フィンランドを代表するファブリックブランドといえばマリメッコ(marimekko)ですね。
その中でも人気のものは、みなさんご存知大きな花のウニッコ(Unikko)の柄です。
赤いのが代表的ですが、青や黄色、緑など色は様々。
実際、このウニッコとはどんな花なのか?
そしてフィンランドではどの様に扱われる花なのか?
更にはウニッコ柄の可愛さ故の(?!)昔の事件も過去にはありました!!
そんなウニッコのことを今回はお話ししましょう。
ウニッコとはフィンランド語でケシ属の花。ポピーじゃないの?!
フィンランド語でウニッコ(Unikko)とはケシ属の花のことを言います。
マリメッコのウニッコ柄が好きな方の中ではポピーの花だと思っている方が大半だとは思いますが、ここが曖昧になってる人は少なくありません。
ケシ属の中にポピーも含まれるということです。
そう、幅が広いんです。
実は日本のケシ属の花だけでも10種類以上。
世界中のケシ属では約250種にも及び、そのほとんどが北半球で育ちます。
「ケシ」と聞いてみなさん、頭に浮かぶのは「アヘン」ではないでしょうか。
そのとおり!
一部の種類のケシからは薬物であるアヘンおよびアヘン含有アルカロイド(モルヒネおよびコデイン)と他の半合成的に処理されたオピオイド(ヘロイン)で特に知られています。
まさかマリメッコのウニッコの柄は?!?!
正直なところどの種類のウニッコの花をデザインしたのかはデザイナーのマイヤ・イソラ(Maija Sofia Isola)にしか分かりませんが、おそらくはポピーのことだとは思います。
なぜなら英語訳ではマリメッコホームページではPoppyと書かれているからです。
が、、、、!!!
フィンランドではアヘン用ケシがまさかの合法!
アヘン用ケシはおそらく、元々は古くからある地中海地方のケシだと推測されます。
フィンランドではこのアヘン用ケシ、野生のものだと7月〜8月にかけ咲き、
南部からフィンランド中部の街オウル(Oulu)あたりまでの地域で見つけることができます。
フィンランドだけでなく北欧の方では有用な植物としてアヘン用ケシの油が使用されることがあり、パンや焼き菓子の表面に味付けとして使用されることが稀にあります。
これはケシの実から油を絞り出すことができ、種子の様に薬物の様な化合物を含んでいないからです。
日本では栽培や所持が法律で禁じられているのに、、、
そんなにアヘン用ケシが身近にあって大丈夫なの?
と思いますよね。
実は日本以外の国ではその美しさと華やかさのため、一般的に育てられ伝統的にも観賞植物とされることが多いのです。
フィンランドでは、観賞植物としての栽培は合法ですが、
麻薬またはその原料として使用するための栽培は、例え試みであった場合でも麻薬違反となります。
大御所スーパーブランドがパクったウニッコ柄
数年前、マリメッコのテキスタイルデザインがコピーされ大変大きな事件となったことが何度かありました。
このウニッコも盗作事件に巻き込まれたことが、、、。
実はイタリアの有名なブランド、ドルチェ&ガッバーナ(Dolce & Gabbana 略:D&G)が2008年にやらかしてしまったことはとても有名です。
マリメッコ側に許可なく、どこからどう見てもウニッコ柄の製品を作ってしまったという事件。
写真引用:https://www.ebay.com
これは当然、マリメッコ側に補償金が支払われ、後に和解しました。
目を引くシンプルで大胆なデザインのウニッコ柄。
1964年にデザインされたものだというのに今もなお人気があり沢山の人に親しまれています。
今では新型コロナウイルス拡散防止の為のマスクも発売するかということが検討されています。
もし、マリメッコによりマスクがデザインされ市場に出ると、やはりウニッコ柄も出るのかが気になるところ。。。。
また発売されることが決定しましたらいち早くお伝えしますね。
情報・引用:https://www.meillakotona.fi/artikkelit/unikko-kasvatus-hoito-ja-lajikkeet
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「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
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