情報・写真引用:https://www.is.fi
実はヘルシンキに、70年代の頃を思い出させるようなスーパーがひっそりと経営しています。
「古い」というよりも「レトロポップ」な感じがする小さなスーパー。
スーパーマーケットというよりも地元の人に愛され続けられている小さなスーパーです。
フィンランド人にとってはまるで過去の時代にタイムスリップしたような感覚になるのだとか。
ヘルシンキの中心からほんの少し離れたスーパー
情報・写真引用:https://www.is.fi
Elintarvikeliike HEINONEN (エリンタルヴィケリーケ・ヘイノネン)
- 住所:Museokatu 20-22, 00100 Helsinki
- 営業時間:月曜〜金曜10:00〜18:00
- ヘルシンキ中央駅から徒歩15分または4番/10番トラムKansallismuseo下車後、徒歩5分
- テンペリアウキオ教会からは徒歩5分
このレトロポップなスーパーは1970年代からほとんど姿を変えていません。
フィンランドでは法律により、パイプを通る建物は何年かに一度、必ずパイプ工事をしなくてはならないのですが、このスーパーはその際に一度だけ再塗装されただけです。
子供からお年寄りまで地元では馴染みのスーパー
経営者のリサ・ヘイノネンさん(Liisa Heinonen)、ここら辺りに住んでる方は皆知っています。
子供達とも気軽に挨拶する仲。「いいお店!!」と子供にも言ってもらえるそうです。
ここのスーパーのいいところは、お客との距離感です。
現在では大型のスーパーマーケットが普通で主流ですが、このようなスーパーにもちゃんとした独自の意味と価値があるとヘイノネンさん。
特に、小さなお店は高齢者にとっては普通の大型スーパーよりも遥かに適しているのだとか。
そうですね、よく考えてみると多くのお年寄りの方は歩くのが大変。
フィンランドでもよく目にするのは歩行器を使って歩く高齢者です。
大型スーパーには沢山のものが揃っていて便利ですが、高齢者にとっては歩き回らなくてはいけないと言ったデメリットがあります。
そして助けや聞きたいことがある場合、気軽に頼める店員さんが近くにいないことが多いということも。
そうなると、いつも自分のことを知ってくれている馴染みの店員さんがいて、少しの距離で商品を選ぶことができるというのは大きなメリットです。
どうして地元型スーパーが珍しくなってしまったのか
フィンランドでスーパーマーケットが徐々に一般的になり始めた頃は1960年代です。その頃は特定の製品に特化して展開されていましたが、70年代に入ると工業食品の範囲が多様化し始めました。
フィンランドの統計局によると、その70年代からのスーパーでは肉の消費量が増え、新鮮なジュースや果物、そしてフィンランドでは重要な乳製品、ヨーグルトや色々な種類のチーズなどが市場に出回りました。
現在のヘルシンキ市内には様々な企業や代理店などが町並みに溢れていますが、その昔はその地域ごと、または道のブロックごとにElintarvikeliike HEINONENのような、地元の小さなスーパーがとても重要でした。
しかし、車を持つ家庭が増え、スーパー拡大や店舗増加の成長などがどんどん進んでいく中で、セールなどの魅力が増えていき、たくさんの小さな地元スーパーマーケットが店舗を消していく時代になっていきました。
今ではこのElintarvikeliike HEINONENのような昔ながらの地元に親しまれたスーパーマーケットは珍しいものとなってしまったのです。
入りづらいように見える店舗、フィンランドでは普通
ヘルシンキ観光に訪れた方なら頷いてくださる方が多いこととは思いますが、
一見、「この店は入りづらいなぁ」と思ってしまう地元ならではの店舗が多いと思います。
日本のように、店舗の入り口が大きく開いていて、店内が外から見えるようなガラス張りの「買うものがなかったとしても外へ出られる」「店員さんに話しかれられない」と言ったような、、例えばデパートに入っているようなお店が普通、、、で生活していると気づきにくいものですが、
ヘルシンキには日本人だと入りにくそうな店舗がいくつかあります。そのような「一見入りにくい店構え」は特に古い建物に入っている店舗が多い模様。
しかし、意外と入ってみると圧倒されることなく、むしろフィンランドの人はそんな店構えでもプラ〜っと普通に入ってしまうものなんです。
このElintarvikeliike HEINONENのスーパーも人によっては地元民ではないから店内に入りづらいと思ってしまう方もいるかも知れませんが、
そこは!気にせず気軽に入ってフィンランドの70年代スーパーはどんなだったのか雰囲気を味わいつつ、お買い物されてはいかがでしょうか?
夏はアイスクリームも売っていますし、果物やジュース、お菓子や日用品まで本当に小さな店舗に色々詰め込まれています。
例えば、店員さんに近くの美味しいカフェがどこにあるか?なんて聞いても全然いいんです。快く教えてくれますよ。
情報・引用:Ilta Sanomat -Lähellä Helsingin keskustaa on ruokakauppa, joka on kuin hyppy menneeseen
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ショップコンセプト
1.フィンランド 北欧というと?
フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。
2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい
「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。
3.運営に「誠実」と「感謝」
「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop
4.キートスショップの名前
「Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。
キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。
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