日本人のファッションに対する流行は敏感なもので、流行りの入れ替わりがとても激しいですね。
フィンランドでも特定の流行はありますが、日本ほど大々的に流行るわけではありません。
しかし、時に珍しくフィンランド人の間でどこへ行っても目にするような流行があるのも確か。
今回は、ファッションでもバッグ・カバン・リュックサックのカテゴリで
フィンランドでは今までどんなものが若者の間で流行になったのか覗いてみましょう。
幅広いファッション層の間で流行ったショルダーバッグ
2006年ごろからしばらくの間、突然流行りに火がついたショルダーバッグがあります。
これは、性別関係なく流行ったもの。
しかも!どんなスタイルの人もこれを持っていたんです。
例えば、会社に通勤する男性、流行りに敏感んな今時の学生、
時にはパンクファッションをしている若者やベヴィメタルを聴くようなファッションの人、
そしてそれとはまた逆に赤いスカートを履くような可愛らしい女の子からアニメが好きそうな人たちの間でも!
こんなにファッションスタイルの幅広く流行るバッグ、そうそうありません!!
気になりますよね。それはと言うと、、、
情報・写真引用:https://www.marimekko.fi -Olkalaukku Urbaani
フィンランドを代表するブランド、マリメッコ(marimekko)の
Olkalaukku Urbaani(オルカラウック ウルバーニ)と言うショルダーバッグです。
デザイナーはリストマッティ・ラティア(Ristomatti Ratia)。
彼はマリメッコの創設者、アルミ・ラティア(Armi Ratia)とヴィルヨ・ラティア(Viljo Ratia)の息子でマリメッコのバッグをいくつかデザインしていますが、それ以外にも、家具や寝具、アクセサリーから棺までデザインした人でもあります。
さて、話はこのバッグに戻しまして、キャンバス生地の作りが結構しっかりとしているショルダーバッグ。見た目から分かるように、たくさん物が入ります。
バッグの中は小物が入るようにいくつかポケットもあり、名前や住所などを書くところも。
携帯やタブレットはもちろん、ノートパソコンも余裕で入る大きさです。
日本のマリメッコで売られていますが、現在は黒色しかありません。
以前は、黒はもちろん、グレーや白、ベージュに赤、ネイビーなど、色の種類が豊富でした。
このショルダーバッグをシンプルに使う人もいれば、自分の好きなワッペンを縫い付けたり缶バッチを付けたりと、個性豊かなバッグにアレンジしている人もよくいました。
スウェーデンブランドのリュックサックが流行る
さて、マリメッコのショルダーバッグの流行りが過ぎ去った頃、次に来た流行りはリュックサックです。
今でこそ、日本でリュックサックを持つ若い人が多いですが、何年か前には今ほど見かけませんでしたね。
フィンランドでリュックサックを持つ人は昔からとても多くいます。それは今でも変わらず。
しかし、2010年代に入る頃、色々なリュックサックがある中で特定のブランドのリュックサックが爆発的に流行り出しました。
それが、フィンランドのお隣の国スウェーデンのブンランド、
フェールラーベン(Fjällräven)のカンケン(Kånken)シリーズです。
※コンケンと読みますが日本ではカンケンと言われています
情報・写真引用:https://www.fjallraven.fi -kanken laptop
「小学生が教科書を入れるカバンといえばランドセル」と言うのが日本では当たり前ですが、
他の国にはランドセルはありません。その代わりにスウェーデンやフィンランドの子供達が使うカバンは市販されているリュックサック。そこから工夫を重ねて生まれたのがこのKånkenシリーズだとされています。
これも、リュックサック内にマリメッコのショルダーバッグと同様、名前や住所を記入するところがあり、実にシンプル。防水性がある生地で作られていて軽量ながらも丈夫です。背中に当たる部分は柔らかいパッドが敷かれているので荷物のゴツゴツ感を感じにくい工夫がされています。
さすがにヘヴィメタル系の人が持っていることは稀ですが、シックな色から明るいカラフルな色まであるので、子供から大人まで、そして男性でも女性でも自分に似合ったものを選ぶことができます。
爆発的に人気になった当初よりは衰えますが、現在でも使っている人をよく見かけるリュックサックです。
エコバッグの大流行到来。最終的にはやっぱり自国のブランドに戻る
2019年の夏あたりからビックリするほど流行り出したのが、以前にもブログ記事にしたことがある、マリメッコのロゴエコバッグ。
もう!これはフィンランドのメディアでも取り上げられるくらいの人気で、首都ヘルシンキに行けば必ずいくつかのエコバッグは目にしていました。
しかし、人気が出たのは女性の間だけ、と言ってもいいでしょう。
男性が持っているところは見かけません。
2020年、新年明けてからは前年よりも少しづつ人気は落ち着いて来ています。
番外編:キレイめスタイリッシュな女子が持つバッグ
日本では有名ハイブランド、例えばルイ・ヴィトンやエルメス、グッチなどのバッグを持っている女性は結構多いですね。
それも年齢層の幅は広く、今の時代10代から持っている女子もいるほど。
フィンランドではこれらのハイブランドバッグを持っている人は「稀」です。
滅多に目にすることはありません。
では、ハイヒールを履くようなキレイめでスタイリッシュを目指す女子、若い女性がよく持っていて人気なバッグは何かというと、
代表するところであれば
情報・写真引用:https://www.michaelkors.eu/en_FI -Oyager medium crossgrain- eather tote bag
マイケル・コース(Michael Kors)と言うアメリカのブランドバッグが上位に上がってくるでしょう。
これはバッグだけでなく、このブランドの財布を持っている人もよくいます。
しかし、このブランドは若い女性向けなため、熟年の女性が好んで持つことはないようです。
国によって流行りが違ってくるところ、面白いものです。
今回はファッションでもバッグに注目した流行りを振り返りながらピックアップしてみました。
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ショップコンセプト
1.フィンランド 北欧というと?
フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。
2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい
「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
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「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop
4.キートスショップの名前
「Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。
キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。
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