フィンランド、森のスポーツ・オリエンテーリングとは?

公開日:2020年5月27日  関連分類:

写真引用:https://www.suunnistusliitto.fi/

 

フィンランドの森を歩いていると時々見る木に吊り下げられた旗のようなもの。

 

何の意味があって取り付けられているのか不思議に思われる方も多いことでしょう。

 

 

実はこれ、オリエンテーリングと言われるスポーツには欠かせないマークです。

 

 

 

 

オリエンテーリングとは?オリエンテーションとは違うの?

写真引用:https://www.suunnistusliitto.fi/

 

「オリエンテーション」という言葉だと一度は耳にされたこともあるとは思います。

 

ですので「オリエンテーリング」とはハイキング兼、見学会ように思われる方もいらっしゃることでしょう。

 

 

しかし、これはれっきとしたスポーツ。

 

 

オリエンテーション:方向・方位を向く。例えば、仕事の研修などがありますね。

 

オリエンテーリング:方向・方位を定めそれに向かって走る。スポーツゲームのこと。

 

 

 

「オリエンテーリング」で使用するのは、地図とコンパスがよく使われます。

 

そして、あの森で見るマークはポイント地点。

 

 

地図で方角などを確認してからチェックポイントへ出来るだけ早く向かいます。

 

 

そしてあのマークがあるいくつかのチェックポイント地点を順番に巡って

 

出来るだけ数多く、そしていち早くゴールすることを競うスポーツ。

 

 

一見シンプルで簡単そうですが、

 

まず、地図を読めないことにはどうしようもありません。

 

 

身体能力だけではどうにもいかないのがこのスポーツです。

 

 

地図を見て方角だけ分かっていれば、、、とは限りません。

 

 

行先の途中で登れないような大きな岩があったりもするので、

 

いち早くチェックポイントまでの地図を把握し、ルートを決め、動き出さなければならない競技。

 

 

決して自分の知り得る土地で競技するわけではないので

 

どこに何があるか、自分自身の頭の中でコースを決めなければならないのです。

 

 

難しいようにイメージされるかもしれませんが、

 

実は子供から大人まで楽しめるスポーツ。

 

写真引用:https://www.suunnistusliitto.fi/

 

自然を楽しみながら家族で楽しむにももってこいのスポーツなのです。

 

 

チェックポイントのマーク、フィンランドではそれぞれ

選手として本格的に競ったりする時に多く使われるのが、

 

白とオレンジが目印の旗を使用することが一般的ですが、

 

 

趣味としてオリエンテーリングする時には、違うチェックポイントのマークを使うこともあります。

 

 

時には木にテーピングされているだけというのも見かけます。

 

(森の木の管理でマーキングされている場合もあり)

 

 

現在ではスマートフォンでチェックポイントに着いたことを記録できたりもするので、

 

IQコードがマークされていることもあります。

 

 

 

自然が多いフィンランドならではのオリエンテーションはいつから?

元々、このスポーツはスカンジナビアで生まれました。

 

19世紀、兵士のための訓練運動の一貫として始まったオリエンテーリング。

 

 

本格的にスポーツとして取り入れられたのは1897年のノルウェーで始まりました。

 

フィンランドで競い合うようになったのは1935年から。

 

 

国際的に有名になったのは60年代です。

 

 

一番最初の世界選手権、実は1966年にフィンランドで開催されたのですが、

 

その開催場所はハサミや観光所でも有名なフィスカルス(Fiskari / Fiskars)。

 

 

 

 

この競技に強い国上位はやっぱりスカンジナビア

この競技を知らない人には、

 

一体どれくらいの距離を走ることになるのか分かりませんね。

 

 

最初の世界選手権では、

 

男性レースで14.1km、女性レースは6.6kmでした。

 

 

実は長距離のものや、あえて暗い夜に競うこともあり、

 

時には冬場にクロスカントリーで行われたり、

 

数人のグループでのチーム戦など、種類は豊富です。

 

 

しかし、やっぱりこのスポーツの発祥がスカンジナビアということもあり、

 

この競技に強い国はフィンランドをはじめ、

 

ノルウェーやスウェーデンなどの国が上位を占めます。

 

 

実はなかなか地味なスポーツでもある

他のスポーツでは観戦者がいて見ている応援する側も楽しめることがほとんどですが、

 

オリエンテーリング、これはなかなか難しい問題があります。

 

 

なにせ選手はどのルートを走るかも予測つきませんし、

 

頑張っている姿を見ること自体難しい話です。

 

 

選手は一人きりで森のなかを走ることも普通にあるので、

 

自分との戦いでもあります。

 

 

以前、オリンピックの正式競技にするかという声が上がりましたが、

 

そういった問題もあり、なかなか難しいものなのだそうです。

 

 

 

 

日本でもオリエンテーリング、皆さんの知らないところで競技されています。

 

趣味としてももちろん楽しめるスポーツ。

 

 

自然の中でも都会の中でも楽しめるのがこのスポーツの良いところです。

 

 

情報・引用:https://www.suunnistus.fi/

情報・引用:Suomen Suunnistusliitto

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