よく、海外に行くと「自分の生まれ育った国のことについて質問を受ける」というのはよくある話。
「人口は何人?面積は?」
そんな質問ではありません。
実際、多く受ける質問は、思ってもみないことだってあります。
そう、日本人にとっては当たり前のことが外国の方からすると不思議に思えることもあるんですよね。
そんな、改めて考えると日本人であるにもかかわらず
「そう言われると、、、なぜだろう?」
と質問に答えられないことも過去ありました。
今まで私が受けた質問や面白エピソードを今回はピックアップしてご紹介します。
日本の歴史の流れはわかる、だが外見に疑問
フィンランドの学校ではプレゼンテーションが大好きな国です。
フィンランドで学生をしていた頃、歴史の授業で
「自分の国の歴史を簡単にプレゼンしてくれないか?」
と言われ、簡単かつ、誰でも分かりやすく画像も使って説明することにしたのです。
やっぱり、外国の方は日本の侍の時代に興味があったようなのですが、
日本のみなさんご存知、有名な武将、豊臣秀吉や織田信長の画像などを見せたところ、、、
写真引用:https://en.wikipedia.org/
「なんで皆んな、そんなに肩が大きく見える服を着てるの?」
まさかの質問にまともに答えることもできず、
「当時の着物は少しオーバーサイズに見えることもある…」
とかなんとか言ってその場をしのいだ思い出があります。泣
アニメが好きでよく見るけど、よく見るシチュエーションに疑問
フィンランドでも、日本のアニメファンは意外と多いモノです。
中にはアニメのコスプレを趣味としている人も多く、大きなイベントもフィンランドでは年に何度か開催されるほど。
当時、同じクラスメイトの中に「日本のアニメが好きなんだ」という男の子がいました。
特に、日本でも人気アニメ「ワンピース」が好きなようで、毎週楽しみに更新されるのを見ているのだとか。
そこで、彼からの質問です。
「どうして、アニメの男キャラクターは時々鼻血を出すの?」
そう言えば確かに、アニメの男キャラクターは可愛い女の子を見ただけで鼻血を出すシーンがよくありますね。
「あれは、、、「のぼせた」という意味なんだと思うけど、それがどうしてかはわからない」
と、またもやスッキリしない回答をしてしまったことがあります。
とっさに聞かれる質問に、すぐさま答えることができなく聞かれた方も何だかモヤモヤしてしまいます。
サンタクロースは日本語で何というのか知っていますか?
移民学校にて、フィンランド語の基礎コースを1年間勉強していたときのことです。
移民学校なため、フィンランドに移住してきた色々な国の生徒がいるクラス。
時期は12月でした。
授業ではフィンランドのサンタクロースの話をしていた時期ですね。
そんなとき、
「サンタクロースはフィンランド語でヨウルプッキ(Joulupukki)というけれど、自分の国ではなんというのかグループで話し合いましょう」
とのこと。
辿々しいフィンランド語でクラスメイト皆それぞれ
「私の国ロシアでは〜」
「タイでは〜」
「ブラジルでは〜」
と、それぞれの国で言い方が違うのですが、
私が
「日本ではサンタクロース」
と当たり前のように答えると
「いやいやいやいや、違うよ!英語じゃなくって日本語で何ていうの?」
と皆んなに返されたことにびっくり。
「いや、日本でもサンタクロースなんだ」と押し返すと
「コイツは質問の意味がわかってない」と思われたもよう。
更には「メリークリスマス!」というのも各国色々な言い方があるようなのですが、
やっぱり日本語は英語と同じで「メリークリスマス!」になります。
ここでもやっぱり
「だから英語じゃなくって日本語ではなんていうの?」
とこのやりとりが長く続きました。
その後、やっぱりプレゼンテーションが大好きなフィンランド。
「全てフィンランド語で、自分の考えたテーマで5分間のプレゼンテーションする」
という課題があり、みんなの前で発表する機会がありました。
そこで、コロンビア人のクラスメイトが選んだテーマは「サンタクロース」。
プレゼンの画面が大きく映し出されるホワイトボード。
そこには彼自信が調べたであろう、
各国の言葉でサンタクロースとはどんな風に呼ばれるのか、20か国ぐらいの一覧がありました。
- アメリカではサンタクローズ Santa Claus
- ドイツではヴァイナハツマン Weihnachtsmann
- スペインではパパノエール Papa Noel
- ・・・・・
あれだけ皆んなと言い争った、日本語のサンタクロースを彼はやっと理解しただろうと思い、
一覧から日本を探すと、
まさかの、、、
ありえない、、、
「日本(Japani)」の隣には
J I Z O
とだけ書かれた文字。
残念すぎる。。。
どうやって彼が「地蔵」にたどり着いたのかは不明です。笑
海外フィンランドに長く在住すると必ず通る道
海外に長く住むにあたって、色々な書類を提出する機会があります。
それは、日本で学んだ学校の卒業証明だったり、在職証明書だったりなど。
しかし、そこに書かれているほとんどの日付、年月日は昭和・平成・令和などの和暦で記載されています。
その和暦が海外では通用しません。
ですので、その和暦の説明、そして場合によっては歴史にまで話が広がり説明しなくてはならないことも。
英訳された書類があるならまだ問題はないかもしれませんが、
書類の原本と和訳が同時に必要であり、更に和暦の年がアラビア数字で書かれている場合は、
「この数字は何?」
と聞かれる場合が稀にあります。
外国の方たちと触れ合うことによって、自分の国である日本の思わぬ不思議に驚かされることや気づかされることもあります。
今の時代、インターネットを使えばすぐに答えは出てきますが、それでも難しいことは確かにあります。
みなさんは、絵の中の武将がどうして肩が大きい服を着ているのか、聞かれたら答えれますか?
関連記事
お薦めの北欧スポンジワイプ
是非水回り、テーブル拭きなどにご活用頂きたいです。
ショップコンセプト
1.フィンランド 北欧というと?
フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。
2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい
「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。
3.運営に「誠実」と「感謝」
「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop
4.キートスショップの名前
「Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。
キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。
キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら)