フィンランドの保育、幼児教育 5分でわかるフィンランド

公開日:2017年10月25日  更新日: 2019年11月30日 関連分類:

※本記事はヘルシンキ市が出資して運営されている情報サイトInfopankki.fiに掲載されている情報に基いて製作させて頂いております。

 

フィンランドの教育は世界著名です。それは小学校、中学、高等教育のみならず、実に幼児教育にも良いシステムができています。

 

今日はその概要をご紹介させて頂きます。

 

 

フィンランドの保育、幼児教育システムはどんな感じ?

フィンランドでは保育や幼児教育のことを「Day Care(Päivähoito)」と言い、「昼間のケア」という意味です。

 

デーケア(Day Care)は自治体が運営する方式、私立施設と家で行うという三つの種類があります。

 

通常フィンランドでは親の育休が赤ちゃんが9ヶ月になるまで取得できます。デーケアは基本的に子供が9ヶ月になってから受け入れます。

 

デーケアの内容は小学校入学前の子供を対象に設計され、幼児の保育だけではなく、幼児教育も含められています。

 

トレーニングの受けた教師や看護師のみが保育や教示教育を行います。

 

 

自治体が運営する方式にも3種類があります。

一つは「Day Care Center(päiväkoti)」です。いわば保育園ですね。この方式は人口が集中する大きいな町に多いです。

 

二つ目は「グループ・ファミリー・デーケア」です。複数の家庭の子供を数人合わせて一緒に見ることです。一つのグループには3~4名のスタッフがいて、一人のスタッフは最大4名の幼児を見ます。(恐らく人口の少ない町や村で利用されるでしょうね)

 

最後は「在宅保育」です。つまり、ベイビーシッターですね。スタッフが家に派遣され、最大4名までの子供を見ます。

 

親が仕事若しくは学生をしていれば子供は入園(デーケアサービスを受ける)する権利をもらえます。

 

費用は親の収入、家族の大きさ、預ける時間の長さによって変わりますが、最大毎月290ユーロまでと決まっています。

 

兄弟を一緒に預けていたら割引をもらうことができ、収入が低ければ無料でデーケアサービスを受けることもできます。

 

※入園の4か月前に申請することが必要です。

 

私立の保育園に入園すると払う費用は高めになるかもしれませんが、フィンランド社会福利局(Kela)から補助金が出るので、公立と結果的に費用の面ではあまり変わらないそうです。

 

保育の時間は基本的に朝から午後までで、親の仕事や授業の時間によって合わせることも可能だそうです。

 

 

フィンランドの保育園で子供は何をしているの?

子供たちはフィンランドの保育園で様々な活動をします。

 

ゲームを遊んだり、スポーツをしたり、音楽を聴いたり、粘土などの手工芸をしたり、ちょっとした外出や遠足をしたりします。

 

子供たちはお昼寝したり、休んだりすることもできます。

 

これらの活動の中で子供たちは自然に社交能力を学び、自分のことを認知し、他の子供たちから学ぶこともできます。

 

もし子供の母国語が外国語であれば、保育園ではフィンランド語もしくはスウェーデン語にて保育を受けます。一部の保育園では英語などの外国語で保育してくれるところもあります。

 

とは言え、フィンランドの保育園は学校ではないので、教科もなければ授業がされることもありません。

 

子供たちは一日中遊ぶことの中から様々なことを学びます。

 

食事について、子供たちには一日中に朝ごはん、昼ごはんとおやつの3食が出されます。

 

飲食の内容物に制限があったり、宗教や他の理由によって注意することがあればデーケアの先生は対応してくれるそうです。

 

 

最後に

筆者自身に子供がいなく、直接フィンランドの保育園に接触するチャンスがあまりないですが、子供のいる友人の話によると、入園が簡単で費用がほとんど負担にならない程度ですごく助かっているそうです。

 

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