしまう傾向にあります。

 

 

これが、やっぱり問題視されていることも確かで、

 

もし、土曜日がそのカルッキパイヴァだったとして、

 

子供が水曜日に

 

「ああお菓子の日まで、あと3日だ…」

 

と考えるようになったら問題だとフィンランドの栄養士の方は言っています。

 

だからと言って子供が楽しみにしているこの日を全くダメにしてしまうのも執着を生むものだとしています。

 

 

空き缶ボトルや空き瓶をリサイクルに出して資金を調達し、キャンディなどを買う子供の中にはきっと親の目を盗んでお菓子を買う子供もいることでしょう。

 

 

子供が成長するにつれ、問題が発生する可能性もあるとのことで、

 

例えば、

 

クラスメイトがキャンディを購入する場面を見た場合、

 

「そういやなんでウチは土曜日だけなんだろ?他の日にも食べていいじゃないんだろうか」

 

と考えます。

 

このような簡単なことがきっかけで、密かにカルッキを購入することにも繋がるようで、

 

「禁断の果実」

 

のような感じがあると言われています。

 

 

 

 

色々な味があるカルッキ、もちろんサルミアッキの種類も豊富

 

世界一まずい黒い飴!!

 

と言われているサルミアッキももちろん、量り売りで売られています。

 

それも、たくさんある種類の中から好みのものを選ぶことができますので

 

「ちょっとだけ食べてみたい」という方は

 

他のキャンディなどを買うついでに1個2個、袋にとってみても良いかもしれません。

 

 

参考:世界一まずいフィンランドのサルミアッキは飴だけじゃない

 

 

時々、日本で見るような「あられ」のようなお菓子も量り売りで売っている場合がありますので、

もし、この大きな売り場を発見したら、

どんなものが売られているのか見るだけでも楽しいと思いますよ!

 

 

くれぐれも沢山食べてしまわないように気をつけてください!笑

 

 

情報・引用:Yle-Uutise -Karkkipäivä ei toimi nykymaailmassa – rajoittaminen lisää karkinhimoa

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フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。

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「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。

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Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。

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