世界的にニュースに取り上げられている新型コロナウィルス(2019-nCoV)。
2020年1月26日の日曜日の時点で、56人の死亡と約2,000の感染が報告されました。
感染元は中国ですが、海外にも広がっているウィルス。
この新型コロナウィルス、フィンランドではどうなのか情報が少ないですね。
ご旅行を予定されている人も心配なるところ。
※この記事は2020年1月27日に書かれた記事であり、
1月29日での状況は下記にリンクを貼っています。が!
最後まで読まれることをお勧め致します。
フィンランドでは疑いのある患者がいたがセーフ
ちょうど今の時期、オーロラを観に行く人が多いフィンランド北部、ラップランド。
オーロラ観測で有名な観光地にもなっている街にイヴァロ(Ivalo)というところがあります。
先週、2020年1月23日の木曜の夜、イヴァロでノルウェーを経由して武漢からフィンランドに到着した2人の中国人がインフルエンザ症状を訴えイヴァロ保健センターに向かいました。
彼らは元を辿れば武漢からきた観光者ということもあり、コロナウィルスに感染している疑いがある為、急遽WHO及びTHL(Terveyden ja hyvinvoinnin laitos)のガイドラインに従い保健センターで隔離され、サンプリングが翌日24日金曜日の早朝にフィンランドのヘルシンキにあるTHL研究所に送られました。
フィンランド北部に住んでらっしゃる方は一瞬、凍りついたことでしょう。
幸いにも、この中国人観光客2人は新型コロナウィルスには感染していない事が確認されました。
フィンランドの空港やフィンエアーはどうなのか?
「これらの事件をきっかけに、ヘルシンキヴァンター空港が特別な手配を行うことはない」
と、フィンエアー通信部のマネージャー、マンティ・ヴァタネン・ペレイタ(Manti Väätänen-Pereita)。
フィンランドの空港を担当するフィナビア(FINAVIA)が空港のレベルをこれらの事件によって改善する理由は現在のところはないようです。
フィンランド航空、フィンエアー(Finnair)はどうかと言うと、
この新型コロナウィルスの感染症が疑われる乗客が機内にいた場合に実践される手順があるとのこと。
機内には、乗客と乗務員スタッフの保護具が入っている「感染キット」が置いてあり、
もし、感染に疑わしい方がいると他の乗客が出来るだけ少ないスペースに移動してもらうそうです。その際、客室乗務員の1人がその感染に疑わしい方の担当をするようです。
フィンランドでマスクをして歩く人はいない
日本では、少しでも風邪の症状があればマスクをするのが常識となっていますね。
日本だけでなく中国では大気汚染の影響もあってかマスク姿の方が多いです。
スペイン風邪が大流行したことをきっかけに、1919年ごろ一般的になったマスクですが、
ウィルス学者は「マスクでも予防効果ができる」と言うのことにおいて疑問視されているようです。
しかし、手から口への感染には効果があるとの証明はいくつかあるようです。
フィンランドでは普段からマスクをしている人はいません。
いるとすれば、医療関係の現場ぐらいなもの。
一般人からすれば、マスクをして街中を歩いている人は
「なんだか怪しい人」と言うように映ります。
新型コロナウィルスはミステリーウィルスと言われるほど、まだまだ謎が多いウィルスですが、
コロナウィルスは一般的に、空気感染、感染者に触れたり握手したりすることによる接触感染、ウィルスがついたものに触れた手を洗わずに口や鼻、目を触るなどして間接的に感染することもあるようです。
マスクだけで感染を完全に防ぐことは難しい様子。
人間は1時間におおよそ23回、手で顔を触っているという研究も発表されています。
フィンランド旅行へ来られて、ウィルス感染が心配と言う方は、
マスクもいいですが手洗いとうがいを頻繁にされることをお勧めします。
そして更には、手洗いをしていない手で顔を触るのは避けた方が良いでしょう。
フィンランドで行われた野外春節イベント・旧正月イベントは問題視されない
「春節」と言うことばを耳にしたり目にする事が増えた今年の日本。
新型コロナウィルスに感染している人が気づかずにこの「春節」に海外旅行しまくって大変なことになるんではないか、と言う心配がされていましたね。
この春節は、中国を主に、台湾や韓国でも大きく祝われる旧正月でこれらの国の人からすると、一年でとても大切なお祝いの日です。
フィンランド・ヘルシンキでも毎年、春節の大きなイベントが野外で行われます。
これには、本当に沢山の方が参加します。
しかし、フィンランドでは今回の新型コロナウィルスが流行っているから心配とは言われていません。
なぜなら、そのイベントに参加する方のほとんどがフィンランド在住者だからです。
潜伏期間も長く、中には症状が出ない感染者もいると世界のニュースでは言われています。
すでに、春節は終わりましたが、それからも1月28日現在ではフィンランド国内での新型コロナウィルスのニュースは出ていません。
!!!!2020年1月29日に状況は一変します!!!!!
ついにフィンランドでも新型コロナウィルス感染者が確認されてしまいました。
そちらの現地からの情報は、こちらでお読みください。
ついにフィンランドでも新型コロナウィルス感染者を確認・海外旅行
(※1月29日にフログ更新しました)
海外旅行を予定されている方にとっては不安でしょう。
旅行費も安くはありませんし、せっかく楽しみにしている旅行、その旅行計画をキャンセルしてしまおうか悩む方も多いと思います。
もし、それでもフィンランド旅行に来られる予定でしたら、いつでも手を清潔にできるウェットティッシュがあれば便利かと思いますよ。
万全な体調・そして衛生面に気をつけてご旅行ください。
情報・引用:Yle uutiset -Kiinalaisperheen koronavirusepäily osoittautui vääräksi..
情報・引用:Ilta Sanomat -Ivalossa kaksi koronavirusepäilyä..
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お薦めの北欧スポンジワイプ
是非水回り、テーブル拭きなどにご活用頂きたいです。
ショップコンセプト
1.フィンランド 北欧というと?
フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。
2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい
「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。
3.運営に「誠実」と「感謝」
「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop
4.キートスショップの名前
「Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。
キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。
キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら)