北欧デザインとシンプルさ 北欧デザインって何だろう?(1)

公開日:2018年3月12日  更新日: 2020年01月20日 関連分類:

「北欧雑貨」「北欧家具」「北欧建築」といえば、なんとなくその雰囲気、形や色扱いがわかりますよね。

そして、「なんとなく好きだな、なんとなくほしいな、なんとなく使いたいな」というような気持ちになりませんか?

 

今日はこの「なんとなく」を奥の奥まで分析して解説していきます!

 

北欧デザインってそもそもどんなものを指しているでしょうか?

北欧デザインは、実に明確な定義がなく、一般的に北欧諸国の用品に共通したデザインと言います。

 

北欧諸国は一般的に北欧五ヶ国のスウェーデン、フィンランド、デンマーク、ノールウェイ、アイスランドを指していますが、広義的にバルト海3小国のエストニア、ラトビア、リトアニアも含まれます。

また、地理的にスカンジナビア半島を中心に、周りも含めて北欧デザインを「スカンジナビアデザイン」とも言われています。

 

では、北欧の生活用品が人々に夢中させる理由となる「デザインの共通要素」って何でしょうか。

それには様々な要素が入っています。

 

「シンプル」「自然」「色使い」「機能性」「耐久性」

 

それでは、これらの要素について深堀りしていきましょう!

この記事では「シンプル」を中心に様々な角度から解析していきます!

 

北欧デザインにおけるシンプルはシンプルだけではありません

もし中国、日本、アフリカなどの伝統デザインを横並んでみるとわかりやすいかと思いますが、北欧デザインは非常にシンプルです。

 

お店のコンセプトが違うことによって、適切な例ではないかもしれませんが、日本のムーミンカフェとフィンランドのムーミンカフェを写真で見比べてみるとわかりやすいかと思います。

フィンランドのムーミンカフェは断然にシンプルでしょう。

 

福岡博多にあるムーミンカフェです。

 

ヘルシンキにあるムーミンカフェです。

 

線と曲線のシンプルさ

北欧デザインの特徴の一つである「シンプル」はその「」と「曲線」から見つけることができます。

 

北欧デザインでは、使用する線の本数が比較的に少ないです。

また、線を過密に使用することも少ないです。

また、使用する曲線も相対的に複雑なカーブを使用しません。

 

車にしろ、森にしろ、動物にしろ、「シンプルな線や曲線」を使うことが多いことが北欧デザインのシンプルさの中に一つ大きいなポイントです。

 

商品ページ:キッチンタオル:雪森とキツネ (水色) / Kierti / フィンランド 北欧

 

デザイン要素のシンプルさ

デザイン要素もしくはデザイン構図(専門用語は間違っていますが)のシンプルさも北欧デザインの一つ大きいな特徴です。

 

北欧デザインでは一つのデザインに異なる模様を大量に入れることが少ないです。

(例えば、一つのデザインに家も入れて、車も入れて、人も入れて、木も入れるというようなことが少ないです)

 

シンプルな線によって構成された模様の種類が少なく一つの模様を重複して配置されることが多いです。

線だけではなく、模様やパターンもシンプルなので、視覚的にシンプルさを感じやすいでしょう。

 

下記のフィンランドデザインキッチンタオルを例としてみるとわかりやすいですが、模様は基本的に小さい丸の点松の枝の2種類のみですね。

このような模様のシンプルさも北欧デザインの一つ重要な特徴と言えるでしょう。

 

商品ページ:キッチンタオル :ノルディッククリスマス / More Joy / フィンランド 北欧

 

色扱いのシンプルさ

北欧デザインのシンプルさという特徴の中に、「線のシンプルさ」と「模様のシンプルさ」以外に「色扱いのシンプルさ」も一つ大きなポイントです。

 

北欧デザインでは、色を多種類に使用しない傾向があります。

色を使う場合に数色のみで完成させることが多いです。

 

下記のフィンランドデザインノートブックは水色がベースとなり、赤色と灰色が点在する形となります。

基本的に3色しか使いませんね。

 

線や模様だけではなく、色の使用もシンプルさの原則に従うため、視覚的なシンプルさが維持できるわけです。

 

商品ページ:ノートブック: Sienimetsä (A6) / Muumuru / フィンランド 北欧

 

次の記事では北欧デザインと「自然」の関係を深堀りして見ていきます。

 

 

参考資料

 

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フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。

2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい

「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。

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4.キートスショップの名前

Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。

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