フィンランド人は本当に運動が大好きです。
※スポーツ観戦も好きですが、ここでいう運動は日常でやるスポーツとのことです。
町で歩いていると、ジョギングする方やサイクリングを楽しむ方をよく目にしますし、筆者が日常的にやっているバドミントンやジム通いではいつもバドミントンする方々で体育館に人いっぱいですし、ジムにもいつも混んでいます。
生活の中ではこんなイメージですが、実際のデータを見たことないので、本当にフィンランド人の大多数がスポーツ好きなのかという疑問が残っています。
そして、東京に住んでいた筆者はフィンランド程スポーツをしている人の姿を見かけなかったが、日本人はそんなに運動していないのかという疑問もあります。
これらの疑問を解くため、様々な調査データを調べてみました。
果たしてフィンランド人は本当に運動好きなのか、日本と比べたらどうなのでしょうか。
真相を突き止めていきましょう!笑
日本では軽いスポーツ中心で、運動不足傾向あり
まずは日本人のスポーツ状況を令和元年度(2019)「スポーツの実施状況等に関する世論調査」のデータをもとに見てみましょう!
対象者2万人の中で、週1回以上運動している人は53%です。
男性は56%で、女性は51%で、女性の運動頻度はやや少ないですね。
そして、年齢別でみると、10代と60代以上は運動頻度が比較的に高いに対し、20~50代は比較的に低い傾向が表れています。
運動してない一番の理由は「仕事や家事が忙しいから」でした。
全体の約44%を占めていますね。
「週3回以上運動しているか」という設問に対し、そうしている方は全体の27%にとどまります。
そして、「運動不足を感じる」人はなんと全体の約80%にのぼります。
日本人の多くは自分が運動不足と思っている方がとても多いということですね。
そして、やっている運動の項目と割合を見るとこれらが主流です。(男女平均)
- ウォーキング:約62%
- 階段昇降:約16%
- トレーニング(ジム):約14%
- ランニング・ジョギング:約14%
- 体操:約14%
- 自転車・サイクリング:約12%
最後にこの1年間運動を全くしなかった人!
男性が約15%、女性は約20%もいたのです!
日本ではスポーツ慣習は全体的に軽い運動で不足傾向と見受けしますね。
フィンランド人は本当にスポーツ好きなのか?
では、フィンランド人はどのくらい運動しているでしょうか。
フィンランド健康福祉局(THL)が行った調査データをもとに見てみましょう!
※フィンランド人男性約3千人、女性約3千4百人を対象に、2017人に調査し、2019年に発表されたデータです。
調査項目も日本のスポーツ庁より細かく、具体的なイメージです。
例えば、「運動」だけではなく、仕事や家事での労働(運動)、通勤時の運動量、体力を使う仕事に就く人の割合、座っている時間などで調査されました。
フィンランド健康福祉局は「必要な運動量ガイドライン」を下記の内容で発表しており、人々の運動量を見る時にこのガイドラインを基準にしています。
「週に中程度強度の運動を2時間半以上、もしくは高強度の運動を1時間15分以上行うこと」
そして、データを見ると、フィンランド人はこのくらい運動しています。
- 推奨された有酸素運動量に達し、且つ筋トレを週に2日以上行う:37% ← 必要な運動量ガイドラインはこのレベル
- 推奨された有酸素運動量を毎週行っている:18%
- ある程度運動している(推奨量に達していない):13%(女性は20%)
- 軽い運動のみ:16%
- 全く運動していない:16%
※推奨された有酸素運動量とは、例えば、ウォーキング、ランニング、サイクリング、水泳、ダンスなどのスポーツを週に中程度強度で2時間半以上、もしくは強い強度で1時間15分以上行うことです。
日本で行われた調査での「週に1回や週に3回」などの数字と直接比べることができないが、フィンランド人のほうがより運動している気がしますね。
では、スポーツの項目別でも見てみましょう。
フィンランド人が週に数回行う主なスポーツは下記の通りです。
【夏季】
- 階段上り:66%
- ウォーキング:62%
- 掃除・メンテナンス・修繕作業:34%(女性は45%)
- 自転車・サイクリング:32%
- 庭作業:25%
- ジョギング・ランニング:11%
- ジム(筋トレ):16%(女性は14%)
【冬季】
- 階段上り:64%
- ウォーキング:55%
- 掃除・メンテナンス・修繕作業:32%(女性は44%)
- 自転車・サイクリング:11%
- 庭作業:13%
- ジョギング・ランニング:5%
- ジム(筋トレ):18%
- スキー:6%
当たり前のことですが、暖かい夏には室外のスポーツが人気で、冬になるとインドアのスポーツ中心になりますね。
日本と比べてみると、ウォーキングは日本でもフィンランドでも人気なエクササイズですね。
そして、自然環境も関係すると思うが、フィンランドの夏には自転車・サイクリングが急激に増えますね。冬に路面が凍結する冬でも11%の人が自転車に乗っているのもびっくりです!(筆者はその一人ですが。。)
そして、フィンランド人も日本人よりジムを利用している結果ですね。
フィンランドで大人気なウィンタースポーツ「スキー」ですが、なんと6%しか定期的にやってないという結果です。
ちなみに、日本では「仕事・家事が忙しいから」という理由で約80%の人は自分が運動不足と感じているに対し、フィンランドでは18~49歳の男性で約50%がガイドライン運動量に達し、女性は42%に達しています。
日本よりもだいぶ運動不足が少ない様子ですね。
(この部分は筆者が生活の中で感じた部分と一致しています)
まとめ:十分な運動をしましょう!
今回の考察により、フィンランド人は日本人よりも運動している内容となりました。
仕事や家事が忙しいとなかなか運動する時間を捻出するのは難しいです。
それでも生活の中でできるだけ体を動かすように意識してみましょう!
それだけでもだいぶ違うかもしれません。
参考:令和元年度(2019)「スポーツの実施状況等に関する世論調査」
参考:Physical activity in the adult population in Finland – the FinHealth Study
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