ボランティアとしてフィンランドで新しい冒険を始めた30代日本人女性のストリー

公開日:2019年1月14日  関連分類:  

 

年を重ねていくと人生の決断が徐々にしにくくなると感じませんか?

 

社会に存在しているレールもそうですが、親、兄弟、友人、知り合いからも目線も気になり、未知の未来に直面すること自体に恐怖と不安を感じるのも人間の本能で、なかなか今までの生活から踏み出すのは簡単なことではなく、大きいな決断力と勇気が必要なことです。

 

 

最近ご縁があり、決断力と勇気をもって今までの生活を一度断ち切り、フィンランドで新しい体験を求める方に出会うことができました。

 

彼女(Aさん)は名古屋出身の33歳女性で、幼稚園の先生としてキャリアーを10年間以上積んできた方です。

 

30代になってから海外・フィンランドに来るのはそれなりの決心があると筆者は感じ、じっくり彼女のことを聞くことにしました。

 

 

外の世界を見るため、1回目は名古屋から関東へ移り住む

名古屋出身のAさんは地元の大学に入り、地元で就職しました。

 

就職後、同期がそれぞれ結婚退職していくのを見て「自分はこのまま名古屋で人生を終えるのがいいのか?」という心の中から浮かび上がった質問にぶつかり、彼女は名古屋を出ることにしました。

 

それで決めた移り先が神奈川県の横浜でした。

20代の頃、関東圏内でいくつかの勤め先で10年間弱仕事に打ち込みながら、関東での生活も満喫していました。

 

 

 

 

幼児教育と年齢条件によって北欧とフィンランドへ

31歳、一生懸命働いていた在職中の頃にAさんはふっと思い出しました。

 

そう言えばデンマークの森の幼稚園は見たかったな

 

という考えのもと、ちょうど貯金も時間にも少し余裕のあるAさんはまず2016年にデンマークに行くことにしました。

日本で「森の幼稚園」にかかわっているグループと知り合いになり、そこからデンマーク森の幼稚園の視察ツアーに参加し、1週間ほどデンマーク現地の状況を見てきました。

 

 

その視察ツアーで得たものがとても多かったです。

日本の幼稚園の働き方だと一生働けないが、デンマークの働き方・やり方だと一生できるかも!」という自分にとって大きいな刺激と収穫がありました

 

 

その後、2017年に仕事をやめ、地元名古屋に戻り、少し余裕のある貯金と時間がある中で、「北欧もしくはヨーロッパの幼稚園で働いてみるのができないかな」と考え、ネットで関連情報を探し始めました。

 

調査した結果、今のボランティア団体に辿り着きました。

 

そのボランティア団体が設定したボランティアプログラムの中で、幼児教育に関係するボランティア業務ができるのがスイス、ドイツ、フィンランドなどの国が候補先として挙げられました。

 

しかし、多くの国には30歳以下のみという年齢制限があり、フィンランドは「30歳以上応相談」という条件だったため、フィンランドにしてみることにしました。

それでフィンランドにボランティアとして1年間滞在することができるようになりました。

 

 

 

 

Aさんは素晴らしい行動力の持ち主です。

 

世界中に「やりたい」「やってみたい」と言う人はたくさんいますが、実際に実行したのは少数です。

やらない理由を言ってできないというのは簡単ですが、行動に移って困難を乗り越えて実際にやっただけでも勇気がある行為で尊敬すべきだと筆者は思います。

 

 

本物の北欧幼児教育を実際に見てみたい

幼児教育を専門とするAさんは日本にいたごろに北欧の幼児教育情報も多く触れていました。

 

その中で「子供の学力世界一の国」という点に惹かれ、やはりその教育現場を自分の目で見てみなきゃ!と感じたのです。

 

また、日本で得られた北欧の幼児教育関連情報はかなりポジティブな面が多く、その本当の状況に自分の身を置いて体験してみたかったそうです。

 

 

実際にフィンランド・ヘルシンキの保育園でボランティアとして働いてみる結果、やはりいい面ばかりではなく、それほど良くなかった面も自分の目で見て肌で感じることができました。

 

例えば、保育園や幼稚園で先生たちが「今日○○やるよ!」というのではなく、「子供たちのやりたいことをやってもらう」(子供中心)ということを想像したが、実際に自分の入ったヘルシンキの保育園では基本的に先生が「今日○○やるよ!」というトップダウンの形式がメインでした。

 

また、フィンランドには森が多く、自然も豊なのに、保育園の園児たちを大自然の中に連れて行くのは思ったより頻繁ではなかったそうです。

基本は保育園の庭や遊具施設で遊びますが、大自然の中に連れて行くのは月に一度ほどしかなかったです。

 

 

 

 

もちろん、いい面もたくさんありました。

 

その一つは「書類仕事が少なく、保育計画を立てるのはミーティングがメインで1週間の予定はLINEのようなグループチャットでまとめられていつでも確認できること」です。

形のような仕事をいかに減らし、効率的にコミュニケーションを取っていくのが印象的なようです。

 

また、「保育園の先生を一人の人間としてみてくれる」のもとてもいいことだそうです。

先生だからこうしないといけないとか、先生だから保育園のイベントにどんな理由があっても欠席してはいけないとかということがフィンランドになく、一人の保育・幼児教育専門能力を持つ人間として見られるので、フィンランド社会での生きやすい面が見られます。

 

他に園児人数当たりの先生の数は日本より多いこともすごくよかった点です。

 

 

 

 

 

ボランティア渡航準備を経てフィンランドへ

ヨーロッパ、北欧、フィンランドに来れるようにAさんはネットで調査をしてみました。

 

