自分に合った寝具カバーの選びかた

※掛け布団＆枕カバーセット：ムーミン谷のなかまたち（春） 2019 / FINLAYSON / フィンランド 北欧

 

みなさんは、寝具にカバーをかけていますか？

 

今回は、寝具カバーを選ぶ上でのポイントをテーマにお話ししますので、これから購入を検討されている方はぜひご覧になってみてくださいね。

 

 

自分が重視するポイントを知ろう：寝具にカバーをかける意味

そもそも、カバーをかける意味ってなんだろう？というところからお話していきましょう！

 

今まで「なんとなく」使っていた方も、使ったことがない方も、まずはここから。

自分にとっての『寝具カバーをかける意味』を知っておくことで、カバー選びで何を重視したいかが見えてきますよ。

 

 

目的その１：汚れ防止

カバーをかける際に、寝具の汚れ防止としての目的をもってご使用になられる方も多いですよね。

 

表面的な汚れならカバーを外して洗うだけでいいので手間も減り、お手入れがぐっと簡単になります。

寝具は肌に直接触れるものですから、『洗える』ということはとっても大切。

 

寝具を清潔に保つためにも大事なことです。

 

 

 

 

目的その２：気持ちいい環境をつくる

快適な睡眠を作るうえで意外と大切なのが、『気持ちよさ』です。

『気持ちよさ』の要素としては、肌ざわりだったり、布団がずれないことだったりしますね。

それはたくさんありますが、このどれかが欠けていると、それがなんとな～く気になってしまって、寝入りの邪魔をしてしまうことも。

 

 

「保温性は抜群の掛け布団！だけど肌触りがきになる……」

「布団がパジャマに擦れてすぐズレる」

そんな時こそ、自分に合ったカバーを使って調節していきましょう。

 

 

暑がりさんなら、表面がサラッとしたものがいいかな、とか

寒がりさんなら、起毛タイプがいいかな、とか

判断基準は人それぞれ無限大にあります。

 

カバー選びをする前に、自分が求める素材感はどんなものかイメージしてから探してみるとスムーズですね。

 

 

また、自分の肌に合ったものを見つけたら使われている素材をチェックしておくと、ネットショップなどで寝具カバーをチェックする時にも便利！

実際に触れて確かめられない環境でカバー選びをしたい時に、大きな指針になりますよ♪

 

 

※掛け布団＆枕カバーセット：ムーミンパパアドベンチャー 2017 / FINLAYSON / フィンランド 北欧

 

 

目的その３：寝室をコーディネートする

寝具カバーは、お部屋の雰囲気を揃えるためにも役立つ優れものです。

寝室のカラーを統一したい！とか考えていても、イメージ通りの布団を揃えるのってなかなか難しいですよね。

 

機能性だけ重視して選んでいると、掛け布団の色味が全部違う！なんてことになってしまうのはよくあること。

 

 

そんな時には、ぜひカバーをかけてみてください。

無地のシンプルなものから、カラフルで華やかな柄物までたくさん！

カバー選びで、自分の理想の寝室をつくってみましょう。

 

中には、枕カバーと掛け布団カバーがセットになっているものもあります。

別売りになっていても、同じテーマでデザインされているものが売られていることもよくありますので、統一感をお求めの方は少し気にしてみるといいかもしれません。

 

 

素材別の特徴を知ろう

寝具カバーに使われている素材はたくさんあります。

求める触り心地や機能を考えながら、欲しいカバーの素材を絞り込んでみましょう。

 

 

綿（コットン）

サラッとした肌ざわりの素材です。

吸水性や通気性に優れていて、汗をよく吸ってくれるため、蒸れにくい性質を持っています。

 

麻などの硬めの素材にしなやかさをプラスするために混合されていることもあります。

 

 

 

 

ポリエステル

サラッとした肌ざわりの素材です。

 

ポリエステルは綿などの自然素材とは違い、化学繊維です。

耐久性がとても高いことが特徴ですが、吸水性は高くありません。

 

 

麻（リネン）

サラッとした肌ざわりの素材です。

吸水性がとても高く、綿の４倍の力があると言われています。

 

更に発散性にも優れていて吸った水分をすぐに空気中に発散することができるため、とっても蒸れにくいです。

 

麻は使い込めば使い込むほどしなやかになると言われており、耐久性に優れていて、長く使うことができます。

 

通気性がいい分、熱が逃げやすい特徴があります。夏場におすすめの素材です。

 

 

パイル・タオル

ふわふわとやわらかい肌ざわりの素材です。

 

吸水性がとても高く、綿よりも更によく汗を吸ってくれます。

汗かきさんや、お子さまにおすすめです。

 

 

メッシュ

サラッとした肌ざわりの素材です。メッシュのキメによってはザラザラするものも。

通気性がとても高いので、暑い季節でもさわやかな触り心地が特徴です。

 

 

ガーゼ

ふんわりとやわらかく、やさしい肌ざわりの素材です。

 

赤ちゃん向けの製品に多く使われていることから、肌が丈夫でない方でも安心して使える素材であると言えるでしょう。

 

綿などに比べると吸水性は特別高いわけではありませんが、通気性が高いため、蒸れにくいのが特徴です。

 

 

※掛け布団＆枕カバーセット：新・海のオーケストラ号・ムーミンパパの思い出 2017 / FINLAYSON / フィンランド 北欧

 

 

冷感素材

夏の時期にはおすすめの、ひんやりとした感触の素材です。

 

サラッとしたものやふんわりしたものなど、肌ざわりは製品によって様々です。

 

睡眠時に冷房を使いたくない方におすすめの素材です。

 

洗濯機で洗えるものとそうでないものがあるため、購入時に確認しておきましょう。

 

 

ベロア

ふわふわとした肌ざわりの素材です。

 

パイルの毛先をカットしてつくられていて、パイルよりも更にふわふわとした感触です。

 

耐久性は低めで、さらに手洗いができないものが多いため、お手入れには少し手間がかかります。

 

 

まとめ：寝具カバーの素材選びに自分に合うものを！

いかがでしたか？

自分が求める寝具カバーの条件の洗い出しと、自分に相性のいい素材を知ること。

今回のお話ではこのふたつを大きな目的に据えて、お話させていただきました。

 

インテリアとしてデザイン重視で選ぶのもいいけれど、いざ眠りにつくときに不快な思いをしてしまっては、もったいないですよね。

 

購入時には、少なくとも「自分にとって不快でない素材である」ことを確認するのはとても大事です。

 

寝具カバーに限らずいろいろな生地に触れてみながら、「好きな感触・苦手な感触の素材にはそれぞれ何が使われていることが多いか」を知っておくと、失敗のないお買い物につなげていくことができるでしょう。

 

 

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