世界一まずいフィンランドのサルミアッキは飴だけじゃない

公開日:2020年2月20日  関連分類:

 

以前、ブログでも取り上げたことのある世界一まずいと言われるサルミアッキ(Salmiakki)。

世界一番まずい飴サルミアッキ フィンランド食品探検記

 

世界では「グミ」や「飴」とも言われて知る人ぞ知る黒い食べ物ですが、

フィンランドではサルミアッキ、様々な食べ物の「味」として存在します。

 

日本でもわずかながら「サルミアッキ、不味くない」「何かに似てる味」という方もいらっしゃいますが、やっぱり多くの人は一度食べたら二度とお金を出してまで食べたいと思うことはないでしょう。笑

 

今回は、そんなとても不味いとされているサルミアッキ、フィンランドにはどんなものがあるのかご紹介します。

 

 

 

 

実は薬局で売られているサルミアッキが一番濃厚!

フィンランドのスーパーマーケットやキオスク(Kioski)でもどこでも気軽に買うことができるサルミアッキですが、実は薬局でも売られています。

 

 

サルミアッキ、数十年から数世紀に渡って薬局で使用されているもので、例としては咳止めの薬の不快な味を隠すために使用されてきました。

 

元々はパウダー状のものが小さなロール紙に詰められていたのですが、それがいつしか「トローチ」として固形状になったものが登場しました。

 

不快な味を隠すためのものだったのが、フィンランドでサルミアッキが広まり、現在の「グミ」「飴」などの立ち位置としては「お菓子」と分類される美味しいサルミアッキとして新たに姿を変えた分岐点・接点はこの頃だったと考えられています。

 

 

フィンランドの大型スーパーマーケット、「Sマーケット」で有名なSOKという会社の製菓工場が1930年、最初に工業生産し始め、その8年後にチョコレートで有名なファッツェル社(Fazer)もサルミアッキを生産し始めます。

 

サルミアッキのグミ、飴として爆発的にフィンランドで人気になったのは意外にもそう遠くない1970年からです。

 

2000年に入り、「グミ」「飴」以外にも色々な種類のサルミアッキ味が登場したことにより、更に人気が高まり、サルミアッキの幅も広がりました。

 

 

冒頭で「現在でも、ミアッキは薬局でも売られている」といいましたが、

これがサルミアッキの原点!と言わんばかりの強い味のサルミアッキが今でも置いてあります。

 

情報・写真引用:https://haganol.fi/

 

レトロなデザインの小さな箱に入った「ハードグミの粒」といえるようなサルミアッキ。

小さい粒という割に味は間違いなくスーパーで売っているものよりも濃厚です。

 

 

更に、これでは物足りないという方には1950年代の伝統的なレシピで調製されたサルミアッキパウダーも!

 

情報・写真引用:https://haganol.fi/

 

どのようにこのパウダーを使うのか、、、?

 

それは、調理にですよ!!!

 

例えば、

サルミアッキのアクセントが欲しいパンを作る時、その他デザートや飲料に混ぜて使うこともできるパウダーです。

 

 

ああああ、、、サルミアッキが嫌いな人にはもう地獄です。笑

 

 

まだまだパウダーでも物足りない!見た目も黒!味もしっかり味わいたい!!!

 

そんな方には、黒い液体のサルミアッキもあります。

 

情報・写真引用:https://haganol.fi/

 

日本人が興味本位だけで手を出すとエライことになりそうな予感大の、、、

「液状サルミアッキを使ったミントスムージー」のレシピ動画をどうぞ。

 

決して!同じ黒い色だからと、チョコレートソースと間違えないようにしなければなりません。

 

 

実はサルミアッキ、黒い色ではなく白い色をしている!!

サルミアッキは主に北欧諸国で口にされることが多く、その他では一部のヨーロッパでも食べられることがありますが、フィンランドでは特にサルミアッキの消費が多く、そして身近にサルミアッキがある国です。

 

サルミアッキ味、どれくらいフィンランド人には身近な味なのかというと、

フィンランドでは小学校ないし、中学校でサルミアッキを作る化学の授業が絶対にあるほど!!

 

よく勘違いされるのは、サルミアッキとは黒い色したものだと思われていますが、

実はサルミアッキ、黒い色した物についている白いパウダーがサルミアッキと言われる物です。

そうサルミアッキは塩化アンモニウム

 

 

ですのでフィンランド人が幼い頃、学校の化学実験授業で作ったのは黒い色のものではなく、白い粉を作っていたと想像してもらうのが正解。

 

 

サルミアッキは塩化アンモニウムなだけにフィンランドジョークでは「サルミアッキは最悪、トイレで作ることができる」と言われることが時折あります。

 

笑えるか笑えないかはさておき。。。

で、ですね、、、

 

 

何故だかフィンランドでも「サルミアッキ」というと「黒」というのが当たり前で、リコリスで甘みを味付けしたもののまわりにサルミアッキのパウダーがついていることが多く、この二つを合わせてサルミアッキとする人も多い世の中。

 

その他、見た目上、白いサルミアッキを黒い色に変えることもあり、その際は活性炭が使われます。

 

 

 

 

お土産にサルミアッキを買うなら手に取りやすいものを

フィンランド旅行に来られてサルミアッキを試したいというのであれば、色々なサルミアッキ味のデザートやお酒がありますので、一番食べやすそうなものから挑戦してみるのがいいでしょう。

 

 

サルミアッキ味のアイスクリーム、ドーナッツ、ケーキまであるフィンランド。

 

大きなスーパーに行き、気をつけて見て見ると、、、

見えてくる見えてくる「サルミアッキ味」の食べ物たち。

 

 

サルミアッキ味のお酒も色々な種類があり、空港の免税品売り場などにも置いてありますが、お土産として買うにはちょっと大きすぎる、、、、という場合、

 

フィンランドの酒屋さんには小さい瓶に入ったサルミアッキ味のお酒がレジ近くに並んでいますので気軽に試すこともできますし、お土産にしても荷物になりません。

 

ちなみに、サルミアッキ味のお酒、フィンランドで代表する有名なものはサルミアッキ・コスケンコルヴァ(Salmiakki koskenkorva)というお酒です。

 

 

 

 

お土産にサルミアッキは万が一のため、ジョークのきく人だけへ

普通の美味しいフルーツキャンディーだと思って舐めていると、、、

突然キャンディの中からサルミアッキ味が出てきた!ウグフッ!!

 

ということも私自身、何度か経験したことがあります。泣

 

 

サルミアッキを口にした途端、物凄い血相でゴミ箱を探し回るという日本人も中にはいます。

 

 

ですので、会社などへの「ばらまき用のお土産」としてはまず無理でしょう。

日本で万人ウケはありえません。笑

 

 

ブログトップ画像の写真のように、いくつものサルミアッキグミが小さな箱に入ったものを一つ買って、

ジョークのきく何人かのお友達と、みんな同時に口に含んで味わってみるのが一番楽しくサルミアッキを食べることができるでしょう。

 

 

逆に、サルミアッキの味が好きな方はフィンランド、天国ですよ!!!!

 

美味しい、不味い、どちらにしても、一度お試しあれのサルミアッキです。

 

 

情報・引用:Yle-uutiset -Salmiakki

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是非水回り、テーブル拭きなどにご活用頂きたいです。

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フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。

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「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。

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「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop

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Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。

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