それで見つかったのがボランティアという方法でした。

しかし、その準備はそう簡単ではなかったです。

 

 

一つは多くの書類の準備です。

もちろんフィンランドから在留許可(ビザ)をもらうため、書類は全て英語でやり取りしないといけません。

英語を使うことにも一苦労です。

 

また、在職中だったため、犯罪履歴証明書や健康診断などの書類取得には休みを取らないといけないというストレスもかなり溜まり、蕁麻疹が出てきたほどでした。

そのため、在職中の場合はできるだけ事前にある程度有休を残しておいたほうがフレキシブルに書類準備できます。

 

 

 

 

もう一つが資金です。

全部合わせて200万ほどかかったようです。

 

ボランティア団体には登録料や参加費で150万円以上(保険費用含み)は払ったそうです。

更に渡航費、ビザ申請費用も自己負担だったため、全部の費用は200万円前後だったそうです。

 

筆者が予想したよりもはるかに大きいなお金が必要ですね。

 

 

準備全体は6ヶ月ほど時間を要しました。

 

ちなみに、ボランティアでは様々な仕事に就くことが可能です。

保育園、小学校は可能ですが、他に農場もしくは語学学校でのお手伝いなどの仕事もあります。

 

 

ちなみにAさんはフィンランドでボランティア団体のフィンランド側の団体がホームステイのよう形でホストファミリーを紹介してくださり、そこに泊まりこんで生活しています

ホストファミリーもボランティアのような形で無償で自分の部屋を提供し、食事の一部も提供しており、ボランティア団体からはホストへの資金援助はほとんどの場合ないそうです。

 

 

 

 

言葉の壁と生活慣習の問題

フィンランドでの生活は複数のボランティアの人々と同じホストファミリーの自宅で生活することだったので、基本は英語でコミュニケーションを取ります。

 

フィンランドに来てすぐに英語に慣れなかったので夕食会はいつもストレスを感じて大変だったそうです。

1ヶ月くらい経ってようやく徐々に慣れてきた感じです。

 

 

また、生活の内容、リズム、生活環境はホストファミリーによって全然変わりますので、ホストファミリーの慣習に合わせる必要もあり、慣れないうちはやはり少し大変だったようです。

 

例えば、外出の報告です。

ボランティアの仕事が終わった後に直接に家に帰らないときには必ずホストファミリーに一報連絡入れないといけないというホストファミリーが決めたルールがあります。

出掛ける時には必ず行き先と帰宅時間や誰と会うかを伝えなければならなかったり、友だちと遊びに行くのにホストマザーが付いてきたりと30歳を過ぎたAさんにとってはやはりなかなか理解できないルールでしたね。

 

 

海外での新しい生活には様々な問題がつきものですが、幸いボランティア団体には「サポートパーソン」という制度があり、生活の面でサポートしてくれたり、わからないことを教えてくれたり、新しい場所に案内してくれたり、ご飯に誘ってくれたりして非常に助かるシステムです。

 

 

 

 

ボランティアの仕事はフィンランドの保育園で働くこと

ボランティアとはいえ、基本通常の仕事のように活動しています。

平日毎日朝8時半から午後2時の間は保育園で働きます。

 

給料はもらっていませんが、ボランティア団体から毎月100ユーロくらい(約1万3千円)のお小遣いをもらっているそうです。(参加費150万円のうちから出ている?)

 

 

日々のボランティア業務は基本的に子供の世話をすることです。

一緒に遊んであげたり、安全面を注意したり、冬服装を着るのを手伝ってあげたりしています。

 

他にイベントとして日本の折り紙やかるたをやったりしていました。

色んな新しいことを取り込ませてくれるのがとてもありがたいことだそうです。

 

 

ちなみに、ボランティアとしてフィンランド現地の職場で働く以外に、ボランティア団体では「キャンプ」という研修のような活動が定期的に行われています。(費用は参加費に含まれています)

 

キャンプではボランティアについて認識や知識を深める以外に、ヨーロッパや世界各国から来たボランティアと交流するのも楽しいです。

その同時に日本からフィンランドでボランティアをする約30名の方々とも同期感覚で一緒にいられるので、情報共有と親睦を深める面ではとてもよかったです。

 

 

 

 

フィンランド人の性質はそれぞれ

Aさんが感じたフィンランド人の性質はそれぞれ違うそうです。

 

フィンランドに来る前には様々な情報を読んでフィンランド人が一般的に無口で控えめというイメージだったけど、実際にフィンランドに来て見ると、そういう人もいればすごくしゃべる人もいるそうです。

 

例えば、自分の新しいホストファミリーもすごく話していてAさんが話を切り出すタイミングもなかったくらいです。

 

 

もしこれからボランティアとしてフィンランドに来られたい方がいたら、Aさんからは「お金があればフィンランド国内や近場のヨーロッパの国に遊びに行けるし、何より心に余裕が持てます。ボランティア団体に支払う金額だけでなく、その後楽しめる分だけの蓄えをしてから来た方がいいです。お金は後から稼げはいいので思い切り使って今しか出来ない経験を大切にしで下さい。」というアドバイスをくれました。

 

 

Aさんの今後について、二つの方向性を考えられているそうです。

 

一つはフィンランドに残り、幼児教育関係で就職すること。

もう一つはこの経験を活かして日本に戻って日本の幼児教育に貢献することです。

 

 

Aさん今後の発展も楽しみですね!

 

 

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1.フィンランド 北欧というと?

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2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい

「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。

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3.運営に「誠実」と「感謝」

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Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。

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