北欧にはマリメッコやイッタラ、リサ・ラーソンなど有名ブランドがたくさんあります。
それらのデザインに魅了された方も多いでしょう。
でも、北欧にはまだまだ人の心をつかむデザインが多く存在します。
その中から、今回はフィンランドのペーパーブランド『ムームル』をクローズアップ。
この度、キートスショップのフィンランド在住スタッフが『ムームル』のデザイナーへのインタビューに成功しました!
ムームル製品は、かわいらしい中にもオリジナリティがあり、非常に印象に残るデザインです。
そんなデザインやイラストを手掛けるのが、Satu DolkとOssi Laine。ムームルはこちらの2人で運営しています。
とにかく彼らの情熱が素晴らしく、話を聞いていてもエネルギーがスゴイ!
北欧雑貨に興味のある方だけでなく、デザイナーを目指す方も一読の価値あり。
2人のデザイン・製品・人々に対する強い思いが、日本のみなさまに伝わることでしょう。
それでは、インタビューをお楽しみください。
キートスショップ:デザインの仕事に就くまでの背景を聞かせてください。どんな勉強をされたのか、どんなキャリアを積まれたのか非常に気になります。
ムームルさん:元々私たちは、家具やインテリアのデザインを勉強していました。ほぼ同じタイミングで、お互いグラフィックデザインやイラストに興味を持ち、卒業後は2人でデザイン事務所『Tikari & Maininki』を始めました。オッシは修士課程へ進み、多方面におけるデザインの勉強を続けながらのスタートでした。
ムームルさん:2人とも、とにかく描くことへの情熱・創作意欲を持ち続けています。学校でもたくさんの学びがありましたが、今現在の仕事からも多くのことを吸収しています。
キートスショップ:なるほど。それらの経験は、どのように今のデザインに影響していますか。
ムームルさん:学生生活、授業や先生からの教え、日々の経験、仕事など関わった全てのことが、私たちの作品を築いていると思っています。それぞれに意味があり、現在に繋がっているのです。また、クリエイティブな家族に育てられたことも影響しているでしょう。
ムームルさん:グラフィックデザインにおいて、自分の思いやイメージを表現し制作していくことは決して簡単ではありません。ひとつひとつ時間のかかる工程を踏んでいきます。でも、私たちはそれを非常に楽しんでいて、これからも真摯な気持ちでデザインに取り組んでいきたいと思うのです。
キートスショップ:そもそも、なぜデザインを仕事にしようと思ったのですか。
ムームルさん:私たちは2人とも、クリエイティブな家庭で育ちました。家族の中に、ライターやハンディクラフト作家・金細工作家・服の仕立て職人・エンジニアなど、創る仕事に就いている人が多くいます。彼らからの影響も受け、現在の道に辿り着いたのでしょう。
ムームルさん:私たちにとって今の仕事はまさに夢のような世界。クリエイティブな仕事に対し、感謝の気持ちを忘れることはありません。本当に情熱をもって取り組んでいますよ。
キートスショップ:お2人はどんな風に、アイディアやインスピレーションがわいてくるのですか?
ムームルさん:私たちは大自然やフィンランドの風景・雰囲気からアイディアとインスピレーションをもらっています。それらは季節や天候、時間によって表情が大きく変わるので、毎回感じ方も変化してくるのです。特に郊外で触れる音、色、香り、建築、人々などに惹きつけられ、言い尽くせないほどの刺激を受けています。
ムームルさん:また、文化や都市など、完全に異なるものから得る物も大きいです。まだまだ他にもあって、文字のフォント、パターン、オブジェ、ビル、映画など、美しかったり独特だったりする物全てからヒントを得ています。
ムームルさん:デザイナーとしてこの世界を色々な角度から見るようにしています。多くの人が見過ごしてしまう細部、配色までじっくり観察し、醸し出される空気感までも感じるよう努めているのです。物を創る上でこのような見方は必要なこと。そして、それはとても楽しくてワクワクすることでもあります。
キートスショップ:ムームルのデザインにおいて、主なコンセプトは?
ムームルさん:ムームルは私たちの「想像の遊園地」なんです。ここにいると何の心配もなく想像力を自由に広げられます。この「遊園地」から最良な作品が自然に生まれてくるのです。ルールや制限もありません。作品には「コンセプト」もありません。それは「コンセプト」に縛られたくないからです。ただし、「人々の生活を楽しくし、人々に笑顔になってもらいたい」という目標を常に掲げています。これが私たちの物作りにおけるベストな方法なのです。
キートスショップ:ステキですね。では、通常の一日のスケジュールは?
ムームルさん:スケジュールは色々変化します。大企業の専任デザイナーではなく、デザイン事務所を自分たちで経営しているので、管理運営の仕事もあるのです。通常は、メールチェック、製品の在庫確認と補充、注文への出荷、新しいデザインの考案と試作などを行っています。たまに、製品の撮影や展示会への出店もありますね。このように雑務もあるのですが、デザインや描くこと以外は半分くらい覚えていません(笑)
キートスショップ:もし可能であれば、今後の新しいデザインやアイディアを教えてもらえますか。
ムームルさん:デザイナーとして業界のトレンドはチェックしています。でも、ムームルの作品には私たちならではのスタイルがあるのです。既に存在するデザインの真似はしたくありません。私たち自身が納得でき、人々に楽しんでもらえる作品を世に送り出したいです。
ムームルさん:今後は更に製品の幅を広げ、新しいテクニックやスタイルにも挑戦し、もっと面白い製品を作っていきたいと思います。私たちには制限がなく、新しい世界が待っていると思います!
ムームルの商品は以下から購入できます。
ひとまず、どんなラインナップがあるかチェックしていただけると嬉しいです!
キートスショップはフィンランド・北欧デザインに敬意を払い、フィンランド・北欧の文化から生まれたデザイン製品を日本の方々へ伝え、「より暮らしを楽しんで頂けたら」と活動しております。
Thank you for Satu & Ossi !!
Muumuru is so lovely. We respect and love the work from Muumuru!!
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ショップコンセプト
1.フィンランド 北欧というと?
フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。
2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい
「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。
3.運営に「誠実」と「感謝」
「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop
4.キートスショップの名前
「Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。
キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。
キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら)