森と言えば木がたくさんあり、一面に緑が広がる場所というイメージですよね。
日本の緑や大自然もとても魅力的で、そのような素晴らしい場所が日本にはたくさんあります。
一方、森と湖の国であるフィンランドの森はなぜか異なった雰囲気を感じさせてくれます。
それは果たしてどのような雰囲気でしょうか。
そして、フィンランド人にとってフィンランドの森はどのような場所なのでしょうか。
※フィンランドの森の雰囲気がわかる動画もございますので是非ご覧ください。
フィンランドとフィンランド人のルーツにあるフィンランドの森
フィンランド国土の約80%は森に覆われており、国立公園、田舎にはどこまでも森が広がっていますが、実に大きいな町や都市部にも多くの緑があるのです。
たとえ首都のヘルシンキでも「森の状態」である公園が各地に設置され、森が保存されています。
※ヘルシンキ中央公園の様子はこちら:
フィンランド人にとって森には独特な魅力があります。
緑の木々は心を静まらせてくれ、風が撫でることによって生じた松の木の葉っぱの摩擦音が音楽のように感じます。
森の中にいるフィンランド人は孤独を感じることがありません。恐怖を感じることも不安を覚えることもありません。
フィンランド人にとって森は心のゆとりを提供してくれる場所なのです。
角度を変えて言えば、森はフィンランド人の生活の一部そのものです。
そもそもフィンランドの森は日本と「違う」!
文字にしてしまえば「森」「大自然」という言葉になり、文字上の意味は同じですが、フィンランドの森と日本の森は違うのです!
それは地形が違えば、気候も違うので、森の中で感じる雰囲気も体験も全く違うのです。
例えば、日本の大自然は山に多く、山を登っていかないと森に入ること自体難しかったりします。
フィンランドには山がほとんどないので、森に入ること自体は「散策」というレベルであり、体力場や装備上のハードルは日本よりもはるかに低く、森に入ること自体「簡単に楽しめる」ことなのです。
また、日本は気候が暖かいので、森の植物の密度がフィンランドよりも高いです。
なので、草や植物が密に生えていると、そのエリアに踏み入れること自体難しいことです。
しかし、フィンランドは気候が寒いので、高い草や茂があまりありません。
地面にある植物の多くは背の低いブルーベリーやコケがほとんどで、簡単に森の中に踏み入って歩くことができます。
更に、森に入ることはフィンランドで年中行われますが、一般的に行きの積もっていない春から秋を中心に森に行きます。
暑すぎることがなく、とても気持ちよく森の中にいられます。
更に、日照時間がとても長いので、森の中にいると時間を忘れることもよくあります。
筆者は最近気づいたのですが、「時間を忘れる感覚」って悩みや現実を忘れることにとても近い感覚だと思います。
これこそ森のすごい力だなと思います。
森を自由に楽しむのは誰にでも与えられた権利
国が所有している森であろうが、個人や企業が所有している森であろうが関係なく、誰でも自由に森に入り、森を楽しむことができます。
フィンランドでは、森に入り、森を自由に楽しむことが誰にでも与えられた権利なのです。
※「自然享受権」(Everyman’s right)という法律です。
そのため、フィンランド人の生活の中の多くのアクティビティも森の中で行われます。
春を迎え、雪が解けると、人々は森に入り、ハイキングをし、新鮮な空気を体に吸い込み、新鮮な緑で目を潤います。
夏になれば、ソーセージやライ麦パンを持って森に入ってバーべーキューしたり、泳いだり、ゆっくり座って森の音楽を聴いたりします。
晩夏から秋にかけ、人々はベリー摘みやキノコ狩りをしに、森に入ります。
収穫がそのまま夜のグルメになったり、冷凍したり、乾燥させたりして冬中もずっと夏の味覚を楽しむ人もいます。
全てがオーガニックで、全てが健康的で、大自然からの恵みです。
秋にはもみじのシーズンとなり、大勢の人々は森に入り、赤や黄色に彩られた世界を楽しんでくるでしょう。
寒い冬でも、森の中はカントリースキーの最高な場所です。
スキーブーツを履き、スキーウェアを着てスキー板を持てば、じゃあちょっと行ってくる!と言った具合に森を一滑りしてくる人も多いです。
このようにフィンランド人は一年を通じて森を大切にし、楽しんでいます。
フィンランドでの森ウォークもしくは森ハイキング
フィンランド全国には39個もの国立公園が設置されており、30分や1時間程度のちょっとしたウォーキングに適したルートからバックパックとテントを持って何日間も歩けるトレッキングルートまで用意されています。
短距離であれば町から近いルートがいいでしょう。
長距離であれば、面積が大きい国立公園を多く持つフィンランド東部エリアもしくは北部のラップランドエリアがお薦めです。
フィンランド最大の国立公園「レンメンヨキ国立公園」や「ウルホ・ケッコネン国立公園」などはフィンランド北部のラップランドにあります。
ヘルシンキからは遠いですが、筆者もいずれ行きたいと思います。
森に入る前に適切な準備を!
フィンランドの森は概ね危険性の低いところではありますが、季節、気温、天気、風の強さ、ルートに合わせて適切な準備を怠けてはいけません。
森に入る前に、一番重要なことは「気温の確認」です。
気温が低い状態(15度以下とか)で森に入ると、防寒の程度によっては命にかかわってきますので、要注意です。
そして、油断しやすいのは「風」です。
風が秒速8メートルを超えると、風が強く、体感温度が急激に下がります。
なので、天気予報を見る時に風の強さも忘れずに確認しましょう!
フィンランドの森や国立公園の付近には住民が少なく、お店などもほとんどない(全くないという前提で)ため、飲用水や食料など必要品を全て用意して持参しないといけません。
国立公園にはゴミ箱がございません。ごみはすべて持ち帰りになるので、ごみ袋も用意しておきましょう。
また、フィンランドの夏(特に6~7月)の森には蚊がたくさんいます。
虫除けや長袖の衣類を用意したほうがいいでしょう。
国立公園には乾式の生分解トイレが設置されています。
水洗ではないのでご理解ください。
また、湖で泳ぐことができる場所もあるので、泳ぎたい人は水着とタオルを持参しましょう!
※湖は淡水なので、泳いだ後はシャワーがなくてもある程度きれいな状態です。
このようにフィンランドの森は日本の森と異なり、その魅力も楽しみ方も全く違います。
フィンランド人にとってとても特別な意味と独特な雰囲気を持つフィンランドの森には是非あなたにも行ってみてほしいです。
キートスショップ日帰りツアー
このようにフィンランド人にとって特別な森を実際に体験してみませんか?
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お薦めの北欧スポンジワイプ
是非水回り、テーブル拭きなどにご活用頂きたいです。
ショップコンセプト
1.フィンランド 北欧というと?
フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。
2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい
「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。
3.運営に「誠実」と「感謝」
「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop
4.キートスショップの名前
「Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。
キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。
キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら)