二日酔いの主な症状、吐き気・頭痛・全身のだるさ・不快感などなどその症状は人によって、またその時によって様々ですが、この辛い経験をされた方はとても多いのではないでしょうか。
つい先日、世界初!!フィンランドの研究によって、この辛い二日酔いの症状をかなり軽減する物質が発見されました。
しかも!それは既に、栄養補助食品として販売さてれいるものだったのです!!
- その物質とは何なのか?
- そして、どのタイミングで服用するのが効果的面なのか?
- フィンランドはどのように研究を行ったのか?
これらについて書いていきます!お酒大好きな方は特に必見!!
二日酔いに効くのはどの物質?
お酒好きな人が多いフィンランドならではの研究とも言えるでしょう。笑
でも、ちゃんとした真面目な研究です。しかも世界初の発見なのですよ。
Alcohol and alcoholismという学術雑誌で発表された研究で、フィンランドのヘルシンキ大学と東フィンランド大学の研究者たちが発見したものです。
彼らたちは、アミノ酸の一種であるL-システインという物質が二日酔いの症状を軽減するということをこの研究で発見し、見出したのです。
この研究この研究に携わる、大学の講師であり公衆衛生学の准教授であるPeter Eriksson氏は研究結果が世界にどのような影響を与えるのかと興奮しています。
彼もまた自身でこのアミノ酸L-システインという物質が二日酔いに効くのか試したそうで、「かなりいい感じに効いたんだよ!」と彼は答えています。笑
真面目な二日酔いに効く研究はなんだかんだで被験者も大変そう。笑
この研究では、L-システインと二日酔い症状軽減との間に、統計的からして有意な関連があることが分かりました。
二日酔いのタイプには様々な症状がありますが、これが全てのタイプの症状に同じ効果が観測されたのです!
この研究では二重盲検試験が行われ統計が取られています。
二重盲検試験とは、(ダブルブラインドテスト/DBT)とも言われますが、これは数ある中の試験の一つで、治験実施の関わる全ての人が、全くもってどんな物質や薬などを投与するのかを知らずに行われる方法です。
被験者は3つの会に分けられアルコールを消費し、それに加えて合計プラセボ、600mgL-システイン、そして1200mgL-システインを含む錠剤をそれぞれ分けて摂取しました。この錠剤にはビタミンも含まれていたとのこと。
更に研究では被験者が摂取するタイミングや量も細かく分けて統計を出し、
例えば、3回に分けて摂取のした場合、そして6回に分けての200mgの錠剤を摂取した場合とそれぞれ2回に分けて行われました。
被験者の消費する純アルコール量は、体重に比例した量を摂取するという設定で行われ、
例えば、体重が75kgの男性だと純アルコール量を112gと定めました。
これは一般的にサーバーで9杯以上のお酒の相当するとのこと。
フィンランドではこれより多くの量は研究に使用されないことが多いようです。
しかし、やっぱり「酔っぱらう」というのも人それぞれなのか確かです。
一部の被験者についてはアルコールを全て消費する前に体調が悪くなったため、その被験者たちのデータは取らなかったとのこと。
こう聞くと、当然真面目なこの研究ですが、陽気にワイワイと楽しい研究だったとは言えなさそうですね。泥酔いの方を管理するの大変そう。笑
データ測定の方はというと、被験者の呼気のアルコール含有量とアルコール代謝物の濃度を測定。
これに加えて、彼らは翌朝にまたアルコールを飲んだ後、二日酔いの症状の重症度を評価するためにアンケートに記入したとのことです。
L-システインはどのようにして二日酔いに効くのか?
L-システインは、エタノールの最初の代謝産物であるアセトアルデヒドと反応します。
アセトアルデヒドは有毒なもので、発癌性であることに加えて二日酔いの症状の大部分を引き起こします。
今回このフィンランドの研究では、L-システインと二日酔い症状の軽減との間に統計的に有意な関連があることがわかりました。
同じ効果がすべてのタイプの二日酔いの症状である、頭痛・吐き気・ストレス・不安などがL-システインによって軽減されたと観測されました。
二日酔いに効く物質L-システインはどこで手に入る?どのタイミングで摂取すればいい?
冒頭でも少し触れましたが、この二日酔いの症状を軽減させる物質L-システインは、
- 通常の健康食品店
- 薬局
- 品揃え豊富な食料品店
などで、栄養補助食品として販売されています。
商品のパッケージの裏をよく読んでみるか、店員・薬剤師に効いてみましょう。
店舗で販売されている栄養補助食品には、さまざまなビタミンが含まれている場合があります。
しかし研究によると、活性物質は具体的にはL-システインであると、ヘルシンキ大学数学自然か学科の化学科の大学講師であるMarkus Metsälä氏が答えています。
L-システインはアミノ酸の一種ですが、アミノ酸は200mgおよび500mgのタブレットで販売されていることが多く、
Metsälä氏によれば、翌日の二日酔いを緩和したい場合は、アルコールを飲みながら錠剤を服用する必要があると言います。
また、研究者であるEriksson氏によると、最も効果的なのは飲酒中に出来るだけ多くの錠剤を摂取することによって得られるとのこと。例えば、各ドリンクの前に1錠。
ちょこちょこと合間を開けて摂取するのがポイントだそうで、
アルコールを飲む前に一度に全ての量を摂取した場合、物質が機能を停止する時間があるため、効果はそれほど大きくはないようです。
1日の摂取量にも気をつけておこう
研究の結果では、L-システインの高容量が二日酔いをより軽減することを示しました。
先ほども「出来るだけ多くの錠剤を摂取」とも研究者のEriksson氏は答えていますが彼は、
1200mgを超える服用は推奨していません。
更に、1日に4000〜5000mgのL-システインを摂取すると、悪影響がで始める可能性があるとも。
アミノ酸を摂取することの影響は個別のものではあります。
しかし、「ほどほど」というのがやはり何事にも大切です。
二日酔いの症状を軽減する物質、世界初の発見、そして研究。
この研究の継続についてはまだなんとも言えないようですが、この種の研究は骨の折れるものであり、かなりの資金を必要とするようです。
今回のこの研究にはL-システインを含む栄養補助食品を販売しているフィンランドの会社Catapult Catによって資金提供されたとのこと。
二日酔いになってしまったのならしょうがないですが、、、それ以前に、お酒に飲まれない様に気をつけたいものですね。笑
情報・引用:Helsingin Yliopisto -Aminohappo vähensi krapulaoireita
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