海外もしくは北欧に行ったことのない方、長期滞在したことのない方、住んでみたことのない方でしたら、もしかしたら「北欧生活」もしくは「フィンランド生活」はどんな感じなのかが気になるでしょう。
映画「カモメ食堂」からある程度北欧・フィンランドの生活を少し覗けるかもしれませんが、実際の生活についての話があまりありませんでしたね。(それは想像を膨らませるためかもしれませんが)
今回はフィンランド・ヘルシンキ在住11年の日本人女性友人Aさん(31才)にお願いし、「なぜフィンランド!?」「なぜここに住む!?」などの質問についてインタービュー形式で聞いてみました。
是非宜しけれご一読ください。
そもそもなぜフィンランドに来たの?
下記、Aさんの答えです。
最初にフィンランドに来たのは11年前で、留学生としてやってきました。
最初はヘルシンキ大学理工学部の学士課程に入り、5年で学士・修士課程を卒業し、現在は博士課程に在籍し研究員として働いています。
留学先をフィンランドにした理由は、単純に「行ってみたかった。住んでみたかった」からです。
Aさんの母親がヨーロッパに行ったことがあり、その中でもフィンランドは特に印象が良かったようで、話を聞いていたのがきっかけでした。
なぜ卒業した後にフィンランドに残ろうとしたの?
学士と修士課程の5年間フィンランドに住んでみた結果、やはりフィンランドはいいところだなと感じたからです。
環境面では、自然がすぐ身近にあり、リラックスしやすく、生活のストレスが解消されやすいですよね。
職場環境の面では、やはり残業が少なく、女性も働きやすく、仕事に対する満足度が高いところが魅力的です。
フィンランド人は、基本的に物静かな人が多く、お互いにプライベートにあまり踏み込まないので、人間関係がシンプルで比較的に気楽ですね。
かといって、友達ができにくいわけでもなく、こちらから仲良くしようとすれば向こうはそれをちゃんと感じ取ってくれます。
写真中のピアス製品:木製ピアス (ピンク) / Butoni Design / フィンランド 北欧
今はフィンランドでどのような仕事をしているの?
気候変動に関する研究の仕事です。
気候のデータを取る人は別ですが、私はデータを分析してシミュレーションをします。
主に、気象データや地球温暖化効果ガスの観測データを元にしたシミュレーションモデルの開発に勤めています。
仕事をしながら博士課程での研究も進めています。研究結果は論文や学会などで発表しています。
難しいことで有名なフィンランド語はどう勉強したの?
学部の入学試験は英語による試験と書類選考でした。
大学には英語での授業も多くあり、英語を使って勉強する時間が多かったです。
フィンランド語による授業もいくつかありましたが、初めはフィンランド語ができなかったので英語の参考書などで勉強していました。
ただし、私の学部ではフィンランド語授業が必修であったことと、卒業後にフィンランド現地での就職を考えていたので、やはりフィンランド語を勉強する必要があると思い、継続的にフィンランド語の授業に通いました。
卒業までにある程度の単語と文法を身に着けることができましたが、話す機会は限られていたので会話はそれほどできませんでした。
自然に話せるようになったのはやはり研究職の仕事を始めてからです。
フィンランドの特に好きな町や場所はあるの?
フィンランドには魅力的な町も多くありますが、私は特に自然が好きです。
湖や森、沼地などはは本当に綺麗でみているだけで気持ちが安らぎます。
それから、フィンランド北部のラップランド地方ではツンドラなどの生態系もみられ、珍しいベリーが取れたりするんですよ。
フィンランドの生活ってどういうことが好き?
一番いいのは「自分の時間を持てる」ことですかね。
残業が少ないので、平日でも自分の時間があり、公園に散歩に行ったり、家で好きなことができるのはいいですね。
写真中のピアス製品:木製ピアス (ブラック) / Dekorando / フィンランド 北欧
フィンランドの嫌いなところはどういうところ?
寒さには特に苦とは思いませんが、秋に日がどんどん短くなっていくのはちょっと辛いですね。
外食は高いですが、食事には特にこだわらないので、あまりマイナス面とは感じません。
嫌いなところではないですが、衝撃的だったことはあります。
「自分から行動したり聞いたりしないとわからない情報が多い」ことです。
一つの例は、自分が大学に入ってすぐのことです。
どういう授業を取るべきかがわからず、チューターに聞いたにも関わらず、「好きな授業を取ればいい」と返事をされ、そのまま好きな授業のみ受けていました。
しかしその後一年ほど経ったころ、必修科目があることに気がづきました。
後からカバーするのはちょっと苦労しましたね。
日本では関係する情報は全て開示され、自分から聞く必要もあまりないでしょうね。
情報収集の方法も今となってはわかってきましたが、当初は難しかったです。
嫌いなところが少ないのがフィンランドの魅力
筆者より:
彼女いわく、フィンランドの生活は「こういうところが大好き」「こういうところがずば抜けでいい」ということではなく、「嫌なところがほとんどない」ということだそうです。
そういわれてみれば、筆者はこういう視点でフィンランドを見たことがあまりないです。
確かにフィンランドでの生活は気候以外の要素でストレスがたまることが少ないような気がします。
いかがでしょうか。
このような感じでフィンランドでの生活を少しわかって頂けたでしょうか。
なかなか住んでみて生活してみたいと感じにくい部分もありますが、この記事を通じて少しでもご理解して頂けると嬉しいです。
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ショップコンセプト
1.フィンランド 北欧というと?
フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。
2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい
「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。
3.運営に「誠実」と「感謝」
「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop
4.キートスショップの名前
「Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。
キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。
キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら)